2010/04/23
「あたし携帯見なかったしね。」
「いやっ!携帯見るのは別にいいんだけど、毎日疑われたりケンカしたり束縛されすぎて、しんどかった。」
「私の方が、まだマシだったでしょ?!笑」
「いやいや!比べたら、お前に失礼!!
・・・やっちゃいけないことだけど、ずっとはぐと比べちゃってたよ。
なんでフッちゃったんだろうって。
付き合ってたときは当たり前すぎて気付かなかっただけで。
あれが幸せだったんだなーって、ずっと思ってたよ。」
そんな今更。
そんなこと、はぐだって思ってた。
別れてから、ずーっと思ってた。
なんであの幸せを大事にできなかったのか
手放したくなかったものはなんだったのか
別れてから気付くことが多かった。
戻れるものなら戻りたいと何度も願ったし
後悔してもしきれなかった。
でも、それを乗り越えて
さぁとはぐは、それぞれの道に進んだから。
今の2人にとったら、もぉ過去の話だから。
「今更―。」
「なっ。後悔してたんだけど、自分がフッちゃったから悪いなぁとも思ってた。」
「まぁね、地元に戻りたいって思ってくれただけでいいよ。
たださ、さっきはいいって言っちゃたんだけど、やっぱり皆の番号教えるのは今度でもいい??」
「??」
「あたしが勝手に教えちゃいけないと思うし、来週GW飲みあるから、
そのとき皆に聞いてみて、教えてもいいよって人の分だけ教えるね。」
「じゃぁいいや!」
「??」
「俺、直接みんなに会って謝りたいから。
GW飲み行って、事情を説明して謝って自分で皆に聞くから、今は教えてくれなくていい!」
自分で直接、謝りたいって言える人で良かった。