東映バカの部屋

東映製作作品を主体として書いていますが、たまに他の話題も…一人でも多くの東映ファンが生まれる事を望みます!


テーマ:

皆様、こんにちは。

 

 

休み最終日、今回の三連休は天気に恵まれなかった秋田市内です。

 

 

さて、似合う役柄や生まれ持った雰囲気、身形等々が全てと迄はならないものの、正反対に位置する点が多い健さんと文太さん。

 

 

ご存知の方々も多いかとは思いますが、このお二人が唯一、同じ役柄を演じられた作品が有ります。

 

 

●「幸福の黄色いハンカチ」(健さんが主演を務めた劇場公開版)昭和52年10月1日公開。山田監督/朝間義隆の共同脚本・山田監督・松竹大船製作。

 

 

VHS/DVD/ブルーレイ化作品で、DMM.com/GYAOストア/ビデオマーケット(プレミアムコースの場合)/楽天ShowTime/GooglePlay/iTunes/Hulu内で有料動画配信が行われています。

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

 

●松竹オンデマンド公式・YouTube予告動画

 

 

 

 

 

 

健さん版は地上波・通常BS波・有料BS/CS波を問わず生前から何十回も放映されている為、録画したものをお持ちの方、何度も鑑賞された方が多数かと思います。

 

 

因みに俺は三回か四回鑑賞しています。只「山田監督・健さんコンビの作品」ならば当作の三年後に製作公開された「遙かなる山の呼び声」の方が好きですし作品としても出来は上と考えている為「健さんの主演作品としては及第点…普通に観られる作品」程度と思っています。

 

 

何度も演じられていた「網走帰り」しかし「任侠映画/ヤクザ映画時代の印象の払拭」を目指していた健さんの芝居がかなり力が入り過ぎて、東映時代に持っていた「適度な明るさや剽軽さ」が全く出て来なかったのがなぁ…

 

 

「過去を捨ててかかる!」その気持は理解出来ますが、この辺が少しでも生かされていたとしたならば、作品の印象も大分変わったとは思います。

 

 

只、最後の最後で金八の赤いファミリアを冷やかしにかかった「哥麿会の大型デコトラ」(いすゞ・ニューパワーV10ダンプトラックの「通称・ゴリラ顔」のデコトラも当時としては珍しかったです。三菱ふそうと日野が圧倒的に多かった為)を登場させたのは…山田監督のソクブン監督に対する「対抗心」だったのか?そんな事は全く関係無く手配したのか…是非知りたい!

 

 

 

 

●「幸福の黄色いハンカチ」(文太さんが主演を務められた連続テレビドラマ版)昭和57年8月29日~9月26日の毎週日曜日20:00にJNN系列で放映・全五回。栗山富夫監督(「釣りバカ日誌シリーズ」の前半約10作品の監督を務められた方)。三船プロダクション製作。(余談ですが、当作品の後番組がJNN系列局に於ける「打倒!西部警察!」の期待を背負って送り出されたものの、視聴率不振により半年で打ち切られた東映が製作協力を務めた「Gメン82」。只、その後に丹波の御大が「西部警察スペシャル版」にゲスト出演したのだから…世の中は解らないものです)

 

 

山田監督が設定や脚本の手直しに協力をしています(初期の段階からテレビドラマ化を視野に入れていた為)。

 

 

長らくソフト化も再放映もされていませんでしたが、平成27年にDVD化され、有料CS波ではchNECO/TBSch2での放映実績が有ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

東映京都製作「日本の首領(ドン)シリーズ」での共演が切掛かとは思いますが「富士山の様な方」と心から三船の御大を尊敬されていたらしい文太さん…その三船プロから声がかかった上に健さんと同じ役…

 

 

役作りや撮影時は様々な苦悩も有ったかとは思いますが、上記の「二点」が文太さんの気持ちに火を点けて「健さんを超える芝居」を見せたと俺は思っています。

 

 

 

若者達との道中、説教云々等々と云った事は一切無く、寧ろムショの垢を落としながら「果たして、手紙に書いた通りの要望に女房が応えてくれているのか?と云う不安を打ち消そうとしている姿」そして「若者達を微笑みながら暖かく見つめ、背中で様々な事を教えている様にも見える姿」が印象に残ります。

 

 

