東映バカの部屋

東映製作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!


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皆様、こんにちは。

 

 

休み最終日、昨夜は遅く就寝した為起床は10時でした…一日降雨の模様ですが、融雪が進むので大歓迎です。

 

 

 

飲酒しながら(因みに今も記事を打ち込みながら飲酒しています!)就寝前に鑑賞したのはこの作品です。

 

 

 

「牝」昭和39年11月21日公開。馬場当脚本(「乾いた花」「あしたのジョー(昭和45年製作の石橋正次/辰巳柳太郎共演版)」「復讐するは我にあり」「卍(昭和58年製作の樋口可南子主演版)」等々の脚本も手掛けられています)渡辺祐介監督・東映東京製作。

 

 

未DVD/VHS化作品で有料動画配信も行われていませんが、本日以降東映ch「ミッドナイトシアター」枠内に於いて2/27(月)25:30~27:30に放映されます。(全放送局に於いて初放映です)

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 


※東映chの作品案内・放映時間案内は此方から

 

 

 

併映作品は、芸子役の佐久間良子が男から一方的な恨みを抱かれてしまい、最後は辰ちゃんと同様刺傷する(但し物語の流れと雰囲気は辰ちゃんの主演作品に比べたらかなり穏やかです)「肉体の盛装」(新藤兼人脚本・村山新治監督・東映東京製作。DVD化作品)

 

 

 

 

 

 

 

 

この二作品を見比べると…双方共に面白い作品ではありますし監督としての力量も村山監督・祐介監督共にほぼ同等と見ていいでしょう。

 

 

しかし「脚本業・監督業双方に於いて既に名声を得ていた新藤監督に村山監督・佐久間さん共に少々委縮してしまった感」が有る「肉体の盛装」に対し「実績は新藤監督にも引けを取らないものの、大衆娯楽一辺倒で名は余り知られていなかった馬場先生と当時売り出し中の魔子さん…これが祐介監督にとっては物語・演出・芝居等々全てに於いて羽根を広げて伸び伸びと出来た事が作品に大きな深みを与えた感」が有る「牝」。

 

 

私感ですが、軍配は「牝」です。

 

 

 

「法律事務所を開く弁護士(中村伸郎)とその娘(緑魔子)」と「伸郎先生の事務所で働いていた大学教授(俳優引退後、宇野宗佑元首相の秘書を務めていた菅佐原英一)とその女房(クボナオの姐御)」のドロドロした不倫関係と交尾の関係が主題!

 

 

「魔子さんと菅佐原秘書」「伸郎先生とクボナオの姐御」の関係ですが、初めは四人が四人共「不倫の匂い」を感じながらも「まさか互いの家庭同士で同時に不倫関係に陥っている」とは気付かず、クボナオの姐御に至っては「旦那の不倫」を切欠にして伸郎先生との再婚を望む迄になります。

 

 

しかし中盤で、魔子さんは「伸郎先生と他界した母親」の間に宿った子供ではなく、東京大空襲の日に自宅に不在だった伸郎先生に代わり、母親の手を引いて助けた菅佐原秘書が勢いで交尾した際に出来た子供である事が判明!

 

 

親子丼なんて生易しい物ではない!父親が実娘と交尾を続けていたのです!(事実、当作品の数年後に「父親が離婚後親権を得た娘に一方的に交尾を強要した上、妊娠・堕胎を繰り返し行わせた」結果、将来を悲観した娘に惨殺された「栃木実父殺害事件」が起きました。事件の経緯が経緯だっただけに担当弁護士が無償で弁護を務めただけではなく違憲立法調査権を発動させ「尊属殺人重罰規定の憲法違反」を最高裁判所で勝ち取り、結果執行猶予付きの有罪判決が確定しています)

 

 

更に「交尾友達」(カローラのジェリー藤尾)の単車に同乗中に事故に遭い重傷を負った際に妊娠が発覚し「誰の子どもかは解らない」と云う魔子さんに対し(この時点で菅佐原秘書・カローラのジェリー・佐々木功と交尾をしています)伸郎先生は見境も無く「菅佐原秘書が種蒔きをした!」と決め付け、部屋を真っ暗にした上にクボナオの姐御を愛撫しながら菅佐原秘書を追求します!

 

 

この「暗闇の中での愛撫と追及」の場面は、一瞬「放送事故かな?」と思いました。真っ暗な画面で台詞のみが続く為に「原版不良なのか?」とも…

 

 

しかし、菅佐原秘書の煙草の火と窓からの僅かな光のみが部屋を照らす中での緊迫の場面…物語の「静かな凄味と一方的な判断によるぐうの音も受け入れぬ意固地さと見えない卑猥さ」を更に際立たせた名場面!

