東映バカの部屋

東映製作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!


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皆様、こんにちは。

 

 

休み最終日、雲が全体に敷き詰められている為、今日は陽を拝めそうに有りません。

 

 

 

先日、木村功の付き人となりながら芝居の基礎を身に着け、若い時分から「老け役」を演じる事が多かった為「総入れ歯」にした位の「役者馬鹿」…

 

 

しかし周囲に威張り散らす事は全く無く、寧ろ支えてあげながら自らに与えられた「役目」を遣り遂げられていた、と言われている「北陸を代表する名優の一人」梅津栄氏が平成28年8月6日に逝去されていた事が今月に入り報道されました。(享年89歳)

 

 

これ迄多くの名芝居を見せて頂いた事に深く感謝すると共に、心よりご冥福をお祈り致します。

 

 

 

有料波を導入していると、梅津さんの「名演」に出逢う機会も多く、最近では「遠山の金さん捕物帳」「暴れん坊将軍」「桃太郎侍」「翔べ!必殺うらごろし」「警視庁殺人課」「特命刑事」「特捜最前線」「特別機動捜査隊」に於ける出演回を見る事が出来ました。(この他にも多数の作品が放映されていますが、全てに手が周りません)

 

 

調べてみると…ここ数ヶ月以内に「仮面ライダー(第一弾)」「キイハンター」でも拝見出来る事を確認しました。

 

 

 

劇場公開作品でも大活躍でしたが「男はつらいよシリーズ」「釣りバカ日誌シリーズ」等々でご存知の方が最も多いかもしれません。

 

 

しかし「守備範囲は無限」であった為「女番長ブルース・牝蜂の逆襲」「子連れ狼・死に風に向かう乳母車」「俺たちに墓はない」等々…更には「はだしのゲン(三國連太郎/左幸子が両親役の実写版第一弾)」にも出演。

 

 

 

そんな中で「軍旗はためく下に」でサクさんの演出作品に初めて出演されてから「赤穂城断絶」「柳生一族の陰謀」にも登場…

 

 

そして本日紹介させて頂く作品では、出演時間は短かったものの「組織や恩義に従順な唖の若衆を、表情と動きだけで十二分に見せ付け、最期の姿は作中で一・二を争う強烈な記憶」を観客/鑑賞者に焼き付けていると思います。

 

 

 

新仁義なき戦い・組長最後の日」(「新仁義なき戦いシリーズ」第三弾)昭和51年4月24日公開。高田宏治脚本・サクさん監督・東映京都製作。

 

 

VHS/DVD/ブルーレイ化作品で(ブルーレイに関しては「新品はBOXによる販売のみ」となっている模様です。AMAZON/楽天等々であれば中古品やバラ売りによる単品販売が存在していているかもしれませんが…)楽天ShowTime/GooglePlay/Dmm.com/bonobo/ビデオパス(au IDが必要)/ビデオマーケット(プレミアムコースの場合)内に於いて有料動画配信が行われています。

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

 

当作品は今月の東映ch「一挙放送!新仁義なき戦い」の枠内で放映の一作品として、本日以降9/27(火)20:00~22:00に放映されます。(字幕付きHD放映)

 

 

 

※東映chの作品案内・放映日時案内は此方から

 

 

 

 

●東映公式・YouTube予告動画(上)/プレビュー動画(下)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下の「プレビュー動画」の顔触れを目にするだけで、俺はビール三本は飲む事が出来ます!

 

 

手前から…名和センセイ・オリジュン・中村錦司・彰さん・汐さんですよ!

 

 

この「並び」を動画の静止画として持って来る辺りはさすが東映らしい選択!

 

 

「東映ファン・悪役ファン・野郎臭い作品好き」をよく理解して頂いている事に心から感謝です!

 

 

 

「ジャニーズ事務所なんて糞食らえ!」とでも言わんばかりの、加えて「AKBだのナントカ坂四十八(…でしたか、確か。小便臭そうな雌の集団は)」をも完全に凌駕している、野郎、特に「東映キチガイ」ならたまらない「顔触れ」です!

 

 

このままスマートフォンや携帯電話・パソコン等々の壁紙にしたくなる位!

 

 

 

併映作品は東映東京が石井センセイを監督に迎え、キンキンを主演に坂口良子を絡ませ(実娘は現在「カラミ作品」で話題を浚っていますが…)製作した「キンキンのルンペン大将」でした。

 

 

「トラック野郎のコンビが、全く中身も流れも違う物語で別々に主演を務め、昭和51年の春季大型連休中、全国の東映映画劇場を席巻し盛り上げていた」事実ですし、当時のお二人の「人気の高さ」を伺い知る事が出来ます。(昭和56年に発売されたVHSの存在は有る様ですが、実質未ソフト化作品と言っていいと思います。有料動画配信も行われてはいませんが、有料波に於いては過去に東映ch/chNECO/ファミリー劇場内での放映実績が有ります)

 

 

 

 

 

 

因みに、去年発売された「歌え・トラック野郎スペシャル」の復刻版CDに、キンキンが歌唱された「うつむいて歩こう」が収録されています。

 

 

 

九州・筑豊に一家を構える老舗一家の組長(多々良純)が「ポン漬けかつ借金でヤクザに雁字搦めにされていた、按摩に扮したオカマ」に殺され「九州連合軍対関西連合軍」が「一触即発」の状況に陥ります。

 

 

一度は和解に進み、多々良さんの後継ぎと目されながらも「港湾事業で堅気の暮らし」をしていた文太さんに「カチコミ中止命令」が下ったものの、既に遅し…

 

 

関西の有力組長(藤岡琢也)の妾と若衆が、文太さんが雇った殺し屋(郷さん)に無残にも射殺された事から一気に緊迫!