本人が望んだ道ではなかったにしても「スター街道一直線」だった健さんに対し、激しい浮沈を繰り返し、東映で切っ掛けを掴んだのは30代半ば、頂点に立ったのは40歳前後だった文太さん…この役柄に活かしたのはそんな「長年の苦労」なのかもしれません。それがあの「若者達を微笑みながら暖かく見つめる姿」だったのかなぁ。

 

 

同じ題材で「製作期間に約5年の差」当時であれば「後から製作された方が優れている事」も多々ありましたが、それを加味しても「健さん版と文太さん版」で比べた場合、俺は「文太さん版」に軍配を挙げます。

 

 

 

健さん主演版との共通点は「網走帰りの殺人犯で、女房の住む自宅に手紙を出し、それを見届ける事を目的としている」「途中、免許失効で警察に身柄を拘束される」だけかなぁ…

 

 

その警官役、健さん版では渥美清でしたが、文太さん版では三波伸介が扮しています。

 

 

三波さんの遺作ではありませんが、当作放映から約二ヶ月後に急逝されました。

 

 

 

相違点は多く、その一部ですが…

 

 

●女房役/居住地は千恵子姉様が住む夕張に対し、ピン子さんが住む稚内(文太さんとは東映京都「神戸国際ギャング」以来の共演)。従って走行経路は「網走・夕張間」ではなく「網走・稚内間」。

 

 

●「健さん・桃井かおりが、金八の買った赤いファミリアで移動」するのに対し「文太さん・アパッチけん・光石研・田中好子・音無真喜子が、けんさんが知人から借りたデリカスターワゴンで移動(けんさん・光石さんが道東の或る空港で東京から来た田中さん・音無さんを引っ掛け同乗させる設定)」。(健さん版は東洋工業が、文太さん版は三菱自動車工業が車輌提供を行った為)但し、音無さんは第二話で降板。

 

 

●「殺人罪」は共通しているものの、事件に至った経緯に関しては描写がかなり違う。(文太さん版は子供が生まれた設定になっている、等々)等々…

 

 

 

因みに、YouTube等々でよく比較されているのは「ビールを飲む姿」。

 

 

ここに関しては「撮影二日前から一切物を口にしていなかった健さん」に軍配を挙げます。

 

 

「普段から酒を嗜んでいた文太さんの自然さ」もいいのですが…「我慢の差」が出てしまったかな?

 

 

 

この二作品の見比べ、中々面白いですよ。

AD
いいね!した人  |  コメント(10)  |  リブログ(0)

テーマ:

皆様、こんにちは。

 

 

休み二日目、曇り空で時々降雨に見舞われていますが、昨日に比べると相当に暖かい秋田市内です。

 

 

さて…デビュー以来「東映東京の稼ぎ頭の一人」として大活躍され、爽やかな青年から熱血漢・身も心も軽いチンピラや颯爽としたギャング迄幅広く演じられて来た健さん。

 

 

東映京都に於いても出演作品数は僅かながら時代劇では助演として活躍されていました。

 

 

その健さんが、兄貴分として慕っていた錦之助御大の指名を受け(当初は錦之助御大の主演で検討がされていたものの、日程に僅かな空きしか無い事が判明し、御大が助演に廻る代わりに健さんを主演に推薦された…との事)「健さん初の主演シリーズ」かつ、この後「泣かぬ・笑わぬ高倉健」の印象を世間に植え付けたのが「日本侠客伝シリーズ」(東映京都製作。但し第九弾で二谷英明・星由里子が東映製作の映像作品に初出演を果たした「日本侠客伝・花と龍」のみ東映東京製作)。

 

 

どれもこれもが水準を大きく上回る傑作娯楽作品シリーズですが、その中でも「一番好きな作品は何か?」と聞かれたら、俺は迷わずこの作品を挙げます。

 

 

 

「日本侠客伝・昇り龍」(「日本侠客伝シリーズ」第九弾)昭和45年12月3日公開・日野葦平原作・笠原和夫脚本・山下将軍監督・東映京都製作。

 

 

VHS/DVD化作品で、、DMM.com/GYAOストア/U-NEXT内で有料動画配信が行われています。

 

 

又、今月の東映chでも放映されましたが、本日時点で今回の放映分は全て終了済です。

 

 

次回は平成29年2月の東映ch内で放映が予定されています。

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

 

