あれから一年...耳下腺腫瘍摘出手術から一年経ちました。 | 甘えん坊兄ちゃんとワガママ娘&可愛い次男くんの日々の出来事♪&35歳で宣告された耳下腺癌(腺様嚢胞癌)の記録

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毎日の出来事や子供たちの様子など、日々の生活を日記として書いています☆
そして2015年4月に耳下腺の腺様嚢胞癌と告知を受け、病気のことも書いていきたいと思っています。

一年前の今日
右側に出来た耳下腺腫瘍摘出の手術を受けました。


一年前の今日は...
顔面麻痺が出る前は...

一年前の気持ちが蘇ってきました。


私の場合は
右耳下腺腫瘍が顔面神経の奥側、
深葉部分にあるので
顔面麻痺が出る確率が高いこと、

造影剤MRIの結果から
私の耳下腺腫瘍は
良性の確率のほうが高いけど、
グレイで
悪性の可能性も否定出来ないため、
もし術中の迅速病理結果で悪性と出たら、
顔面神経ごと腫瘍を取り出し、
右足から神経を取って
その神経を顔面神経に移植するということを
伝えられていました。

耳下腺に腫瘍があると分かってから
引きこもりがちになり
お友達と出かける気力もわかず、
精神的にも沈んだ毎日で、

今思えば
顔面麻痺になる前に
もっとお出かけしたり、
家族写真をいっぱい撮っておけばよかったと...
後悔だけど...

あの時はあの時で精神的にも
いっぱいいっぱいだったんだよね。。。

子供たちがいるから
ご飯も作って、子供たちの支度してってしてたけど、
子供たちがいなかったら落ち込んで寝てばかりの毎日だったかも...


一年前の今日、
右耳下腺腫瘍の摘出手術を試みたけれど、
私の耳下腺腫瘍が顔面神経を
ボンレスハムのように圧迫して出来ていたため
腫瘍を取るなら顔面神経も切らざるを得ないような状況だったらしく、
手術中の迅速病理検査では良性の多形腺腫だろうということで
当初予定していた耳下腺腫瘍で良性だった場合、顔面神経の奥にあると思っていた腫瘍が
思いっきり顔面神経と絡んでいたため、
腫瘍を摘出すると、
一生顔面麻痺になる確率が高いので、
良性でも摘出するか...

それとも、年齢的にもまだ30代だし、
腫瘍を摘出して顔面麻痺になるよりは
良性だから
このまま腫瘍をおいておいて定期検査でフォローしていくか...

手術中に旦那さんと母が手術室に呼ばれ、
先生からどちらかに決めてくださいと言われたそうで...


旦那さんは人生で一番の究極の選択だったと言っていました。

耳下腺腫瘍を取らず、そのまま閉じると
ずっと苦しんでいた痛みは残ったままかもしれない...

耳下腺腫瘍を摘出すると顔面麻痺になる確率が非常に高いので、
顔の右側は動かなくなる...


母は、あれだけ痛みに苦しんでいたんだから
麻痺が残っても腫瘍を取ってしまったほうがいいのではないか...

という意見。


旦那さんは、やはり顔面麻痺になるのは辛いし、
良性なら置いておいて定期的に経過観察したのでもいいのではないか...

という意見。


本人の私は全身麻酔で眠っているから
確認も取れないし...


先生の意見からは
まだ30代で、腫瘍が良性なら
麻痺が残るよりは
このまま残して様子をみてもいいのではないか...

ということで
旦那さんは腫瘍を取らず、
そのまま傷口を閉じることを選択しました。



私は麻酔から目が覚めて、
そのようなことが起こっていたとは知る由もなく


悪性だったら右足から神経を取って移植しているので、
意識が戻ってすぐ右足を動かして確認。
ちゃんと動くし痛くないし、
悪性じゃなくてよかったぁ〜と一安心。
腫瘍は良性で取れたんだ‼︎

と思ってたのに...

まさかの腫瘍を取らず
病理分だけ採っただけで
そのまま残して閉じていたとは。。。

この時の手術で
顔面神経近い神経を触ったため
右側にすでに
目が閉じきれない...
口角もあがらない...
右側は全く動かなくなっていましたが
顔面神経を切った訳ではないので
時間はかかるが
少しずつ戻ると言われていました。

残して閉じたけど
良性が悪性になったりしないのか...
この時は本当に良性でよかったと安心してたけど

どうしてこんなところに...
顔面神経に絡んだように出来てしまったのか...

普通は顔面神経より皮膚に近い浅い部分にできることが多いのに...
なんで私はこんなところに出来てしまったのだろう...


いろいろな想いはありましたが
良性ということで
この時は安心してたのに...

まさか後に
人生重大告知をされるとは
この時は思ってもいませんでした。