 

 

それでも「組長以上を的にはかけない」と云う「紳士協定・安全保障協定」を結ぶ九州・関西両連合軍…

 

 

「多々良さんの死=無用の死」として片付けられてしまった文太さんと若衆の「怒り」は当然収まる訳は無く、両連合の「壊滅」そして「関西の首領(小沢の栄さん。「田岡組長がモデルとなっていた」との話もあります)」の「首」を取るべく「血で血を洗う抗争」の火蓋が切られました。

 

 

 

梅津さんに関して言えば、やはり「最期に至る迄の芝居」に尽きます。

 

 

敵の動きを察知する為、塵置き場に隠れていた梅津さんが目にしたのは…文太さんの「右腕」であった筈の地井さん…

 

 

何処迄も抗争の決着に固執する文太さんに内心疲れていた時…チャカで蜂の巣にした上に焼却炉に投げ込み「火葬」に追い込んだ関西連合軍のチンピラ(桜木健一)が話していた「懸賞金」の魔力に負け、文太さんの「隠れ家」を謳ってしまったのです。

 

 

タクシーで後を追い「裏切り者」の地井さんをドスで葬り、アジトの旅館に乗り込んで文太さんに加勢し助け、姐さん(中原早苗)から預かっていた「軍資金」を手渡し絶命する梅津さんの「無念より、組長を助けた事に対する満足感」を表情で見せ絶命して行った芝居は「作中でも指折りの名場面」。

 

 

 

他にも「藤岡さんの「サッポロ一番の宣伝」「渡る世間は鬼ばかり」からは想像も出来ない暴れぶり!」「峠道での「文太さん一味と関西連合軍の衝突」は、横からの撮影に加え真上からの撮影をも多用し、非常に迫力有る場面に仕上がっている上、本物のヤクザよりおっかない東映一家の面々が縦横無尽に暴れ捲る面白さ!ボンネット型のダンプトラック(いすゞTD型及び日野TE型)の「無骨さ」が更に画面を引き締めています。「小道具も生き物」として固執したサクさんらしい車種選択です」「英さんの「サツが怖ければヤクザなんか辞めちまえ!」と成田のミッキー等々を一喝した凄味!」「狂った姿がまた美しかった横山リエ!」「近親相姦兄弟としての文太さんと松原智恵子!しかも「お兄ちゃん抱いて!」と文太さんに迫り「あんた男じゃろ!」と文太さんの弟分である尾藤イサオにも迫る「交尾好き」!日活時代の印象をかなぐり捨てた姿!(…と言っても、日活時代から小百合嬢や和泉雅子、芦川いづみ等々と比べると「一つに囚われない様々な姿」を見せてはいたと思います)」「智恵子さんと和田浩治の「日活コンビ」の夫婦愛」そして勿論「名和センセイ・成田のミッキー・彰さん・汐さん・福本先生・地井さん等々の「迫力と凄味に溢れた腹黒さ」と、その中では「やはりヘタレはこの方かぁ…」と期待を裏切らなかったオリジュン!」等々「見所を過積載」!

 

 

 

あっ…「峠道での襲撃」の際「殉職車」の火蓋を切ったのは150型日産プレジデント!

 

 

無残に破壊される姿は…車好きの悲しみを誘う事確実です!

 

 

しかし…プレジデントは「破壊された作品」が数多いものの、ライバルのトヨタのセンチュリーは「殉職車」が一作品しか思い浮かびません。(国生さゆりがタクシー運転手に扮した時の「タクシードライバーの推理日誌」だけです)

 

 

 

他の出演者は…西田良・南条弘二・八名の親分・木谷邦臣・司祐介・笹木俊志・白井孝史・三上寛・阿波地大輔・南道郎・拓ボン・片桐さん・内村レナ・ヤマリン・岩尾の隆さん・曽根さん・成瀬さん・稔侍さん・江幡さん・宮城幸生等々です。

 

 

解説は勿論、お馴染みの酒井哲!

 

 

 

 

 

 

 

この当時は「難しい芝居は朝飯前」「着実に力量を上げる役者の姿」が当たり前に見られた時代。

 

 

平成を迎えてから数年はまだこれが維持されていたものの、ここ十数年は目も当てられない「体たらくぶり」ばかりで…勿論「志の高さや努力の軌跡が見える関係者」も居ますが、世の中は「表面上の清潔さや美しさ・可愛らしさ」「臭い物には全て蓋」が真っ先に取り上げられる、何度も書かせて頂いてはいますが「完全に末期症状を超え、それを正当化しようとしている日本の映像業界」と言っても言い過ぎにはならないと考えています。寧ろ「適切な言い方」であるとも…

 

 

 

この様な現状から俺と同様「過去の日本の映像作品に魅せられる方々」が急増している上に「様々な情報」を得、陽の目を見られなかった作品群や役者陣、現在もご活躍中の関係者の「過去の名芝居・名演出・名脚本」等々が少しずつでは有るものの取り上げられている事は「情報化社会が産んだ数少ない評価すべき点」であると考えます。

 

 