※東映chの案内は此方から(平成28年11月の作品案内・放映時間案内は此方/健さん特集サイトは此方

 

 

 

併映作品はもっと再評価の機会を得るべき娯楽作品の名手の一人・山口和彦監督が礼子姐御を主演に演出を手掛けた「不良番長シリーズ」の姉妹篇でもある東映東京製作「ずべ公番長シリーズ」第二弾「ずべ公番長・東京流れ者」。

 

 

 

 

 

 

 

実は、記事を書く度に調べて解った事なのですが…昭和40年前後から昭和50年代前半付近迄の傾向として、健さん・純子姐御の主演作品の併映作品は「東映ピンキー・バイオレンス路線の作品」であったとしても年齢制限の無い現在の「G指定」。成人指定の作品は鶴田のおやっさん・若山先生・文太さん・安藤組長等々が主演の作品に多く割り振られています。

 

 

番組構成を一つ取って見ても、当時の東映作品上映館の客層の志向やそれを敏感に感じ取りながら考えていた東映の姿勢を伺い知る事が出来ます。

 

 

 

物語の流れについては、火野葦平原作「花と龍」を下地にした作品である上「原作書籍を読まれた方」「この作品を原作として製作された東映を始めとする数多くの映像作品を鑑賞された方」双方共に多いと思いますので割愛致します。

 

 

 

「当作品の何に惹かれるか?」となると、健さんや数多くの悪役俳優陣の活躍も勿論なのですが、マンを演じた玉緒さん・お京を演じた純子姐御・ギン(通称「おてら婆さん」)を演じた荒木道子の「三女優の活躍と名演」が、前作「日本侠客伝・花と龍」を大きく凌駕する世界観と心の奥底に隠された「女の心情と葛藤」を描き切った事。

 

 

更に玉緒さん・純子姐御が「この作品の撮影期間中に限り、私生活でも健さんに惚れていたのではないか?」と感じる程の芝居や台詞回しが、山下将軍のお家芸「花に情感を託す演出」を更に際立った物に押し上げた事。

 

 

健さんの左腕と方に掘った「降り龍」その「龍の鱗の一箇所に純子姐御が「京」の一文字を掘り思いを託す演出」は、笠原先生/山下将軍/健さん/純子姐御でなければ成立する事は無かったであろう「屈指の名場面」と言っても過言ではないと思います。

 

 

 

この素晴らしさはとてもこの場で書き切れませんんし、是非皆様にも感じ取って欲しいですので「騙された!」と思って一度鑑賞して貰いたい傑作です。

 

 

 

 

 

 

他の出演者は、千恵蔵御大・鶴田のおやっさん・敏さん・エンタツさん・絃さん・伊吹角さん・小田部通磨・矢奈木邦二郎・疋田泰盛・木谷邦臣・大前均・諸さん・東龍子等々です。

AD
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

テーマ:

皆様、こんばんは。

 

 

今朝の7時に勤務を終え、火曜日8時の始業時迄の73時間休みに入りましたが…秋冬の境目は身体に最も堪えます!

 

 

疲れが抜け難いし酔の周りも早い!

 

 

全ての諸用を終えてビール一本で一気に眠ってしまい、起床したら既に17時!

 

 

しかも、例年以上に寒い上、この秋田市内でも珍しく数日前には積雪も有りました。今年の冬は厳しそうな気配…

 

 

 

さて、明後日・11/28(月)は文太さんの三回忌を迎えます。早いですね…観続けていますので気持ちの中では元気に生き続けてはいるのですが、寂しい事には変わりはありません。

 

 

本日は、その文太さんを中島村長が初めて主役として迎え、演出を手掛けた「異色アクション作品」です。

 

 

 

「戦後秘話・宝石略奪」昭和45年6月4日公開。菅原通済原作・三悪追放協会製作協力(三悪=麻薬・売春・性病)・中島村長/金子武郎の共同脚本・東映東京製作。

 

 

VHS化作品ですが未DVD化。(十数年前の秋田県内や盛岡市内ではかなりの店舗で貸出用が常備されていました)DMM.com/GYAOストア/U-NEXT内で有料動画配信が行われています。

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

KINENOTEの作品案内では「日本とシンガポールが舞台」となっていますが、完成作品内では「日本とマカオ」です。

 

 