 

 

 

その時魔子さんは、茅ケ崎の病院を無断で抜け出し、伸郎先生を事務所に呼び「あたしはパパが好きなの、パパと結婚したかった…」と告げ、伸郎先生もそれに同意。

 

 

そして選んだ道は…親子心中!

 

 

毒入りの酒を飲み、先に逝こうとする魔子さんに伸郎先生は接吻し、魔子さんが逝ったのを見届けた直後に伸郎先生も苦しみ始め絶命…心中完遂となりました。

 

 

二人の葬儀は、五輪の聖火が東京に届いた記念すべき日…

 

 

この作品内で強い印象を与えるのは「交尾を終える度に魔子さん・菅佐原秘書の通る坂道に咲く季節外れの向日葵」なのですが、帰路の車内でクボナオの姐御が寄りを戻した菅佐原秘書に、坂道とは別の場所に有る向日葵を見て「あら、あの向日葵…まだ咲いているわ」と…

 

 

そして、枯れ果ててしまった「魔子さんと菅佐原秘書が見続けた向日葵」が映されて終了。

 

 

 

この当時「小悪魔」の愛称で慕われていたのは松竹の加賀まりこか東映の緑魔子。

 

 

しかし、初出演から「ドロドロとした雰囲気と、表面上は明るく見えながらも何処か影を引き摺っている感」を持ち合わせていたのは魔子さん。

 

 

しかも「生みの親と育ての親を同時に攪乱させる魔力」を二十歳の時点で見せ付けていたのだから恐れ入りますし、私感ながら「この当時の小悪魔」は魔子さんに軍配を挙げます。

 

 

今の二十歳の女優では「これと同等の芝居」は絶対に無理です。例え交尾専門の女優であったとしても…「汚れ役や下着姿・水着姿すら嫌悪する連中」ばかりですので…情けないし本職意識の欠片も無いと断言出来ます。(それ等が嫌ならばそれも仕方がないでしょうが…責めて「心から大馬鹿に成り切った大馬鹿芝居」か「悪の限りや腹黒さ・灰汁を絞り出す位の汚れ役」は遣って欲しいものです)

 

 

男は十中八九「好きな女性芸能人が全裸姿を見せたり交尾芝居を見せる事を心から望んでいるし一番喜ぶ生き物」ですので、そこを是非理解して貰いたいものです。(これは「好きな男性芸能人に対する女性陣の気持ち」も同様と考えています)

 

 

 

対して「幾つになっても成熟しない菅佐原秘書に愛想を尽かし成熟し切った伸郎先生に惹かれ、成熟期の大人の色気を「これでもか!」と魅せ付けたクボナオの姐御」も、魔子さんとは相反する芝居で更に作品を奥深いものにしています。

 

 

伸郎先生が「クボナオの姐御の色気に惹かれ…しかし最後は育てた娘を選ぶ」女に狂う芝居は珍しいかと思います。

 

 

他の出演者は…河合の絃さん・日出さん・安城百合子等々です。

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皆様、こんにちは。

 

 

休み二日目、新たな積雪は有りませんが、曇り空で冷え込みが昨日に比べると厳しいです。

 

 

 

さて…毎年二月は「スカパー加入●周年の贈り物」と云う事で、一定金額分を上限に普段視聴出来ない局を無料で一か月観る事が出来ます。

 

 

俺は毎年、衛星劇場を選択しています。此方も契約はしたいのですが、俺は基本パックに東映chを加えていますので、これ以上は…

 

 

と云うのも、日活ロマンポルノの放映に最も力を入れているのは松竹系列の衛星劇場なのです。(但し、スカパー!CS219chは「R15+版」のみを放映の為、通常の「成人指定版」の放映の場合は別番組に差し替えられます)

 

 

東映chや日本映画専門chでも「R15+版」を放映する場合が有りますが…日活系列のchNECOが最も放映し易い上、放映に関しての障害等々も一切無い筈なのに、通常時はおろか「日活ロマンポルノ45周年」の記念すべき年に未だに一作品も放映がされていないのは不思議かつ疑問です。

 

 

 

そして今月の初めに「ロマンポルノなら…」と気軽な気持ちで録画した「全放映波に於いて初放映」のこの作品、大傑作!