勿論、俺は今後も「この姿勢」そのままに、極稀に「出来の良い比較的新しい作品・最新作品」も紹介する「流れ」となると思いますので今後共宜しくお願い致します。

 

 

 

最後に…先月、旧秋田空港跡地で行われた「全国哥麿会」の催し(一番星号/ジョナサン号が来秋しました)の際、こんな車両が有りました。

 

 

 

IMG_20160926_105738479.jpg

 

 

 

 

大型ダンプトラック(種車はUDトラックス(旧社名・日産ディーゼル工業)クオンCD(第二軸駆動仕様)またはクオンCW(第二軸・第三軸駆動仕様)だと思われます。車体の下を覗き込めば「車軸の形状や配置」で解るのですが、さすがにそこ迄は出来ませんでした…秋田ナンバーの車両です)の荷台が迫り上がると「仁義なき戦い・第一部」の文太さんが「チャカを放つ姿」が現れる「素晴らしい写真」!

 

 

 

そう云えば、YouTube内で、宮崎靖男・初代哥麿会会長/現・関東み組会長が地上波放映番組に出演されていた時の映像が有り、視聴。

 

 

その中でお話されていたのですが…

 

 

「トラックに最も描かれている著名人」は当然文太さんだろうなぁ…」と思っていたら…

 

 

現在は矢沢永吉なのだそうです!

 

 

トラック運転手からの支持が非常に高い一人である事は知ってはいました。

 

 

しかし「文太さん以上に描かれている方である」とは矢沢さんには失礼な言い方ではあるのですが、意外でした。

 

 

 

20年以上前は「トラック野郎=車内で最も聴かれていた歌手は八代亜紀」!

 

 

そして「トラックに描かれる著名人」は圧倒的に文太さん!

 

 

恐らく、十年程前迄はそうだったのでしょうが、運転手の若返りも有るでしょうし、避けられない現実…

 

 

「トラック野郎・度胸一番星」(シリーズ第五弾)に出演されているし、三菱ふそうのトラックの宣伝にも長年に渡り出演されていましたが(健さんとの「デュエット曲」も宣伝内で使用された事が有ります)やはり時代は変わっていたのですねぇ…

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皆様、こんにちは。

 

 

休み二日目、昨日に比べると少し暑くなっている秋田市内です。

 

 

 

先日「主務機のブルーレイレコーダーを買い替えた」と書きましたが…今度はパソコンに繋いでいた「パスパワー方式のポータブルブルーレイドライブ」が駄目になりました…

 

 

原因不明。電気屋に言わせると「OSを入れ替えたり、接続機を変えると原因不明の障害が起きる事が有る」との回答。

 

 

俺の現在のパソコンは使用から四年目になりますが、Windows8→8.1→10と更新。ポータブルブルーレイドライブは一台目のWindows7から使用しており5年目でした。

 

 

仕方が有りませんので、アイ・オー・データ機器製の旧品番を税込¥9500-で買い、交換しました。

 

 

 

実はうちのアパート、築年数の関係も有り壁が薄く、夜更かしの時等はテレビの音量を上げられない事が多々…

 

 

その為、夜更かしの時(10日間に3日程有ります)はパソコンにヘッドホンを繋ぎ、大きめの音量で鑑賞する事も多いのです。

 

 

 

今日記事化する作品もその一つ…

 

 

あのタランティーノ監督も大好きな作品です!

 

 

 

「吸血鬼ゴケミドロ」昭和43年8月14日公開・高久進/小林久三の共同脚本・佐藤肇監督(東映)・松竹製作。

 

 

VHS/DVD/ブルーレイ化作品で、GYAOストア/Hulu/bonobo/バンダイチャンネル/U-NEXT内で有料動画配信が行われています。

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

 

 

当作品は今月のchNECO内に於いて、本日以降9/28(水)03:50より放映されます。(HD放映。本編開始前の03:45~03:50では予告編も放映されます)

 

 

 

※chNECOの作品案内・放映時間案内は此方から

 

 

 

東京から大阪に向かって巡航していたエアージャパンの旅客機が墜落したものの、数人の乗務員・乗客は無事でした。(この社名…当時は「架空の法人名」ですが、現在は「全日本空輸の便名で定期便を運行する子会社名」となっています。もし今製作されていたなら大問題間違い無しです!

 

 

しかし、救助隊は中々到着せず、苛立ちと絶望感が「人間の醜い争い」を生み出していき、更には「謎の宇宙船に引き込まれた一人の男(高英男。一部には「同性愛者だった」との話も有りましたが…信憑性が薄いです)」が額に割れ目」の姿で更なる恐怖を齎して行くのです…

 

 

果たして、生存者の運命は?

 

 

 

 

 

 

この作品①松竹製作だが、監督が佐藤肇である上、東映作品でお馴染みの顔触れが多い為「中身は完全な東映映画」②「スケコマシ」のネコさんが逆に「女房を寝盗られている上に、その不倫相手(北村の英さん)のお供として大阪に向かっている」と云う姿!③「この方は良識人かなぁ…」と思ったが見事に裏切った高橋昌也④やはりこの中で「良識を最後迄失わなかった男」は機長の吉田の輝さん!(そして客室乗務員の佐藤友美)…

 

 

 

そして「額の割れ目」…どう見ても(或る作品で、根津さんが放った台詞を借りますが)「股座に割れ目の入った生き物」の「アレ」にしか見えない!

 

 

俺は当作鑑賞後、女が欲しくなり…何時もの年は「女郎を呼ぶのは二回迄!」と決めていましたが「今年三回目の女郎遊び」をしました!