 

戦後間もなく復員し、実妹(ますみさん)を探し当てたものの、パンスケに成り下がった上に脳梅に侵され亡くなった事を切掛に「売春を憎み、パンスケを救う為の大金を掴む」事を目的に、或る事件で救った闇屋の大将(方正さん)に尽くしながらその機会を狙う文太さんの「命をかけた一世一代の大勝負」を描いています。当作品でますみさんは「文太さんの実妹」「方正さんの娘」の二役を演じ、「方正さんの妹」の側では「相思相愛になる設定」となっています)

 

 

文太さんや方正さん、そして方正さんと手を組む悪徳政治家(KINENOTEの作品案内ではネコさんが演じられた事になっていますが、実際に演じられたのは小池の朝さん)やギャングの親玉(丹波の御大)皆が狙うのは、終戦直前に政界の黒幕(千恵蔵御大)が日本銀行の秘密金庫に隠したとされる時価50億円とも言われるダイアモンド!

 

 

方正さんを通じ、千恵蔵御大と出逢い、信頼を得た文太さんは、千恵蔵御大が「大アジア主義の為に使いたい」と託したそのダイアモンドを持ってマカオに渡り、そこに居を構える謎の人物(若山先生)に「金に変える事」を申し出ますが…

 

 

その間に「私利私欲の塊」である方正さん・小池の朝さん・丹波の御大による「醜い争奪戦」が繰り広げられていた上に、日本を含めて当時のアジア諸国には50億円もの現金を右から左に動かす事の出来る人物は居なかった為、若山先生は文太さんに「同様の価値の有る物…ポンに代える事」を提案…

 

 

しかしそれは文太さんの意思に反する行為…表向きは受け入れながらも、自らの身の危険に遭遇した事を切掛に、怪我から救ってくれたマカオの売春婦の部屋で自らの身体に「50億円のダイアモンド」を隠す事にしたのです。

 

 

しかも、怪我に苦しむ文太さんを見かねてその売春婦が「使用した」事を切掛に自らが「ポン中毒」になってしまいながらも「初心貫徹」!

 

 

果たして結末は…

 

 

 

醜い争いを文太さんの冷ややかな目線で描いて行きながらも、終盤には自らが意思に反して成り下がる姿の強烈さ!しかし「信念迄腐らなかった文太さん」は、70代以降の各方面に於ける活動にも相通ずる姿に思えて来ます。

 

 

そしてサクさんと同様「配役陣を決して美化せず、心の奥底に有る醜さ・弱さをきちんと描く中島村長の演出志向と手腕」は、当作の前年に演出を手掛けられた「日本暗殺秘録」をも彷彿とさせます。

 

 

文太さんも「日本暗殺秘録」に出演をされていますが、中島村長と本格的に顔を合わせたのは当作品。ここを切掛として主演・助演を問わず多数の作品で名作・名芝居を提供し続け、逝去後に発売された或る書籍では「昭和47年製作・公開の「人斬り与太シリーズ」撮影終了後に中島村長とグアムに休息を兼ねて渡航した際、同時に話し合いを重ねて「木枯し紋次郎シリーズ」の物語や芝居、そして役作りに関して議論し尽くした」と云う意味合いの事を対談で述べられており「二人の信頼関係はサクさん以上・ソクブン監督と双璧の物が有る」と感じた次第…

 

 

更に見所としては、新東宝時代は「女奴隷船」等々で共演が多かった上「丹波ちゃん」と呼ぶ様な人間関係を築いていた事が伺えたにも関わらず、東映作品では「名を連ねた事は多かったものの、同じ場面で芝居をぶつけ合った事は極めて少ない文太さんと丹波の御大の顔合わせが存分に楽しめる上に、新東宝時代の対決を彷彿とさせる名場面となった事」です。

 

 

但し、丹波の御大の姿は「キイハンター」「Gメン75」と同様ながら、当作品では「外面」を綺麗に思わせて実は中身が腐り切っています!

 

 

そして妻と娘の前で褌一丁で物凄い勢いで飲み食いする方正さん!それを冷ややかな目で見る文太さんとますみさんを横目にする事無く、女房(松井康子)に交尾を笑顔で要求し寝室に向かう姿!」「頭を強打し気違いに成り下がった小池の朝さんの末路!」です。

 

 

 

他の出演者は…八代万智子・夏珠美・賀川雪絵・稔侍さん・戸浦六宏・中田博久・日出さん・八名の親分・通済先生等々です。

 

 

 

●「特別機動捜査隊」第626話「女のみち」に星まり子出演!

