2月 如月(キサラギ)
2月(にがつ)はグレゴリオ暦で年の第2の月に当たり、
通常は28日、閏年では29日となる。
他の月の日数が30または31日なのに対して、
2月だけ28または29日なのは アウグストゥスが紀元前8年、
8月の日数を30日から31日に変更し、
そこで不足した日数を2月から差し引いたためである。
それ以前のローマ暦では、年初は3月であったため、
単に年末の2月から日数を差し引いた。
欧米での呼び名である February は、
ローマ神話の フェブルウス (Februus) をまつる
祭りから取ったと言われている。
「節分」は「せち分かれ」とも言い、本来季節の変わり目、
すなわち立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す言葉です。
特に現在は立春の前日(2月3日)を「節分」と言い、
豆をまいて悪疫退散や招福の行事が行われます。
豆まき「まめ」は「魔目」「魔滅」。
鬼に豆をぶつけて追い出そうという意味です。
現在でも、節分には家庭や寺社で「鬼は外、福は内」 と、
唱えながら豆まきをして厄除けし、幸せを願います。
★ 恵方巻き ( 本年の恵方は「北北西」 )
恵方巻、恵方巻き(えほうまき)は、
節分に食べると縁起が良いとされる太巻き、
またはそれを食べる関西(大阪を)中心とした風習。
別称として「丸かぶり寿司」「恵方寿司」「招福巻」「幸運巻」「開運巻き寿司」
などと表現されることもあります。
最近は関東でもこの恵方巻きを食べる方が多くなっているようです。
2月の最初の午の日が「初午」です。
稲荷神社の総本社・伏見稲荷大社の祭神の稲荷大神が、
奈良時代の711年(和銅4年)2月の初午の日に
稲荷山に鎮座したという言い伝えにちなみ、
全国各地の稲荷神社で祭礼が行われます。
初午の祭礼は、家内安全・商売繁盛を願う人でにぎわい、
参拝者はお守りの杉の小枝を持ち帰り、豊作や幸福を祈願します。
稲荷神のお使いであるキツネにちなみ、
油菓子や油あげをお供えしたり、食べたりする風習もあります。
立春は、冬至と春分の間の2月4日頃に当たります。
また、この日から雨水(2月19日頃)までの期間を 立春と呼ぶこともあります。
立春は冬と春の分かれる節目の日である「節分」の翌日で
「寒さがあけて春に入る日」いわば春の初日です。
★ 春一番
立春後はじめて吹く南寄りの強風が「春一番」です。
気象庁の定義では、立春から春分の日の間に、
日本海低気圧によって、 南寄りの最大風速8m以上の強い風が吹き、
気温が上昇する現象を指します。
以降、2回目、3回目の同様の強風を 「春二番」「春三番」といいます。
2月8日と12月8日は針供養(はりくよう)の日。
使えなくなった針に感謝を込めて供養します。
地方によって、どちらか一方の日に行うところも、
両日とも行うところもあります。
折れたり、曲がったりして使えなくなった針を集め、
豆腐やコンニャクなどの柔かいものに刺したり、紙に包むなどします。
それを神棚に供えたり、神社に納めて供養し、針仕事の上達を祈ります。
使える針もこの日は手にせず、 女性は裁縫を休みました。
2月8日は「御事始め(おことはじめ)」、
12月8日は「御事納め(おことおさめ)」の節目でもあり、
針仕事を休む日とされていました。
日本では、実際の建国日が明確ではないため、
建国神話を基に、建国を祝う日として
「国民の祭日] と、定められました。
海外などでは、バレンタインデーには、
男女間だけでなく家族や友人に カードやプレゼントを贈りあうのですが、
日本では女性から男性へチョコレートを 添えて愛の告白をする日として定着しています。
そもそもチョコレートを贈るようになったのは、
「メリーチョコレート社」が伊勢丹で販売したことが きっかけで
これほどのビッグイベントとして定着しました。