 

 

そうなる方も多いかと思います。

 

 

 

逆に女優陣には「額に突起物が生える演出!」も遣ったら、更に盛り上がったかも…

 

 

「是非友美さんの額に突起物を!!そして輝さんの額には割れ目でチョメチョメ!」等々考えられた観客/鑑賞者は恐らく…少ないだろうなぁ、俺だけかもしれんなぁ…

 

 

 

肝心の内容に関しても「ここぞとばかりに不満をぶつけ、英さんを苦しめようと企むネコさんの「別な角度からの老獪ぶり・灰汁」を筆頭に楽しめる素晴らしい作品です!

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皆様、こんばんは。

 

 

今朝の7時に勤務を終え、火曜日8時の始業時迄の73時間休みです。

 

 

今日は過ごし易く快適でしたが、明日は夏の暑さが少し戻って来そうな秋田市内です。

 

 

 

さて、紆余曲折を経ながら「仁侠映画全盛の東映に再入社」した若山先生…

 

 

鶴田のおやっさんや健さん等々が「東映の顔」となっている中で存在感を発揮し、昭和43年には「極道」「極悪坊主」「前科者」の三シリーズで主役を務め、その後も「賞金稼ぎシリーズ」「シルクハットの大親分シリーズ」「カポネの舎弟シリーズ」を成立させた、正に「若山先生の黄金時代」。

 

 

「見やすく・楽しく・全ての芸事に深い造詣が有る事を知らしめる観客を頷かせる芝居…そして、何を持たせても・どんな擬斗を遣らせても抜群の上手さを堪能出来る」にも関わらず、DVD化がされているのは「賞金稼ぎシリーズ」「シルクハットの大親分シリーズ」のみ。(「極道シリーズ」「カポネの舎弟シリーズ」全作品「極悪坊主シリーズ」第三弾~第五弾はVHS化がされています。一部有料動画配信有り)

 

 

 

その中でも特に「陽の目を観られずにいるシリーズ」が「前科者シリーズ」(全三作品)。

 

 

本日はその中から…

 

 

 

「横紙破りの前科者」(「前科者シリーズ」第二弾)昭和43年11月2日公開。笠原先生脚本・小沢天皇監督・東映京都製作。

 

 

未VHS/DVD化作品ですが、DMM.com内で有料動画配信が行われています。

 

 

又、東映ch内に於いてここ数年で数回の放映実績が有ります。

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

 

残念ながらYouTube内には有りませんでしたが、主題歌「地獄の子守唄」は名曲!

 

 

一番の歌詞のみを掲載させて頂きますが「野郎の魂に度胸と気合…そして奮起を静かに宿らせる名曲」!

 

 

 

♪義理も不義理も糞食らえ

 

 

 まともに遣る奴ぁ 馬鹿を見る

 

 

 黒を白だと 押し通し

 

 

 意地と度胸の 意地と度胸の 横車

 

 

 

…この様な「実に野郎らしい歌」が阻害されたり全く受け入れられない事が多い現状が非常に残念…

 

 

周囲に「素晴らしい歌だ!」と薦めても中々受け入れて頂けないんですよねぇ。

 

 

俺の「伝え方」が下手なのが原因なのでしょうが。

 

 

俺にとって「物事に対して奮起を促してくれる歌・気合や度胸を思い起こさせてくれる歌」は「東映劇場公開作品の主題歌・挿入歌関連」「男の心意気や心情を謳い上げる演歌やフォークソング」「鶴田のおやっさんが大切に歌い続けた軍歌」です。

 

 

 

因みに…自家用車の助手席に女性を乗せてもこれ等の曲をかけますし、自室で見て頂く映像作品も「俺の趣味」です。

 

 

「自分の生活環境内では全て自分の嗜好で、相手の生活環境内では全て相手の嗜好で…これによってお互いの趣味・嗜好・志向等々を理解し合ったり、新たな物事や考え方等々を知る事が日常の中では重要であり、あらゆる場面で活かす事も出来る」と俺は考えていますが…

 

 

「女性の前でヤクザ映画や軍歌はまずい…」と言われる事が多いですし、この考え方を理解して頂けない事も多いです。残念ですが…

 

 

それに対する俺の返答は「自分の嗜好等々を殺して女の趣味一辺倒になったり、女に好かれようとして無理をするのは全く理解出来ない!」そして「一切無視して我が道を行く!」そして今日に至ります!

 

 

 

昭和初期、千葉の或る港町で出会った職人の若山先生と女郎(玉緒さん)。

 

 

夫婦になる約束を交わし、手の甲に「夫婦の証=赤い点を墨入れ」し、早朝「足抜き」を決行したのですが…女郎屋を仕切る地場の親分(敏さん)一味に見つかり乱闘となった際、傷害致死罪ながらも組員を殺めてしまった若山先生は服役する事になるのです。

 

 

それから五年後…満期で出所をした若山先生は「ヤクザを信用しないチンピラ」となり「木賃宿の仲間達やその周囲の貧人仲間を助ける為」に「香典荒らし」を弟分である潮の健さんを率いて手掛けながら、例の一件以来音信不通になっていた玉緒さんを探し続けていたのですが…

 

 

 

たまたま香典泥棒に入った家が、安倍徹が組長を務める一家!