 

 

この回では「ぴんから兄弟」が特別出演をして、飲み屋で「女のみち」でも歌うのかなぁ…と考えていたら…

 

 

叶優子主演の「女番長(すけばん)シリーズ」第七弾にして最終作の女番長(すけばん)・玉突き遊び」昭和49年・関本監督・東映京都製作。撮影中に優子さんが重傷を負いながらも、岡田会長の決断と優子さんの女優根性が完成公開に結びついた魂心の傑作です!)の挿入歌「泣くな!おっぱいちゃん」を歌った星まり子が特別出演!(日活ロマンポルノを主戦場として活躍され、主演作品も持っていた模様ですが…活躍期間は昭和48年から昭和50年と短い上に日活での出演作品は全て未見です)

 

 

 

 

 

 

当時20歳か21歳と思われますが…年齢以上の色気に美貌、しかもバス乗務員の姿かつ無伴奏で「泣くな!おっぱいちゃん」を熱唱!

 

 

事件の重要参考人としての役柄でもあり、出演場面も多いです。

 

 

 

IMG_20161126_183705161.jpg

 

 

 

 

この回は12/1(木)09:00~10:00に再放映が、12/8(木)04:00~05:00に再々放映が行われる予定です。(再々放映は機器調整等々の関係で休止される場合が有ります)

 

 

主演に当たる「主任役」この回は里見黄門様です。

 

 

 

※東映chの作品案内・放映日時案内は此方から

 

 

 

因みに…「玉突き遊び」で優子さんと相思相愛になる野郎を演じられた白石襄は「白石鈴雄」の名で「青木義朗が演じる三船主任の部下の刑事役」として昭和47年から昭和48年の間「特別機動捜査隊」に出演されていました。

AD
いいね!した人  |  コメント(4)  |  リブログ(0)

テーマ:

皆様、こんにちは。

 

 

休み最終日、今朝は肌寒く冷たい雨が降っています。降雪よりいいのですが…

 

 

 

昨日は「文太さんが出演された小沢天皇監督作品の三本の一本」を紹介しましたが、本日は「健さんが出演されたサクさん監督作品の三本の一本」を…

 

 

共同執筆ではありますが、黒澤明が東映製作作品に名を連ねた唯一の作品。

 

 

黒澤監督は嫌いな監督ですが「例え嫌いな製作者が参加していても、いいと思った物・面白いと思った物は個人の感情に関係無く評価すべき」ですので…当作はそれに該当します。

 

 

 

「ジャコ萬と鉄」昭和39年2月8日公開。梶野悳三原作・黒澤明/谷口千吉の共同脚本・サクさん監督・東映東京製作。

 

 

同名の作品が昭和24年に谷口千吉監督の演出により東宝で製作されていますが、此方は未見です。又「この際の脚本をそのまま使用、若しくは一部改変の上使用」したのかに関しても不明です。

 

 

VHS/DVD化作品で、DMM.com/GYAOストア内で有料動画配信が行われています。

 

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

 

戦後間もない頃の北海道の鰊漁の現場を様々な人間模様を交え描いた作品。

 

 

 

「一挙に大金を掴もう!」と各地から集まる出稼ぎ者の他に「得体の知れない札付き」も来るガタさんが率いる番屋…しかも出稼ぎ連中の思いとは逆に、ガタさんは安い賃金でボロ儲けをしています。

 

 

或る日、女房(浦辺粂子)男勝りの実娘(南田洋子)と少し気の弱い婿(大坂志郎)と共に四人で番屋を切り盛りしていた所に、嵐の中海に流され行方不明になっていた健さんが何事も無かった様に帰って来たのです。

 

 

加えて、荒くれ者の中に居た片目の男(丹波の御大)を見てガタさんは愕然…ガタさんに船を盗まれた丹波の御大は、それが原因でソ連に抑留された経緯を持っており、その復讐を果たす為にこの番屋に乗り込んだ上に、健さんにもその事実を話すと「それは親父が悪い」となったのです。

 

 

金の事しか考えないガタさん・ガタさんののたうち廻る姿を見る事のみを生きる奏でとしている丹波の御大・休日は荒海で亡くなった仲間の実家に出向き農作業にも励む健さん…

 

 

そして遂に「鰊の群れ」を探知し、出動を命じるガタさんでしたが…賃金の安さに反旗を掲げた漁師達はストライキを決行!その場は「健さんが漁師の味方」となり「増額」を勝ち取った漁師は作業に取り掛かるのですが、丹波の御大だけは「ここぞ!」とばかりに復讐を完遂しようとするのです。

 

 

ガタさんと丹波の御大の板挟みとなっている健さん…果たして何方を救うのか?

