タイトル、単純です…
18人の監督が18話の恋愛模様などを1話5分で作り上げたオムニバスです。
僅かな出演時間にもかかわらず、名優さんたちが登場しています。
パリの観光案内的なものを想像していましたが、出てくるのは大きな観光地そのものではなく、パリの18の街角、公園、広場など、団体観光客は行かないような場所が多いです。
私は18話の中では「バスティーユ」、「カルチェラタン」、「14区」が好きかな。
どれも年配者が主人公です。
その「14区」は、憧れのパリに一人旅でやって来たアメリカの中年女性のお話。
初めての国で気ままな旅、開放的で楽しいけど孤独感も。
公園のベンチで1人パンを食べながら、パリの人々がくつろぐ様子を見て、不思議な感情が湧いてくるのが、何だか共感できちゃうのです。
短編集なので観ている方も、根を詰めずにお気楽に楽しめると思います。