 

 

しかも「木賃宿で寝込む老人…しかし実の姿は以前大陸で名を馳せた軍人」(小沢の栄さん)と安倍さんが「軍部時代の上官・部下の関係」だった為に「或る縄張り荒らし」(新たに進出してきた組織の壊滅が目的)を引き受けますが失敗!

 

 

僅かな金で「御役御免」となった若山先生…その気風に惚れ込んだ待田の京さんの「見舞金」への借りを返す為「安倍さん一味が保持している関東大震災祈念の追悼花会(賭場)の権利を奪う事」に手を貸す事にするのです。

 

 

その京さんの親分が…敏さん!

 

 

玉緒さんの行き先を追求する若山先生に対し、五年前の一件を謝罪した上で「一ヶ月以内に探し出す」事を提示した敏さん…「ヤクザを信用しなかった筈の若山先生」はその言葉を信じ、今度は逆に「安倍さんの縄張荒らし」を開始します。

 

 

安倍さんの妨害を受け、先行きの不安を抱えていた浪曲師(茶川一郎)を「茶川さんの女房(玉緒さん・二役)が愛する女郎と瓜二つ」(但し全くの別人)だった事から助け、更に「追悼花会の権利」も敏さんに舞い込み、加えて「女郎の玉緒さん」が州崎で見つかったと教えて貰い「チンピラの生活から足を洗う事が出来る」筈でしたが…

 

 

安倍さんの誘いで敏さんは「花会の共同開催と親睦団体の設立」を決断。従って「若山先生の抹殺」を決断し、それを京さんが引き受ける事に…

 

 

更に「若山先生の心情を察して」抹殺を依頼された京さんが玉緒さんの「本当の居所=病院」を伝え、やっと出逢えたものの、州崎から別の女郎街に無理矢理連れ出された上に「嘘の手紙」を敏さんの手下(彰さん)に書かされた事実を若山先生に伝えましたが…実はその時既に「虫の息」永遠の別れとなってしまうのです。

 

 

「やっぱりヤクザは信用出来ねぇ!」と京さんに短刀を向けた若山先生でしたが、邪魔に入った敏さんの組織の三下に京さんは殺されます。

 

 

 

怒りが頂点に達した若山先生…木賃宿の仲間達と潮の健さんの手を借り、親睦団体の結成式が終了したばかりの寺院に乗り込みます!

 

 

棺桶に入り、顔部分の小さな観音扉を安倍さん/敏さん一味に見せた瞬間「ベー!」と舌を出しながらチャカを放ち「地獄から迎えに来たぜ!」と全ての怒りをぶつけます!

 

 

小沢の栄さんから貰った「遺品」の「拳銃二丁」をぶっ放し、弾が無くなると、自らの腹部に刺さっていた短刀を引き抜き更に反撃!

 

 

瀕死の重傷を負いながらも、恨みを晴らした若山先生…

 

 

しかし「若山先生の最期を見た者が誰一人居らず、その後の生死や行方は誰も知らない」の字幕が現れ終了…

 

 

 

冒頭、この作品は昭和初期に実際に起こった事件を元に創作された事が字幕で観客に伝えられます。

 

 

満期出所後に「お気に入りの女郎」として昵懇の中だった春川ますみとの相性も抜群!

 

 

木賃宿の仲間達との遣り取りは「一服の清涼剤」として機能し、栄さんとの関係は「お互いが実の親子以上に慕う微笑ましい姿」として気持ちが暖かくなります。

 

 

 

「安倍さんと敏さんに関わった時点で地獄の釜に全身を捧げた=自業自得」と言われても何も文句は言えない内容ではありますが「手に汗を握る迫力」「敵対組織同士を怖い物知らずそのものの姿で爛々と行き来する若山先生の清々しさ」は非常に面白い!

 

 

そして…安倍さんに「軍部での関係は過去の事…使い物にならない老耄には用は無い!」と言われた栄さんが「貴様は本物の切腹を知らん様だなぁ…俺が見せてやる!」と目の前で腹を斬り絶命した姿は「圧巻」の一言!

 

 

 

「棺桶から飛び出し、死神そのものの死闘を見せた若山先生の殴り込み」の凄みも必見です!

 

 

 

他の出演者は…山岡徹也・セキコウさん・汐さん・志賀ちゃん・西田良・高並功・宮城幸生・国一太郎・紅かほる・野口泉・サワショウさん・丘路千・有川正治等々です。

 

 

 

最後に…小沢天皇は自著で「東映内部で敏さんが主演の作品の企画が有った事」を述べられています。(実現しなかった理由には言及していません)

 

 

「敏さんを善人役にして主演作を製作したら、どんな感じになっただろうか?」と仰られていますが、これは俺も是非見たかった!

 

 

「人格者」として誰一人悪く言う者が居らず、子役にも優しく、「赤影」では化粧を自ら楽しんで遣っていたらしい敏さんですから…「人柄そのものが滲み出たであろう、生涯一番と言われる名演・名作」となっただろうなぁ…

 

 

敏さんは宮城県生まれ。

 

 

我々「東北男児が誇りにしている多くの役者陣の一人」です。

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皆様、こんにちは。

 

 

休み最終日、本日は晴天の秋田市内ですが…この時期になると朝晩の冷え込みが身体に応え、勤務先でも体調不良を訴える者が急増しています。

 

 

今回の休みは「一日延長戦=休日出勤」となり、昨日6時の勤務終了時から明日8時の始業時迄の50時間休みとなっています。

 

 

 

今月の東映ch「ミッドナイトシアター」の枠内で、以前から「観たい!」と思っていた作品をやっと鑑賞する事が出来ました。

 

 

 

「ポルノ時代劇・忘八武士道」昭和48年2月3日公開。小池一雄/小島剛夕の共同原作・佐治乾脚本・石井センセイ監督・東映京都製作。

 

 

DVD化作品ですが、有料動画配信は行われていません。

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

※東映chの作品案内・放映日時案内は此方から(今月放映予定分は既に終了しています)

 

 

 

併映作品は同じく東映京都製作「セックスドキュメント・エロスの女王」ですので「ポルノ週間」だったのでしょうね。

 

 

金子武郎/中島村長の構成で中島村長が監督!