 

 

 

 

 

 

健さんが出演された「サクさん監督作品」は当作と「狼と豚と人間」そして千葉ちゃん主演の「カミカゼ野郎・真昼の決斗」の三作品のみ。

 

 

以前、相互読者さん(数年前にアメーバから別のブログサイトに移転された方です)に教えて貰ったのは、健さんはサクさんの事を「あいつは映画監督ではない!」と言い放った事が原因で疎遠になったとか…しかし後に健さんは「あの一言は俺の間違いだった」と「手打ち」はされた様です。サクさんの作品に再び出演される事は叶いませんでしたが…

 

 

健さんは生前「若い頃の俺は血気盛んだった」とお話されていましたので、サクさんの作品に出演を続けていたとしたならば「相当数の名場面」を生み出しただろうなぁ…と思うだけに残念。

 

 

 

当作の健さんに関しては、ガタさんと丹波の御大と云う「大物二人」に全く引けを取らない堂々とした芝居を、お二人の人物設定には無かった「剽軽さと優しさ」を融合させて演じ切ったのですから文句無しですし、似た雰囲気の役柄はその前にも幾つか演じられてはいたものの(「花と嵐とギャング」等々)この翌年に公開され、新シリーズと合わせて7年間で18作品も製作された「健さんの三大主演シリーズ作品」である「網走番外地/新網走番外地シリーズ」の芝居の原点はこの「ジャコ萬と鉄」にあると俺は見ています。

 

 

舞台も共に北海道だし…

 

 

 

物語全体の流れも息をつかせない、手に汗を握る展開の連続に時折笑いや気持ちを暖かくさせる場面が挿入され、誰もが観ても満足出来る娯楽傑作となっています。

 

 

お笑い担当は「健さん・洋子さん・大坂さん」の三人!

 

 

 

他の出演者は…サワショウさん・高千穂ひづる・入江若葉・江原真二郎等々です。

 

 

 

最後に…昨日購入した「帰ってきた!!トラック野郎スペシャル」のCDですが…

 

 

 

IMG_20161118_142746737.jpg

 

 

 

去年発売された「歌え!!トラック野郎スペシャル!!」とは「楽曲の重複が一切無い」素晴らしい物!

 

 

其々約¥4000-と少し高めではありますが、トラック野郎ファンなら是非手元に置いて貰いたい「お薦め中のお薦め」です!

 

 

因みに俺は「何処の場面で使用されたか?」全て一発で解りました。

 

 

奥が深いのはCDだけではありません…青島文化教材社が製造し、バンダイが販売を行っている「1/32スケール・一番星号プラモデル」の箱絵も「劇中の場面を絵にした奥深いもの」である事に気付きました。(「故郷特急便」を除く。「熱風5000キロ」は箱の写真が見つからず未確認です)

 

 

上から「天下御免」「度胸一番星」「男一匹桃次郎」「一番星北へ帰る」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何処の場面かを探しながら鑑賞されるのも、また面白いかと思います。

 

 

因みに、プラモデルは買う予定が有りません!

