おはようござます、

土浦花火が終わり今年も当方は脱力感に覆われています。来年の土浦花火までの368日を待ちわびております。

ただ、今年も当方は11月にえびす講(長野)が控えておりまだまだ花火モードです。


土浦花火の審査結果の評です、

今年は一週間前から雨予報で前日の段階で終日雨予報、当日の昼ころまで小雨となっておりました。15時くらいから曇り空のままでしたが雨はなく、風は北の風2mと絶好のコンディションでした。


10号玉の部は、野村花火工業が誰もが認める完全な五重芯を見せつけ優勝。四重芯を成功させた紅屋青木煙火店、芯無し万華鏡の斎木煙火本店が文句なしの上位となりました。小口煙火の芯無し広がりを見せる大玉も人気でした。また時差式発光を使った玉が見られるなどテクニックの向上も目立ちましたが、途中盆が崩れるものが多数あり優劣がはっきりした部門でした。


創造花火の部は、桟敷席の歓声度合から芳賀火工が一番人気でしたが、こちらも時差式発光の小松煙火工業のカメレオンボールが優勝し大曲・土浦での10号玉の不完全燃焼を払しょくしました。近年圧倒的な強さを見せる北日本花火興業や4年ぶり参戦の時差式のマルゴーも見せ場を作りました。こちらも優劣のはっきりした部門でした。


スターマインの部は、何度もお伝えしているとおりルール変更からワイド感を見せることが出来き今年もハイレベルでした。安定度抜群の紅屋青木煙火店は4年ぶりの優勝で新ルールを最大限に活用しトラででハートを表現するなど文句なしです。パステルカラーの山梨県勢は斎木煙火本店がつづきました。大本命の野村花火工業は大曲で使用した玉を避け危なげない盤石のものでしたが三番手となりました。

予想どおり時差式発光が主流となった大会でテクニックを競うすがすがしい部門でした。


内閣総理大臣賞は、紅屋青木煙火店に決まり待ち望んでいた他県の有力煙火業者(16回中3度目)へとなりました。野村花火工業でも異論は少なかったと思いましたが、今年の審査結果には敬意を払いたいと思います。