玉葱
玉葱の切り替わりの時期になってきました。
玉葱といえば北海道
確かに北海道は全国の半分以上の出荷量を誇る、大産地ですが、ソロソロ貯蔵も限界です!
これからは、佐賀県、兵庫県の淡路島に産地が変わってきます
なにが違う
一番の違いは、種を播く時期です。
北海道では、春に種を播き秋に収穫します
佐賀県や兵庫県では秋に種を播き夏に収穫します
え~~春先に新玉葱って、真っ白なやつでてたよーー
そう思ったあなた
それも当たり
真っ白な生食に適した新玉葱は早生品種で
秋に種を播き春に収穫します
この早生の品種は瑞々しく、生でも美味しいのですが、日持ちしないので、これもソロソロおしまいです。
まだ、生食に適した品種がポツポツ入荷してきますが全体的には終わりです。
今、品種の話になりましたが、そもそも玉葱はいつ日本に来たのでしょうか?
実は本格的に栽培されるようになったのは、明治になってからなんです。
明治の初め玉葱は日本の二か所に伝わりました。
一つは北海道
あの有名なクラーク博士に同行したW.Pブルックス農学博士がアメリカ産の種子を持ち込み、札幌農学校で栽培指導をして根づかせました。
その種が改良され札幌黄になります。
もう一つは大阪の泉州です
こちらは、神戸の外国人居留地に住むアメリカ人から農家が手に入れ栽培を始めたそうです。
これが泉州黄になっていきます。
そして泉州黄が淡路産玉葱へ繋がっていきます。
しかし、これら「札幌黄」「泉州黄」は固定種の種は現代では使われず、F1種の種が使われています。
F1種の種が悪い訳ではなく、F1種だからこそ、安定して私達が野菜を食べることができるのですが、ちょっと寂しい
と、思っていたら
札幌黄、復活の動きがでてきました
早速オーナー申し込み、収穫を楽しみにしています