 

 

何せ「故郷特急便仕様」が確か新品で¥15000-位だし、作っている暇が無いですし…飾る場所も無いですので。

いいね!した人  |  コメント(12)  |  リブログ(0)

テーマ:

皆様、こんにちは。

 

 

休み二日目、ここ数日では最も過ごし易く、晴天の秋田市内です。

 

 

今朝は起床と共に、昨日深夜に東映chで放映されていた為に録画しておいた「ソクブン監督唯一の日活作品」である「堕靡泥の星・美少女刈り」を鑑賞!(手元にVHSソフトが有りますので、今回が四度目の鑑賞でした)

 

 

「日活ロマンポルノ史上でも屈指の傑作」である上、開始45分で「桃さん=文太さん」を「観客に一息入れて貰う事を目的に出す手腕」は見事としか言い様が有りません。

 

 

主演の波乃ひろみも綺麗ですが、俺は名和センセイの女房役の飛鳥裕子(黒崎輝夫人)・青姦された女子高生の日向明子が好みです。(お二人共に既に他界されたことが極めて残念)

 

 

岡本麗も大好きな女優ですが美貌と色気に嫌味が融合すると…更なる美しさを感じさせる」点は見逃せない!これが普通の役柄では一転して「美貌を封印し、地味な芝居に徹する事も朝飯前」のだから「天晴」です。

 

 

尚、当作品は「R15+版」として再編集された物が(性描写の一部に処理を施したのみで、内容は全く変わりません)今月の東映ch内に於いて本日以降、11/23(水)25:00~27:00・11/30(水)25:30~27:30の二回放映されます。(HD放映。東映chの作品案内・放映時間案内は此方から

 

 

 

 

さて…映像作品に於いてよく有る事は「結構有る様に思っていたのに、調べてみたら極めて珍しい顔合わせ」。

 

 

「役者同士の組み合わせ」の場合も有れば「監督・役者の組み合わせ」「監督・脚本家の組み合わせ」等々、様々な方向から見て行く事が可能ですし、これ等を追いながら鑑賞・再鑑賞していくのもまた楽しいもの。

 

 

 

本日取り上げる文太さんに関しては、小沢天皇の監督作品に結構出演をされている様で実は三作品に留まります。

 

 

健さん主演の「博徒列伝」・純子姐御主演の「日本女侠伝・激闘ひめゆり岬」とこの作品…

 

 

 

「極道罷り通る」(「極道シリーズ」第八弾)昭和47年7月3日公開・高田先生脚本・小沢天皇監督・若山先生主演・東映京都製作。

 

 

VHS化作品ですが未DVD化で有料動画配信も有りません。東映ch内に於いては数度の放映実績が有ります。

 

 

 

 

 

 

※KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

 

併映作品も素晴らしく「大馬鹿の百貨店!中盤以降は笑い過ぎて腹痛と泣き笑い必至」の「温泉芸者シリーズ第四弾」我らがソクブン監督が手掛けた「温泉スッポン芸者」!(主演の美樹様や葉子さんもいいですが、スガカン・成瀬さん・ネコさん・新伍ちゃん…そして「名和センセイの怪演」が見物!ノンクレジットですが、文太さんも笹沢先生・中島村長と共に「地廻りのヤクザ役」で出演されています。KINENOTEの作品案内は此方から

 

 

 

 

 

 

小沢天皇は自著で文太さんについて「遊侠列伝の時の文太さんはとにかく下手で、何回もダメ出しをした。しかし、名優を多数前にしていた為にガチガチになっていた事も有るからなぁ…」とだけ書かれています。

 

 

昭和29年から昭和51年迄東映一筋で「自ら企画した作品」はゼロですが、113本もの「娯楽作品」のみを一貫して手掛け、千恵蔵御大や鶴田のおやっさん・健さん・若山先生・純子姐御の主演作が多数。更に文太さんが東映で主演・助演級に起用され始めた頃の小沢天皇自身は完全な衰退期だったと云う事情を考えると…印象が薄いのは仕方がない面が有ります。

 

 

加えて「ひめゆり岬」「罷り通る」に関しては「手掛けて居られましたね」程度の記述のみ…文太さんが出演された三作品についても余り印象が無かった模様。

 

 

 

但し、自著内に「完成記念の集合写真」が掲載されており、小沢天皇を真ん中に「デン!」と座らせ、その周囲を主演の若山先生・悪役のエンタツさん・今井の健さんが「役柄そのままの姿」で寄り添い記念撮影に臨んだ事が伺えます。

 

 

 

「極道罷り通る」は「島村組」の名前には伝統も格式も威厳も無い事を知った若山先生が、金の力で岡山の老舗一家(但し、現代に合わせて組織化されたヤクザに押され衰退していました)の名前と代紋を手に入れようとする物語。

 

 

しかし、親分(志村の御大)に一喝され、若山先生は「修行の身」として励むことになるのですが、或る騒動が切掛で知り合った大阪の小学校の「お姉様先生」(松平純子)が「御大の実子」である事を知るのです。

 

 

そんな中、コンビナート建設を巡り、大阪から進出してきたエンタツさんを頭とする組織は国会議員や県議会議員と手を組み、漁師達を立ち退かせようと強引な手段に出た為、志村の御大は単身「話し合い」に向かいましたが勿論惨殺!