 

 

解説はネコさん!

 

 

…ソフト化も有料動画配信も有りませんが「日の目を見られないのが勿体無さ過ぎる傑作!」である事は間違いないでしょうねぇ…ネコさんですよ!

 

 

 

「丹波の御大が当作品の原作となった劇画の大ファンで、自ら東映に企画を持ち込んだ」との話も有ります。

 

 

数え切れないだけの東映製作の劇場公開作品に出演していた上に、東映が手掛けていた「JNN系列毎週土曜21時の東映製作のドラマ枠」の顔を約14年間に渡って務められたのですから…娯楽をきちんと解っている御大は「東映なら出来る」と考えたでしょうし、東映側も「先が見込める企画である上、御大への謝意として製作を決断した」と考えます。

 

 

 

 

 

 

「孝・悌・忠・信・礼・義・廉・恥」の「八つの徳」を忘れた(捨てた)「人にして人に非ず・人の姿を借りた鬼畜外道の無法者の集まり」が「忘八」。

 

 

 

「人斬り死能」と恐れられていた無法者・明日死能(丹波の御大)は御用提灯に追い込まれ川に飛び込み、一命は取り留めたものの、助けたのは吉原の忘八一味!

 

 

女の肌で温められ蘇生した際「地獄から生き帰ったのだから女の地獄で過ごすのも一考では?」と「忘八入り」を薦められた御大でしたが、試験で「捨て切れなかった僅かな良心」が仇となり、一度は親玉(エンタツさん)やその右腕(伊吹の角さん)等々に消されかけます。

 

 

しかし、御用提灯を次から次へと切る御大の「見事な剣の腕」を目にしていたエンタツさんは御大を客分として迎え入れた上に、組織の家宝とも言える銘刀を与える事になるのですが…

 

 

 

 

説明云々より「実際に鑑賞して頂く事」で面白さ・楽しさ・奥の深さを感じて頂きたい傑作!

 

 

冒頭から首が吹っ飛ぶ時点で御覧になられる方々の期待度は頂上に達する事になると思いますが、その期待に十二分に応えています。

 

 

性描写の濃度は石井センセイらしい「ねちっこさ」ですが「徳川いれずみ師・責め地獄」「やくざ刑罰史・私刑(リンチ)」と比べると「陰惨さ」は若干和らいでいますので万人向けとも言えます。(但し「陰惨さに関する尺度」は個人差が大きい為、これ等の描写が苦手な場合は「それなりの心の準備」をお願い致します)

 

 

江戸幕府の時代なのに、遊女と共に屋外に放り出される町人の役名が「小島慶四郎」!しかもご本人が演じられている!そんな「小技」も効いています!

 

 

丹波の御大の「立ち回り」は「バレエの様にしたかった」との事で「或る工夫」が為されていますので其方にも注目です!

 

 

 

この頃「ウルトラセブン」内に於ける女性隊員役から発せられていた印象からの転換を見事に成功させ「女の魔性を吐き出させたら一・二を争っていた」ひし美ゆり子も素晴らしい!

 

 

因みに俺は「ウルトラセブン時代より、この時期のゆり子嬢」の方が圧倒的に好みです。

 

 

 

この時期、石井センセイは東映で当作と「現代任侠史」(健さん主演の「現代ヤクザと任侠の融合とも言える作品)「地獄拳シリーズ」(千葉ちゃん主演の大馬鹿映画)「緋ちりめん博徒」(「緋牡丹博徒シリーズ」の後継作品…とは言い難いですが、新たな「女博徒作品」を目指した作品)等々「全く毛色の違う作品を、同時期に手掛けていた事」も特筆すべき事項。

 

 

一般的には「現代任侠史」「ちりめん博徒」の評価が今一つですが、当時の水準から見ても「娯楽性で見た場合は相当に高い出来具合。しかも、石井センセイが嫌いな「整合性が確立されている作品」でもきちんとした仕上がりを見せ付けています。

 

 

勿論これは既に「網走番外地シリーズ」「ギャング映画群」「新東宝時代の作品群」等々で既に立証されている事ですが、同時期にこれ等を遣って退けた事が非常に大きいです。

 

 

 

因みに、石井センセイは丹波の御大に関して「まぁ…丹波ちゃんなんて、台本渡しても覚えませんしねぇ…鶴田浩二がその事に悩んで考え込んでしまっても「鶴田、もういいよ!先行こう!先!」と云う様な調子で…とにかく即興が出来ない役者は駄目だった」と…

 

 

そして、石井センセイの作風を「キネマ旬報」内で痛烈に批判された映画評論家で教育研究家の佐藤忠男氏に関しては「俺は同じ「キネマ旬報」で「佐藤忠男は観念馬鹿だ!」と遣り返した!佐藤氏も風潮に乗せられて書いたのかもしれないが、大体あの人が評価する映画は客が入らない物ばかり…」

