(米東部時間10時15分、コード@CHMT/U
)26日の米株式市場で化学メーカーのケムチュラが急伸して始まった。
一時、前週末比4.55ドル(16.1%)高の32.73ドルと52週(過去1年)の高値を更新した。
25日にドイツの同業ランクセスに身売りすることで合意したと発表。
1株当たりの売却額にさや寄せする形でケムチュラ株には買いが膨らんだ。
ランクセスはケムチュラの株主に対し、1株当たり33.50ドルを支払う。
23日のケムチュラの終値に18.9%のプレミアムを付けた。
総額は約25億ドル(2520億円)に達するという。
各国当局の承認を経て2017年半ばの売却完了を見込む。
ケムチュラのクレイグ・ロジャーソン社長兼最高経営責任者(CEO)は
発表資料で「より大きく、より強い世界的企業の一部となることで我々の
株主にプレミアムバリューを提供すると同時に、顧客や社員にも有益となる」と述べた。