歌手のさだまさしさんが26日、鳥取中部地震で被害を受けた倉吉市で
「被災地とっとりコンサート~がんばれ鳥取中部~」を開き、被災者を励ました。
クリスさん(右)も駆け付け、被災者を励ましたさださん=26日、
倉吉市上灘町の上灘小
さださんが2015年に設立した「風に立つライオン基金」の災害支援活動として
実行委(河合鎮徳代表)が実施。
避難所になっていた会場の上灘小(同市上灘町)には被災者ら約千人が集まり、“まっさん”コールの拍手で迎えられたさださんは「案山子(かかし)」や「吾亦紅(われもこう)」「秋桜(こすもす)」などおなじみの曲を計8曲披露した。
曲の合間には冗談を交えた話で会場からは笑い声が沸き起こり、「普通に生きられることはありがたいこと。皆さんも元気でいてください」と励ました。
訪れた人たちは口ずさんだり、涙をぬぐう姿も見られ、ギターの音色と美しい歌声に聞き入っていた。
サプライズで歌手のクリス・ハートさんも登場し、会場を沸かせた。
また、復興に役立ててほしいと、同基金から支援金の目録が石田耕太郎市長に手渡された。
自宅が被害を受けた男性は「さださんの歌声で元気をもらった」と感動していた。