イライラする答え | トホホでウフフな着物日記

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ごく普通のわけあり主婦が、思いがけず専門学校で着付講師をやることに。さらには卒業衣裳レンタルと浴衣販売サイト『おしゃれアカデミー』を起ち上げてしまいました。いろんな学生やお客様との素敵な出会い、愛猫の素行、笑える介護等、毎日起こるトホホやウフフをご紹介。

2月7日(日)晴


イライラする答え


 土日のテレビは1週間の出来事をふりかえる番組が多い。ほとんどのコメンテーターが、自分が発言しなければならないのに、
「そうですね・・・」
と意味のない言葉をつけてから話している。また、スポーツ選手やタレントも、成績のことや抱負等、何を聞かれても
「そうですね、それは・・・」
とまず「そうですね」から始める人が多いので、「そうですね」をつけるのがかっこいいのかと思っていた。
 しかし、「そうですね」は、相手の話に共感するときに言う言葉だと思うのに、どうして質問の答えをいうときの最
初に「そうですね」から始めるのか、どうもなじめない。

 地方ではそんな人はいなかったから、東京の人や有名人が言うのだと思っていたが、これはどうも、すぐ答えが浮かばないときの単なる時間稼ぎに過ぎないのかもしれない。


本日のトホホ


 「そうですね」が癖になっているような人は、頭の回転が遅いのだと見なしていたが、大記録をうちたてた選手や、数々の賞をもらった俳優や学者でも、「そうですね」をつける人が多い。話す材料のない凡人ではないのに、これはどうしてか。聞き手に対していきなり本題で答えるよりワンクッション柔らかくなると思っているのか、言葉を選んでいるのか
 いずれにしても、無意味な「そうですね」を聞くたびに、イライラする。


 もっとイライラするのは、話している途中で「何でしょう・・・」と自問自答になる人。例えば某イケメンタレント
「あなたはきれい好きだそうですね」
と聞かれて
「そうですね。風呂場やトイレの掃除もしますよ。何だろう。やったあとの爽快感かな」
ああ、そうかい。風呂場やトイレが少々汚れていても、命にかかわることはないし、私はお客さんが真っ先に入る玄関
とリビングを何とかするのがせいいっぱいで、そこまで手が回らない。それより、待ったなしの介護や仕事を優先しなければならないから、「そうですね」とか「何だろう」なんて悠長なことを言っていられない。


本日のウフフ


 もっと気にいらないのは、年齢や恋人の有無を聞かれても
「ご想像にお任せします」
とにやにやしているタレント。じゃあ、どんなひどい想像をしてもいいのかい。
 もし私がトーク番組に出るような有名人になって、
「あなたはどうして着物の仕事をするようになったのですか」
と聞かれたとき、
そうですね。何でしょうね。ご想像にお任せしますわ。おーほほほ」
と言ってみたい。