 

 

 

「江戸艶笑夜話・蛸と赤貝」昭和49年9月11日公開。西田一夫/藤浦敦の共同脚本・藤浦敦監督・日活製作。

 

 

未VHS/DVD化作品で有料動画配信も有りませんが、今月の衛星劇場内に於いて「R15+版」「成人指定の通常公開版」双方の放映が行われました。(俺が録画・鑑賞したのは「R15+版」です)

 

 

今回も画像の準備が出来ませんでしたので、俺がブルーレイの画面から撮影した「汚い下手な写真」を使用します。

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

※衛星劇場の作品案内・放映時間案内は此方から(放映完了済みです)

 

 

 

脚本(共同執筆)と監督を兼任した藤浦監督は読売新聞の記者を経て日活に助監督として入社し、伊藤大輔監督を師と仰いでおられ、日活ロマンポルノ完結後は統括に転身し「徳川の女帝・大奥」「洛陽」を手掛けられました。

 

 

落語作家として「三遊亭宗家」の肩書も持っており、近年は藤木TDC氏との対談を綴った書籍を発行しています。(俺は未購入です)

 

 

 

当作品の内容は、衛星劇場の作品案内を引用させてもらいます。

 

 

 

●衛星劇場の出演者案内・作品案内より

 

 

出演:小川節子 柳家かゑる 三遊亭圓歌 ケーシー高峰 ひろみ麻耶 大山節子 小泉郁之助 北美マヤ 衣笠真寿男

 

テレビ・ラジオではお目にかかれない艶笑話を、ケーシー高峰、柳家かゑる、三遊亭圓歌らの賑々しい顔ぶれの熱演と、小川節子、大山節子の妖艶な演技で贈る日活ロマンポルノ。監督は三遊亭宗家の肩書を持つ藤浦敦で、落語でお馴染みの色ごとしか知らない放蕩息子が腰巾着の幇間や女盗賊とまき起こす、笑いとイキの世界を思う存分に描く。

 

 

 

●左・大山節子/右・小川節子

 

 

 

 

 

小川嬢は青森県出身の「細身ながらも程好い大きさかつ美形の乳房を持った和美人」で、記念すべき日活ロマンポルノ第一作目から携わる「時代物の女王」と言われた方。高岡健二(現・高岡健治)の前妻です。最近女優に復帰されたとの話が書籍「蘇る!日活ロマンポルノ」(徳間書店・刊)に記載されています。

 

 

 

●左・ケーシー高峰/右・初代柳家かゑる(現・鈴々舎馬風)

 

 

 

 

 

 

俺は落語に関しては噺家も出し物も詳しくはありません。「笑点」等々の番組に出演されていたか、落語以外の番組でも活躍された方でなければ解らない位です。

 

 

馬風師匠に関しても、記事を書くに当たって調べてみた所、俺が出生前に半年程「笑点」の大喜利の出演者の一人として活躍し「交尾絡みの黒い笑いを好む」芸風とか…

 

 

「医療漫談」で卑猥な講義を、地上波放映やNHK第一放送の園芸番組で未だに堂々と披露する高峰先生との相性が抜群かつ「元々親友ではないのか!」とも思わせる「完全に息の合った遣り取り」が絶品である事に納得しました。

 

 

 

高峰先生は当作内でも「映画館のあんちゃん達へ!」と「女体講座」を披露!

 

 

「乳首が離れているのはオランダの医療用語でサヨナラおっぱい!土留め色で使い果たされた乳首の乳房は疲労困パイ(疲労困憊)!使い果たされた局部は塩梅が悪いから挿入した瞬間にダムみたいなもの…これは医学用語でまんダム(マンダム)!性感帯は彼方此方の部位が結ばれているから、これは性感連絡船(青函連絡船)!」

 

 

 

やはり野郎は「下品で卑猥な事を堂々と言い放ててその通り行動出来てこそ野郎!」でしょうし、女性に包み隠さず露にするのが正道でしょうね!

 

 

その証拠に、この場面は高峰先生が「ぶっつけ本番の一発撮り」で「過去の物語に現代の用語を使用しながらも、自らのネタを自らの持ち味で放つ形で芝居に臨んだ」と思われる様子と、本番の撮影ながらも笑いを堪え切れずに吹き出し続ける女優陣の表情が非常に自然な素晴らしいもの。

 

 

「エッチ」「助平」で喜んでいては精々「男の子」と呼ばれて終わり!それで満足をしていては日本男児や野郎の精神は今後も衰退し続けて行くだけですし、この精神を絶対に絶やしてはならず、寧ろ取り戻すべき「素晴らしい物の見方・考え方」です。

 

 

この高峰先生の芝居も「日本の野郎精神を取り戻す為のいい教科書」の一つです!

