石川島播磨重工業の株主総会は
野村ホールディングスと重なりました。
どっちに行こうか悩んだ末に石川島に決定。
新しい社長さんはどんな人か興味があったからです。
まず、会場の ホテル イースト21東京の別室では
オートバックスの株主総会もありまして、
社員さんの誘導も案内の設置も
完璧にオートバックスに負けてました。
ホテルの真ん前まで行ったのに
会場がどこだかわかりませんでした。
ぐるぐる回ったせいで時間をロスし、何とか5分前に着席。
10時ちょうどにブザーが鳴り、株主総会は始まりました。
報告事項で前の方から一斉に拍手が起こったり
「了解です」「わかりました」の声が。
なんだか三菱鉛筆のときと似たような嫌な予感。
あっという間に拍手で終わるのかと思いましたが、
質疑応答で、驚きの連続が待っていました。
発言した人のほとんどが社員や下請けの会社の人でした。
*社員の職場差別の問題
*子会社のアスベスト被害の救済の懇願
*防衛省からの天下りの受け入れ
*損益計算書の中の和解金とは・・・
*独禁法違反で罰金を払い営業停止処分を受けたのに
取締役の処分がされていない
*海外の自衛隊の派遣先にIHIが出張している事実を
なぜ会社は認めないのか
株主総会の場でなければ発言する
機会がないのでしょう、きっと。
それを議長である社長は発言者に
「話は手短に」「質問だけにしてください」「次の人」
杓子定規なゆとりのない対応。
それに怒りを感じた人からは
「議長失格」とか「石投げるぞ」と乱暴な声も上がりました。
会社からの回答は、法令にのっとり
間違ったことはしていないの一点張りでした。
本社勤めの人はいいのでしょうが、地方の工場の
社員さんは大事にされていない印象を受けました。
一部上場会社なのに気の毒。
株主総会に出席すると、その会社を応援したく
なることが多いのですが、石川島は全く逆。
社名をIHIに変えても体質は変わらないような
気がします。
総会資料に入っていたクオカードです。