絶対お薦め!「狂犬文太」の魅力全開!東映東京「現代やくざ・人斬り与太」サクさん監督。 | 東映バカの部屋

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東映制作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!

皆様、おはようございます。

今日も朝から雨模様の秋田市内です。


さて、本日は…文太兄ぃを語る上で絶対に外せない名作ヤクザ映画…

文太兄ぃの「狂犬ぶり」とそれを取り巻く役者陣もまた絶妙!


「現代やくざ・人斬り与太」昭和47年5月6日公開。石松愛弘/サクさんの共同脚本・津島利章音楽・サクさん監督・東映東京製作。

勿論、VHS/DVD化作品です。


 

併映作品は「ポルノギャンブル喜劇・大穴中穴へその穴」。

※この作品の記事は此方から→http://ameblo.jp/73379184/entry-11532686913.html



昭和44年から始まった文太兄ぃの東映初・主演シリーズ「現代やくざシリーズ」の第6作目。

この作品の前にも「日本暴力団・組長」等でサクさんと文太兄ぃの接点は有りましたが、このコンビの本格的な仕事は本作が初といっていいでしょう。

※この作品の記事は此方から→http://ameblo.jp/73379184/entry-11523777328.html


ここからは「やくざ映画とその時代」(ちくま新書)から転載しますが…

この作品について文太兄ぃは…


卑小な世界、卑小な人間。汚さとかどろどろしたもの。そういう世界が、体質、血みたいなものに同化しやすかった。だから、やくざ映画で、はじめて異彩を放ってきたんだろうと思いますね(「みんな不良少年だった」より)


…と語られています。



また、サクさんは…


「流れ者として周囲に馴染まず、隅っこのほうで眼ばかりギラつかせていた文太のイメージ」


…に一つの可能性を感じさせたそう。



二人共主役の「沖田勇」という人間を「どれだけ愛したものか…」と語られています。



この作品は実際に見て楽しんで頂く作品と思いますので中身は省略します。



「喧嘩も女にも強いが博打だけは苦手」「昭和20年8月15日生まれで負け癖が付いているから…」と冒頭で語る文太ぃ(右)。

相棒は小池の朝さん(左)に地井の武さん(中)。


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稔持さん(右)も一味の一人。


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文太兄ぃとの相性が抜群だった女優の一人、渚まゆみ。


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しかしこの頃の「パンスケ」「トルコ嬢」はどうしてこんなにアイシャドーが「濃い!」のでしょう…

特に東映は…女優が違っても濃い濃い!


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出演時間は短いですが「怪優」三谷昇の凄味も見所。

この年に同じ主演・監督・製作所で作られた「現代やくざ・狂犬三兄弟」(VHS/DVD化作品)にも続いて出演されました。


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諸角啓二郎も登場。


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大物には…やはり元・本職は一味違う…安藤組長。

鋭い眼差しがたまりません!


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この時期は青汁は飲んでいなかった八名さん(左)・室田の日出さん(右)は安藤組長の両腕。


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文太兄ぃを産んだ母親で「交尾大好き!」な谷本小夜子。


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他に待田の京さん・内田の朝さんも出演。


画面に食い入る位面白い上、後の「仁義なき戦い」への足がかりを作った作品ですので、映画好きなら絶対に見て頂きたい名作ヤクザ映画です。