 

 

 

終盤は「詐欺師」である筈の小川嬢が「一緒に心中した」馬風師匠を「馬鹿だけれども毒にもならない奴だったよ…」と、これ迄騙し続けてきた「成金野郎達との違い」から感情移入し始め(心中は未遂で二人共に生還しましたが、お互いに「相手は死んだ」と思い込んでいます)最後は「小川嬢の幽霊騒動」でもう一花咲かせます。

 

 

 

「各放映波に乗せられる事の無かった艶笑話を、ロマンポルノの場と多くの噺家の力を借りて見事に映像化し、皆が大馬鹿になって観る側を大いに愉快にさせる大傑作」ですし、東映の娯楽精神である「泣かせて笑わせて手に汗を握らせる」に相通ずると感じました。

 

 

当作品は今直ぐにでも「視聴環境を整える事=DVD化・有料動画配信化・名画座での積極的な公開・有料放映波での積極的な放映」を望みます。

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皆様、こんにちは。

 

 

今朝の7時に勤務を終え、金曜8時の始業時迄の73時間休みです。

 

 

この時期にしては暖かいものの、今朝は猛吹雪による視界不良で、何も無ければ30分の道程が2時間もかかりました。

 

 

ここ秋田県内は「名画座の閉館」「と或る町で映画祭が開催」等々話題が多いのですが…当方は「我が道を行く!」と云う事で「東映作品のご紹介」とさせて貰います。

 

 

 

昭和40年代、当時の人気歌謡曲とその歌い手を起用した「歌謡映画」が各社で製作されました。

 

 

各社が力を入れていましたが、大概は「爽やかな青春群像劇」か「恋愛劇」が主体で、若年層の取り込みを目的としていた感が伺えます。

 

 

しかし、我らが東映は…一時期、他社と同様の路線を模索し製作したものの「東映の持ち味と客層には全く受け入れられなかった!」為(但し、作品の出来や評価は高いです。私感ですが他社に比べて洗練された雰囲気や爽やかさ等々は劣るものの、若干地味な出来栄えながら「大馬鹿と人間の深層心理を描く姿勢は他社を凌駕していた」かと…他社を圧倒するテレビドラマと教育映像作品を製作していた東映らしさが出ています)劇場公開作品については「飲む・打つ・買うの三拍子が揃った辰ちゃんが最後にしっぺ返しを食らう不良青春映画路線」に移行し、辰ちゃん主演の「ひも」を皮切りに「夜の青春シリーズ」が始まりました。

 

 

そして、歌謡映画路線も辰ちゃん主演で美川さんの人気曲を題材にした「柳ケ瀬ブルース」を皮切りに「夜の歌謡シリーズ」が開始されました。

 

 

「夜の青春シリーズ」に人気曲を抱き合わせただけで「飲む・打つ・買うの三拍子→最後は辰ちゃんが悲惨な最後を迎えて終わり」の流れは全く同じ!

 

 

さすが東映!この二つのシリーズは、嵌ると本当に嵌る面白さです!

 

 

 

しかし、辰ちゃんはテレビドラマのレギュラーを抱えていた上に「不良番長シリーズ」で雁字搦めにされ、更に一人目の奥様との離婚が響いたのかどうかは解りませんが「夜の歌謡シリーズ」第五弾の当作品で主役を松方さんに譲り、辰ちゃんは助演に廻りました。

 

 

 

「夜の歌謡シリーズ・長崎ブルース」(青江三奈の人気曲を使用。ご本人も飲み屋の歌手兼女給役で出演しています)昭和44年6月19日公開・舟橋和郎脚本・鷹森監督・東映東京製作。

 

 

DVD化作品ですが、有料動画配信は行われていません。

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 


※ウィキペディア内「長崎ブルース」は此方から

 

 

 

「戦後版・総長賭博」とも言える傑作現代ヤクザ映画で鶴田のおやっさん・健さん・小山明子共演「戦後最大の賭場」(村尾昭脚本・山下将軍監督・東映京都製作・DVD化作品)の併映作品。

 

 

 

 

 

 

人気芸能人になろうと長崎から上京してきたものの、頓挫し飲まず食わずで街を彷徨っていた青年(タニー)を誘い、一流のホストに育て上げようとしていた松方さんの前に現れたのは、タニーの姉の宮園の純子姐御。

 

 

長崎で飲み屋を経営する純子姐御はタニーを連れ戻す為に上京したのですが…松方さんが一目惚れ!