 

 

初めの印象は最悪だったものの、「初心に戻り修行に励んだ若山先生」(但し紆余曲折を経ています)を認めた御大は「一家を任せる」と言い残し息を引き取るのです。

 

 

若山先生は単身事務所に殴り込みをかけたものの、エンタツさん達は建設記念パーティーに出かけていた為不在。代わりに居たのは…懲役時代に知り合い、組織の代紋等々に捕われぬ若山先生の生き方に共感し義兄弟となっていた文太さん!

 

 

実は序盤で文太さんは出所後に「過去の義理」を果たす為にエンタツさんの一家の客分になっており、大阪での騒動では「文太さんの顔を立てて若山先生が殴り込みを断念した」経緯が描かれています。

 

 

しかし今度ばかりは引くに引けない!しかも「御大を葬ったのは文太さんのドス」だったのだから…

 

 

勿論この勝負は若山先生の勝ち…と言うより「義理の為に御大を葬ったとは云え、エンタツさん達の遣り方に内心怒りを燃やしていた文太さんが勝ちを譲り、命を捨てる事で若山先生に一家の壊滅を託した」と感じる趣。

 

 

「表向きだけではない…日本男児の義理人情の深さや重さを簡潔かつ解り易く仕上げる東映製作陣・役者陣の手腕」はやはり只者ではない!

 

 

しかも「観客側に様々な方向から考えさせ、その解釈に対しても一切縛りを設けない演出」も今の作品では勿論、当時の作品でもそう多くは見られなかった物!

 

 

一時期「若山組若衆」として在籍していた上に若山先生に可愛がられ「殴られもしたが、俺は若山先生が好きだった」と生前お話されていた文太さんとの「芝居を超えた信頼関係と相性」「この名場面を生み出した一番の理由」だと思いますが、小沢天皇も「文太さんの成長」を存分に感じ取った事と思います。

 

 

もし、衰退期を経る事が無く、更に易者に転身せず監督業を続けられていたとしたならば小沢天皇は文太さんを積極的に起用されたのではないのかなぁ…とも考えさせられる作品です。

 

 

 

当作品では「当時、東映東京撮影所に軟禁と同様の状態だった新伍ちゃん」に代わり、南ちゃんが「若山先生のおせっかいな右腕」を演じ、新伍ちゃんには無い「別な笑いの引き出し」で存分に楽しませてくれます。

 

 

「親父さんの倅が「気を付け!」をしたら即電話します!」と、笑顔で虹子姐御から「連絡料」を受け取った南ちゃん…姫路の賭場で知り合った女いかさま賭博師(森秋子)と交尾中に本当に連絡し「浮気現場で起きた大騒動の一部始終」は作品内最大の「笑い処」です!

 

 

 

他の出演者は…林の彰さん・谷村昌彦・楠本健二・片桐さん・木谷邦臣・有川正治・疋田泰盛・佐藤京一・野口貴史・志賀ちゃん等々です。

 

 

 

●追記

 

 

先日、相互読者さんの栄子さん・moutonさんが書かれた記事で発売を知り、本日市内の「老舗レコード店」で購入しました!

 

 

「帰ってきた!!トラック野郎スペシャル」二枚組CD。¥3800-+税。(左)

 

 

因みに右は今年の8月に全国哥麿会の催しで一番星号/ジョナサン号が来秋した際、会場で購入した「文太・キンキン 歌え!!トラック野郎スペシャル」二枚組CD。¥3800-+税。

 

 

 

IMG_20161118_142746737.jpg

 

 

 

これで自家用車の中でも「トラック野郎三昧」です!

 

 

運転のお供にはもう「言う事無し」!注意しなければならないのは「速度超過」と「カンカン」!

 

 

 

記事内で情報を書いて下さった栄子さん・moutonさんにはこの場を借りてお礼を申し上げます。教えて頂き有難うございました。

いいね!した人  |  コメント(6)  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。