倒産情報//「東京・長崎」(旧:株式会社ジョイフルサン)特別清算開始決定 | 人生の水先案内人

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ジェイエス整理株式会社

(旧:株式会社ジョイフルサン)

長崎の老舗スーパー「ジョイフルサン」の元・運営中核企業
特別清算開始決定受ける
TDB企業コード:850072019

負債30億1000万円

「東京・長崎」 ジェイエス整理(株)(旧商号:(株)ジョイフルサン、資本金5000万円、

登記面=東京都千代田区大手町1-8-1、代表清算人宮崎靖久氏)は、

 

1月19日に東京地裁より特別清算開始決定を受けた。 
 

申請代理人は綾克己弁護士(東京都千代田区大手町1-8-1、ときわ法律事務所、

電話03-3271-5140)。 

 当社は1959年(昭和34年)9月に(株)アサヒストアーの商号で設立、生鮮食品を主体としたスーパーストアを展開していた。

 

71年2月には店舗運営を担う(株)アサヒストアー(後に(株)ジョイフルサンショッピングプラザへ商号変更)を設立し、当社は同社に対する不動産賃貸業へ業態変更のうえ、商号を(株)アサヒへ変更、さらに、72年には住吉店の運営を別途設立した(株)アサヒショッパーズプラザ(後に(株)ジョイフルサンストアへ商号変更)に分離して傘下に収め、グループの中核企業として成長を図ってきた。

 

89年には(株)ジョイフルサンへ商号を変更し、グループの年売上高はピーク時で約150億円に達していた。 

 しかし、競合他社の出店ラッシュに加え、デフレ経済下の消費不振等で子会社の業績低迷が続き、2008年1月には主力金融機関がサービサーへ債権を譲渡。

 

その後、中小企業再生支援協議会も交えて、サービサーや金融機関と債務カットや返済リスケジュールの協議を進めていた。

 

こうしたなか、2016年2月に上記2子会社の事業を当社に集約(両社とも同年6月に吸収合併し解散)のうえ、スーパー事業については同年9月に(株)ジョイフルサンアルファ(2016年5月設立、資本金1000万円、長崎市滑石3-8-10、代表近藤陽介氏)へ会社分割により譲渡。

 

当社は現商号へ変更のうえ、本店を長崎市内から現住所へ移転し、事業移管後に社有不動産の売却や債務免除の交渉を手がけ、同年11月30日開催の株主総会決議で解散していた。 

 負債は債権者約10名に対し、約30億1000万円。 


 なお、スーパー事業を譲り受けた(株)ジョイフルサンアルファのもとで各店舗とも営業を継続している。 

 ※代表清算人の崎の字は、正しくは大の部分が立(立つ崎)です。