 

 

タニーの「婚約者(辰ちゃん。会社経営者だが怪しい仕事に手を染めています)が長崎に居る」との忠告にも耳を貸さず実弟の前で接吻を交わすわ、財産を狙い付き纏っていた若い女(麗子嬢。実は詐欺紛いの行為に手を染め、終盤で警察に身柄を拘束されます)に殺されかけても諦めないわ…遂には純子姐御の後を追い、長崎へ!

 

 

辰ちゃんに宣戦布告した事で純子姐御をガス自殺未遂に追い込んでしまいましたが、それを救ったのは松方さん。そして松方さんは辰ちゃんの手下(晴美さん他)の身勝手な行動により刺傷し病院送りに…

 

 

最後は救急搬送中に「金蔓かつ美男(美女)を失った同士」が結婚を誓い終了!

 

 

 

「松方弘樹・世界を釣る」ならぬ「松方弘樹・純子を釣る」!

 

 

但し、残念ながら松方さんと純子姐御の交尾も無ければ辰ちゃんと純子姐御の交尾も有りません!(代わりに松方さんと麗子嬢の交尾有!)

 

 

 

「恋愛映画」の中でも松方さんは「懲りない馬鹿!」に徹した事が解ります。

 

 

そしてこの「ねちっこさ」は、極普通の恋愛映画には無い味わいであり、これに嵌ると「辰ちゃんとは一味違う野郎の欲望が渦巻く表情・仕草・言動」がたまらなく面白く映りますし、棘にもならなければ毒にもならない「近年の恋愛作品」が心底つまらなく、くだらない駄作に観える事と思います(私感)。

 

 

普段とは違う「男気」と「世間の常識概念」を訴えて見せた辰ちゃんの「硬質な姿」を際立たせた意味でも松方さんが徹した当作の「懲りない馬鹿」は絶品です!

 

 

 

他の出演者は…藤村有弘・曽我町子・白木マリ・若水ヤエ子・人見きよし・長沢純・大泉滉等々です。

 

 

 

最後に…「夜の青春シリーズ」「夜の歌謡シリーズ」は恋愛映画として鑑賞しても優れた娯楽作品であり、俺は「ローマの休日」の様な「名画」と言われる作品群より出来は遥かに上だと思っています。

 

 

「観客と同一の目線に固執した製作姿勢」か「観客を見下した製作姿勢か」?「現実に極めて近い世界観」か「生活感の全く無い世界観」か?

 

 

「夢を与える」点では後者が上でしょうが、俺を含めた大衆が俄然興味を示し、高い評価が与えられるのは前者と確信しています。

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皆様、こんにちは。
 
 
休み最終日、朝から日が差し暖かい秋田市内です。
 
 
やっと、うちのアパートの前にも除雪が入り、暫くは立ち往生の心配の必要が無くなります。
 
 
 
さて…任侠映画/現代ヤクザ映画全盛期の東映が、昭和42年から43年にかけて製作した「東映戦記映画三部作」の第一弾…
 
 
この作品では「松方さんが生まれ持っていた優しさが若き特攻隊員の姿に乗り移った芝居」と感じています。
 
 
 
「あゝ同期の桜」昭和42年6月3日公開。毎日新聞社刊「あゝ同期の桜・かえらざる青春の手記(海軍飛行予備学生第十四期会・編)」原作・須崎勝弥/中島村長の共同脚本・中島村長監督・東映京都製作。
 
 
VHS/DVD化作品でDMM.com/GYAOストア/ひかりTVビデオ内で有料動画配信が行われています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
併映作品は「瀬川監督・渥美さんコンビ」の「列車シリーズ」第一弾「喜劇・急行列車」(東映東京製作・DVD化作品)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この番組構成に於いては、佐久間良子が「あゝ同期の桜」では夏八木勲の女房役として、「喜劇・急行列車」ではマドンナとして双方に出演を果たしています。
 
 
「列車シリーズ」も観易く単純明快!そして「適度な馬鹿加減」は「徹底した大馬鹿を追求した作品群」よりも心地よさを感じられる方がいらっしゃるかもしれません。
 
 
 
冒頭のクレジット表記は鶴田のおやっさん・健さんが横並びで先頭となっていますが、出演場面が最も多く、物語の実質的な主演は松方さんです。
 
 
又、主題歌「同期の桜」を松方さんご本人が歌唱され、レコードも発売されていた模様です。
 
 
「一緒に入門した五木ひろしの歌唱力を目の前にして自信を無くし、歌手の道を絶った」と生前お話しされていた松方さんでしたが、俳優が本業の方々の中では「一番上手い鶴田のおやっさん・次点の藤田まこと」そして三番目が松方さんだと感じます。(私感)
 