 

 

この石井センセイのお言葉ですが「数多くの映画評論家連中と観客側の視点の大きな違い・「いい作品を教えてやるぞ!」と云う評論家連中の読者・観客等々を完全に見下した態度」を鮮明にしています。と同時に「製作者/役者陣の娯楽に賭ける真摯な姿勢・常にお客様以上に低い目線で物事を追いかけ考え、作品に存分に生かしていた事」を裏付けています。

 

 

 

他の出演者は…久野四郎・佐藤京一・原田君事・相川圭子・池島ルリ子・一の瀬レナ・深江章喜・内田の良さん・小林千枝・北川マキ・笹木俊志・鈴木康弘・拓ボン・浪花五郎・野口貴史・高並功・人見きよし等々です。

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皆様、こんにちは。

 

 

休み最終日、朝から涼しく快適ですが、台風の影響で降雨が有りそうな予感です。

 

 

今朝は起床後、昨日深夜に放映され、録画しておいた石井センセイが手がけた「ポルノ時代劇の傑作」東映京都「ポルノ時代劇・忘八武士道」を鑑賞!

 

 

爽やかな朝を更に爽やかにする「石井センセイの世界」はやはり素晴らしい!

 

 

…と思っているのは、俺を含めた極一部の「東映ファン・石井センセイの異常性愛路線ファン」だけでしょうが…とにかく面白い事だけは確か!

 

 

当作品については後日記事化します。

 

 

「忘八武士道」はDVD化作品です。又、今月の東映ch「ミッドナイトシアター」の枠内で放映の一作品として、9/15(木)26:00~27:30に放映されます。

 

 

 

さて、昨日飛び込んで来た「実娘・梅宮アンナによる辰ちゃんの病状経過会見」。

 

 

※gooニュースの記事は此方から

 

 

二ヶ月後の現場復帰を目指し自宅療養中ながらも、辰ちゃんは「俺は元気だから余り騒がないでくれ」と、周囲を気遣うお言葉が…

 

 

様々な人生経験を積まれた辰ちゃんだからこそ出た言葉なのでしょうし、それを或る程度知っているからこそ我々にもこの言葉は心に強く響いて来ます。

 

 

 

約40年前に「睾丸腫瘍と肺への転移」が発覚しながらも「抗癌剤と赤外線治療」で乗り越えた上に「頭髪が抜けなかった」「その後再発無し」と世間を驚かせた辰ちゃん…

 

 

それからは「早寝・早起き」で身体を気遣い、料理と自家用船「番長」(辰ちゃんらしいし、いい船名…)で釣りに没頭し、芝居以外でも我々を楽しませてくれています。

 

 

 

今年に入ってから、曽根さん/白川由美/梅津栄/十勝花子/中川梨絵等々の逝去・三原葉子の逝去判明・松方さん/恒さんの病気療養等々「一層寂しさが増す報道・心配の種が尽きない報道」が続いています。

 

 

「高齢ながらも十時間を超える大手術を乗り越えた辰ちゃん」の回復と早期復帰を祈願して、本日は「大馬鹿とスケコマシを完全に封じ、侠客の世界に生きる男の生き様を見事に見せつけた」この作品…

 

 

 

「続・渡世人」昭和42年11月23日公開。棚田吾郎/白石幸男の共同脚本・佐伯清監督・東映東京製作。

 

 

未VHS/DVD化作品で有料動画配信も行われていませんが、東映chでは今年一度放映されました。(ここ数年では数回の放映実績が有ります)

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

 

主題歌は城卓矢「男無情」!

 

 

野郎の心に火を点ける名曲ですが、YouTube内には残念ながら有りませんでした…

 

 

東映映画の主題歌は「歌詞がいい」名曲が多いのですが、時代に合わないのか「余り取り上げられない・見向きされ難い・ご興味を持って頂けない」のが非常に残念です。

 

 

特に男性であれば「現在の男性歌手が歌う軟弱な流行歌の歌詞のくだらなさと無意味さ。対して、男気と気合や信念・遣る気等々を静かに燃えさせる東映映画の主題歌(勿論「東映作品とは無関係の、無数の過去の歌謡曲」を含みます)の素晴らしさ」に気付いて頂けると確信しています。

 

 

卓矢さんは劇中「辰ちゃんが率いる組織の若衆」としても出演されています。

 

 

 

サブちゃんが「これでもか!」と云うだけ「大馬鹿」を見せつけた「任侠魚河岸の石松」と共に上映されています。(高田宏治脚本・東映京都製作・未VHS/DVD化作品で有料動画配信も有りませんが、今年の5月に東映chで初放映されました。KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

 

 

 

 

演出は当時京都撮影所常駐だったソクブン監督!

 

 

機会が訪れた際には「続・渡世人」と共に此方もお見逃しなく!

 

 

大馬鹿炸裂なのに男気も同時に炸裂!

