今からちょうど50年前、1957年製作の映画です。
原作はアガサ・クリスティーの法廷サスペンス。
サスペンスというと、普通は「これからどんな恐ろしい事がおこるのだろう。」とドキドキですが、
何故かこの映画は最初からワクワク
たぶん、病み上がりの老弁護士とお付きの看護婦の夫婦漫才(?)のせいでしょう。
小ネタもたくさんで(ほとんどが弁護士の病気ネタですが)、サスペンスなのを忘れて笑っちゃいます。
とにかくこの映画はひっくり返りの連続。最後の最後までです。
エンドロールで「この映画を観ていない人に結末を言わないでください。」と流れますが、あらすじを書くのもためらわれます。
ただ、『情婦』というタイトルはちょっとね…
推理小説好きの少年少女にも充分楽しめる映画だと思います。