 
 
余談ですが…「強姦の美学」の名声を得た蟹江さんの劇場公開作品初出演がこの「あゝ同期の桜」です。
 
 
 
昭和18年の「学生に対する徴兵延期措置」を特例で撤廃した通称「学徒出陣(学徒動員)」から話は始まり、松方さんが出逢った仲間達(蟹江さん・村井国夫・千葉ちゃん・夏八木勲・島田景一郎・沢登護・五十嵐義弘・金光満樹)との「苦楽を共にした日々と繰り返される再会と別れ・そしてお互い戦果を果たす事を約束しながら迎える最後の別れ」そして「其々が愛する家族や恋人と過ごした僅かな安らぎの時間と決死の別れ」「国の命令に従いながらも、若き者達を死に追い遣る事に対し自問自答しながらもがき苦しむ教官の健さん・鶴田のおやっさん」等々の姿が描き出されます。
 
 
 
当作の美点は「上層部の視点ではなく、書き残された遺稿集とその周囲の人間達に焦点を当て製作された事」東映が常々意識していた「観客を見下した目線の徹底排除・観客と同一の目線で作品を作り上げる製作姿勢」が戦記映画でも上手く機能しています。
 
 
 
 
 
 
只、現場では様々な問題も発生した様で…中島村長はこの作品が切っ掛けで鶴田のおやっさんとは廊下ですれ違ってもお互いに会釈もしない程関係が悪化したそうです。(東映ch「レジェンドトーク」内での村長のお話から)
 
 
「死んだ仲間達を美しく・格好良く描いてあげたい」と考えていた「特攻隊の生き残り」であるおやっさん「深層心理を徹底的に描きたい」「見送る立場(当作品では西村黄門様や純子姐御・石山健二郎・三益愛子・佐久間良子・敏さん等々が該当します)の姿を大事に描きたい」と考えていた村長との意志の相違が原因。(俺は双方の生涯や経験等々を考えると、これは起こるべくして起きた衝突だと考えますし何方の気持ち共に理解が出来ます)
 
 
しかしそれが数年も続いている事に苦言を呈した東映の上層部の一人が「いい大人が何時迄もそれではいかん!」と一席を設けた際に「あゝ同期の桜」製作時の思い等々をお互いに腹を割って話したら…双方共にすっきりしたのか簡単に手打ちとなり、その後は「どんな些細な事でも相談し合う・受け入れ合う男の信頼関係」が鶴田のおやっさんの最期迄続いたそうです。
 
 
 
そして、企画担当の一人である俊藤統括から遺稿集を渡された時、この遺稿集の手記を書いた一人の妹が村長と同級生であった上に高校休学中に手紙を貰った経験から「あゝ同期の桜」には特別な思い入れが有った為、映画化を熱望し製作が決定しました。(「今更戦争映画なんて…」と言っていた東映本社と大川社長を、岡田名誉会長の政治力を借り粘った結果製作に漕ぎ着けたのだそうです。興行結果は「大ヒット」)
 
 
最後の場面は、特攻攻撃直前か、撃墜され海に落ちる直前何方かの映像が映し出され画面が真っ暗になり「この時、まだ彼らは生きていた。この僅か四か月後、太平洋戦争は終結した。」のクレジットで作品は終了します。
 
 
しかし「算盤と経理は一級、野球が大好き」しかし丹波の御大に言わせれば「映画は余り好きな人間ではないと感じた」らしい大川社長が「内容が反戦的過ぎる!」とあちこちを切る様に命じたばかりかラストシーンも削る様に指示を出し、村長は「もう監督なんか辞めてやる!」と自暴自棄になりましたが…そこはさすが「ヤクザと対等に張り合える頼りになる親分」岡田名誉会長!
 
 
中島村長の「ラストシーンだけは絶対に残して下さい。あとは何処を切ってもいいです」との妥協案を岡田会長は深夜に及ぶ説得で大川社長から了解を取り、公開となったのだそうです。
 
 
 
 
 
 
兎にも角にも、松方さんが放つ台詞が「生まれ持った優しさ」を感じさせる上に、英霊達の魂が乗り移ったかの様に一つ一つの言葉の意味を噛み締め、大切に愛情を込めて芝居をされた事が犇々と伝わってきます。
 
 
そして生前「僕は鶴田のおやっさんの組でしたから、健さんとは余り親しくはなかった」と話されていた松方さんですが、その健さんとの「共演場面が特に長い作品」の一つでもありますので、その点を楽しむ上でも格好の作品となります。
 
 
 
他の出演者は…天知さん・高橋昌也・宮土尚治(桜木健一)・三島ゆり子・脇中照夫(堀田眞三)・小沢昭一・小池の朝さん・結城哲也・宮城幸生・野口泉・唐沢民賢・穂高稔等々です。
 
 
 
最後に…小沢天皇が鶴田のおやっさん・松方さんコンビで製作した「東映戦記映画三部作」第二弾「【「あゝ同期の桜」姉妹編】人間魚雷・あゝ回天特別攻撃隊」もお薦めです!
 