 

 

しかも、この後に文太さんの主演で製作された「関東テキヤ一家シリーズ」の「原型」となったのは「魚河岸の石松」ではないかなぁ…とも感じます。

 

 

 

時は満州事変勃発直後の東京と千葉。

 

 

満州へ送る「軍御用達の作業員確保」の件で、千葉から兄弟分(中村竹弥・女房役は藤田佳子)を尋ねた親分の道さんと次期親分と目されていた辰ちゃんでしたが…

 

 

「軍の仕事を何としても手に入れたい」同じく千葉を根城とする敵対組織の頭(エンタツさん)は、兄弟分(サワショウさん)の子分(鶴田のおやっさん)に「道さんを葬る事」を命じます。

 

 

病弱の妻(万里昌代)と長男に別れを告げ、渡世の義理を果たそうとしたものの、その道行で既に瀕死の状態で倒れていた道さんを発見。(この直後に息を引き取ります)

 

 

実は、おやっさんの兄弟分(若山先生)が「家族の事情」を案じて先回りし、刺していたのです。

 

 

しかし「刺したのはおやっさん」と街中に広まった為、若山先生の助言も有り、おやっさんは「逃げられる所迄逃げよう」と決断を下しましたが、病弱の妻と子供を連れて逃げる事は不可能と判断し…

 

 

「若山先生の汚名を着たまま殺される事」を覚悟し、竹弥さんの自宅に向かい「命を捧げる事・妻子の面倒一切をお任せする事」を申し出ます。

 

 

「殺したのは夫じゃない!」と訴えた昌代さんの言葉に嘘は無いと判断した上、命懸けの行動に出たおやっさんを、竹弥さんは「この金で逃げなさい」と助け、妻子の面倒を責任を持って見る事を約束します。

 

 

 

それから二年後…千葉で一家を引き継いだ辰ちゃんの元に、昌代さん親子は居ました。

 

 

そして「満州へ更なる人員派遣」を軍から命じられた際、帰国した作業員から「おやっさんが亡くなった」事を聞かされます。

 

 

それを陰で耳にした昌代さん…これが「容体悪化の引き金」となって行きます。

 

 

 

エンタツさんの「妨害」もまだ続いており、遂には軍幹部(南原宏治)と結託し、辰ちゃんに「業務遂行」を命じた南原さんの上官(御木本伸介)を大陸に追い払い「裏工作と妨害工作」で「権利剥奪」を一歩一歩実現に近付け、更には辰ちゃんを支える米問屋の主人(伊沢一郎。実娘で辰ちゃんに片思いを抱くのは小川知子)の借用書を金融業者から買い取り「米の売買」に関しても小売業者を脅して追い込み、加えて話を聞き付け東京から出て来た竹弥さんをも「汚さが際立つ勝負」で葬ります。

 

 

サワショウさん亡き後、エンタツさんの組織の客分となった若山先生も存分に「悪の限り」を尽くす様に…

 

 

 

そんな時「死んだ筈」のおやっさんが上海から帰国し、昌代さんの死を悔やむものの…辰ちゃんの置かれた現状を知り、妻の冥福もそこそこに陰から支えましたが、エンタツさん達の妨害は極限に迄到達!

 

 

しかも「殺したのはおやっさん」と確信していた辰ちゃんは、おやっさんに刃を向けるものの「若山先生とおやっさんの話」を聞いていた卓矢さんの言葉で事実を知り、おやっさんは「敵の妻子の面倒をきちんと見てくれた」辰ちゃんに恩義を伝える事になるのです。

 

 

堪忍袋の緒が切れた二人は、遂に「巨悪の根源」を葬りに向かいますが…

 

 

 

当作品以外にも辰ちゃんは「スケコマシ」「大馬鹿」と並行して「男度胸で勝負する」「花札勝負」等々で「侠客らしい侠客らしさ」を健さんや鶴田のおやっさんの様な「侠客道を知り尽くし、その生き字引そのものの生き様を見せる芝居」とは一線を画す「身体に叩きこまれた侠客道を、道を外さぬ様に一つ一つ確かめながら着実に道を切り開いていく若き獅子」を演じさせると光る物が有ります。

 

 

純子姐御の「緋牡丹博徒シリーズ」に於ける「決して器用ではない純子姐御の台詞回しを逆に活かし、命の遣り取りにもなりかねかい口上を、一つ一つ確かめる様に言わせた監督陣の演出手腕」とも共通する点が有ると考えます。

 

 

 

「お客様が喜んでくれるなら何でも遣る!俺は今迄「演じた役」を恥ずかしいと思った事は一度も無い!」と話していた辰ちゃんの「役者としての信念と行動」は名言ですし、その信念を今日迄曲げずに遣って来たのですからこの姿勢は立派だし多くの役者陣の頭の中に焼き付けて貰いたい言葉。

 

 

だからこそ「大馬鹿からスケコマシ・侠客から大幹部やチンピラ・自営業者から警察署長」迄、何を遣らせても上手いし魅せてくれる理由は「この言葉」に集約されていると思います。

 

 

 

その「辰ちゃんの芝居」に「侠客道そのものを見せつけるおやっさん・情けが結果として道を逸れる切掛となった若山先生の芝居」が融合しているのですから「仁侠映画ファン」にとってはこれが面白く無い訳がない!

 

 

 

「死ぬ時も一緒に死ねる相手が兄弟分」と若山先生に放った鶴田のおやっさんの台詞も素晴らしい!

 

 

そして、その言葉に呼応して「刃を向け合う結果」に至った筈のおやっさんを最後には助けた若山先生が「(おやっさんが)俺の汚名を着てくれた分、お前を助けるのは当然の事」と絶命していく場面は「ボンクラ野郎の魂に火を点ける」名場面です。

 

 

 

他の出演者は…セキコウさん・日尾先生・木村修・八名の親分等々です。

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