 
生前、鶴田のおやっさん自身が「自らの主演作品のお気に入り四作品」の一つに選んだ事が納得出来る内容です。(他の三本は「人生劇場・飛車角」「博奕打ち・総長賭博」「傷だらけの人生」)
 
 
 
 
 
 
当作では「松方さんが両親(志村の御大・荒木道子)との最後の夕食の場面で酒を酌み交わす場面」「辰ちゃんの死を立場上、兄夫婦(江幡高志・桜町弘子)に伝えられない苦悩の姿」「宮土尚治と三益愛子の、血の繫がりの無い関係でありながらも真の親子を超えた親子愛をたった数分で見せ付けた芝居」「寛美師匠のさり気ない優しさに溢れる姿」そして「鶴田のおやっさんと松方さんの師弟関係がそのまま生かされた男の信頼関係」が見所です。
 
 
 
 
 
 
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皆様、こんにちは。
 
 
休み二日目…昨日7時の勤務終了から水曜日8時の始業時迄の73時間休みです。
 
 
降雪量が今季一番とはなりましたが冷え込みは緩く、既に相当融けています。住宅地等々の側道はまだ除雪前ですので走り難く歩き難いですが、除雪の済んだ幹線道路は夜中であったとしても、制限速度一杯で走行可能です。
 
 
さて、年頭に飛び込んできた「東映と共に歩んだ実録ヤクザ映画路線の顔、そして、永遠に愛され続ける懲りない馬鹿」の松方さんが旅立たれてから既に大凡三週間となりました。
 
 
東映ファン・ボンクラ映画ファンの心を鷲掴みにする「凄味・しつこさとしぶとさ・雄の欲望の極北」等々を徹底的に追い求め、それを見事に見せつけ心底楽しませてくれた事に心から感謝です。
 
 
「懲りない馬鹿」は松方さんだけに許される「誉め言葉」であり、旅立たれても我々の心の中ではこれからも生き続けて行きますし、伝えて行きます。
 
 
有難うございました。そして安らかに身体を休めて下さい。心よりご冥福をお祈り致します。
 
 
 
その「松方さんの懲りない馬鹿」が「体制側で利用されたらどうなるのか」?
 
 
本日紹介させて貰う作品自体は昭和40年製作ですので、勿論この頃の松方さんには「灰汁も凄味も」まだそうは備わってはいません。
 
 
しかし、錦之助御大や橋蔵御大との共演作品では「兄貴分を慕い、煙たがられても懲りずに何処迄も追いかけていく」違った「懲りない馬鹿」を演じさせると「光る物が有った」のも事実。
 
 
その点を上手く生かした中々の作品ですが、日の目を見られずにいる「隠れた秀作」です。
 
 
 
「明治暗黒街」(殆どの映画関連情報では「やくざGメン・明治暗黒街」となっていますが、企画段階での名称を公開直前に短縮したものと推測します)昭和40年11月13日公開。村尾昭/ソクブン監督の共同脚本・栄一監督・東映京都製作。
 
 
未VHS/DVD化作品で有料動画配信も有りませんが、東映ch内にて平成24年7月に放映されました。
 
 
今回は画像が準備出来なかった為、自宅のテレビから撮影した物を使用します。
 
 
 
 
 
 
※KINENOTEの作品案内は此方から(「やくざGメン・明治暗黒街」の題目となっています)
 
 
 
明治30年代、ロシアとの開戦を控え大日本帝国は奉天に情報機関を設ける為に、資金として膨大な金塊を使用していました。
 
 
その輸送には海路を利用するのですが、港湾迄の輸送に鉄道を使用した際に金塊が強奪された事を切欠に自動車による陸路に切り替えたものの、再び強奪に…そして、この事件の専従捜査員が惨殺される事態にも見舞われてしまいました。
 
 
「何処かに裏切り者が居る。もしかしたら警視庁内部にも…」と考えた刑事部長(月形龍之介)は、実娘(小川知子)の許婚で三年ぶりに米国の研修から帰国する警部補(松方さん)を「浅草に潜入させて黒幕を暴く」事を決めるのです。
 
 
「暗黒街に顔と素性を全く知られていない上、米国の捜査手法(盗聴・囮捜査等々)を勉強してきた松方さん」こそが潜入捜査には最も適任である為…
 
 
 
書類を捏造し「米国での買収行為・暴力行為による国外追放」及び「それ等の事件の容疑者」として松方さんの身柄拘束を同僚の千葉ちゃん等々に命じたガタさん。
 
 
全く身に覚えの無い容疑で困惑する松方さんと「何も無い」と信じたいが命令に従うしか無い上、事情を何も知らない千葉ちゃんは混乱しますが、松方さんは逮捕は逃れたものの、警視庁を懲戒免職になります。
 
 
 
暗黒街を着流し姿で縦横無尽に歩く松方さんと、元同僚の潔白を信じ独自の捜査を進めながらも免職後の松方さんの行動を目の当たりにして幻滅し始める千葉ちゃん…
 
 
松方さんは「兄貴」と慕うチンピラの新伍ちゃんと、暗黒街の事情に明るい写真屋の邦衛さんを両腕に従え、捜査員では決して足を踏み入れる事の出来ない「暗部」へ入り込み解った事…
 
 
「暗黒街の頭(敏さん)とビリヤード場を切り盛りする女将(クボナオの姐御様)が繋がっている事」それと同時に千葉ちゃんは「警察内部の裏切り者は警視の要職に就くスガカンであった事」そして「敏さんは単なる捨て駒であり、直接黒幕との関係を持っていたのはクボナオの姐御様とスガカンで、その黒幕は陸軍省の顔効きの近衛御大である事」を突き止めるのです。
 
 
そして金塊の争奪戦も最高潮に…「俺達に危険な仕事ばかりさせてのうのうとしている黒幕を一泡吹かせてやる!」と敏さんは金塊の横流しを決行したものの、松方さんに察知され失敗!
 
 
その金塊は松方さんの手で警視庁に運ばれる筈でしたが、事前に電話連絡を受けたガタさんの目の前に居たスガカンはガタさんを気絶させ黒幕と共に「ガタさんの身柄と金塊の交換」を段取りましたが…激しい銃撃戦の上ガタさんは無事助け出されます。
 
 
そして「苦楽を共にした仲間さえも自ら葬り、その場を離れて金塊を独り占めにしクボナオの姐御の元へ向かった敏さん」でしたが、近衛御大に葬られ、クボナオの姐御も逮捕に向かった松方さんを「近衛御大の放った銃弾から守る為」抱き付き命を絶ちました。
 
 
 
事件解決と共に、微笑み一つでこれ迄の誤解と確執を洗い流した松方さんと千葉ちゃん。そして知子さんが松方さんの背中を追う姿で物語は終わります。
 
 
 
 
 
 
当作品の大凡10年後に見せた「松方弘樹東映脱獄三部作」等々で見せた「懲りない馬鹿」に比べたら「かなり静かな懲りない馬鹿」ですが、職務遂行の為に危険を顧みずとことん暗部に入り込み膿を全て出し切らせた姿は、その後の松方さんの「お家芸」の片鱗を感じさせてくれるものが有ります。
 
 
電話交換局に着流し姿で訪れ「規則で電話の相手は教えられない」と言った女性電話交換員に「余り女性に好かれない職業の者なのですが…」と返す等々「台詞の面白さ」も「さすが村尾先生・ソクブン監督」と頷かされます。
 
 
最期は「惨殺」でしたが、松方さんの両腕となった新伍ちゃん・邦衛さんは「適度な明るさで物語の陰湿さを和らげるお笑いと潤滑油の役目」を兼ね備えています。
 
 
この作品も皆様にもっと知って貰いたい「松方さん主演作品」です。
 
 
 
他の出演者は…脇中昭夫(堀田眞三)・雁之助/小雁兄弟・岡崎次郎・阿波地大輔・唐沢民賢・三島ゆり子等々です。
 
 
 
最後に…平成29年6月14日に東映ビデオより「松方さん追悼」として「脱獄広島殺人囚」「強盗放火殺人囚」「広島仁義・人質奪回作戦」のDVDが発売される事が決定しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この三本は「愛され続ける懲りない馬鹿・松方さん」を存分に堪能するには持って来いのお薦めです!
 
 
今回の発売により、先にDVD化がされている「暴動・島根刑務所」を加え「松方弘樹東映脱獄三部作」全作品がDVD化される事になります。
 
 
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