リアルフードの生命エネルギー | しちふくのひとやすみ

しちふくのひとやすみ

獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと

生き物の生命エネルギーには2種類あります。


ひとつは生まれつき持っているもので、

東洋医学では先天の精(せんてんのせい)と呼びます。


あと一つは生まれた後に獲得するもので、

東洋医学では後天の精(こうてんのせい)と呼びます。


東洋医学では先天の精は腎に存在すると考え、

先天の精のことを腎精とも呼びます。


腎精については以前も一度書いたので参考にしてください( )。


先天の精は生まれつき持っているもので、

親から受け継いだ生命エネルギーと考えられます。


なので、生まれつき病弱とか、小さいころに大病を患う子は

腎精が足りない = 腎精虚 と考えられます。


ただね、親から受け継いだ生命エネルギーが足りないっていう

この説明の仕方は、しちふくはあまり好きではありません。


自分の子供に与える生命エネルギーを

わざわざ少なめにしたいと考える親はほとんどいないでしょう。


自分の子供が病弱だったりした場合、

たいていの親が「丈夫に生んであげられなくてごめんね」

と、思うのではないでしょうか?


腎精が弱いのは、親のせいではないと思います。

いろんな要因が働いていると思います。



さて、もう一つの後天の精は生まれてから獲得すると書きましたが

後天の精の源は食べ物です。


食べたり飲んだりしたものの持っている生命エネルギーを

東洋医学では水穀の精微(すいこくのせいび)といいますが

この食べ物の生命エネルギーを身体の中に取り込んで

後天の精が作られます。


先天の精は生まれつき持っている生命エネルギーで

生まれた瞬間が一番たくさん持っていて

生きていくうちに自然に少なくなっていきます。


そこで、食べ物から後天の精を取り込んで

それを生命エネルギーとして生きていくのです。


病気になった時などに

「せいのつく食べ物を食べなさいビックリマークといいますが

「せい」というのは、この「後天の精」を指すと考えられます。


「せいのつく食べ物」というのは

「後天の精をしっかり補う食べ物」という意味合いになります。


また、妊婦さんが「せいのつく食べ物」を食べると

生まれてくる赤ちゃんの先天の精が強化されるでしょう。


動物も同じことです。


以前はペットの犬や猫にはご飯に味噌汁をかけたような

いわゆる「ねこまんま」を食べさせていて

そのころの動物たちの寿命は10歳前後でした。


今は優れたペットフードのおかげで犬や猫の寿命も延び

20歳近い「ご長寿さん」も珍しくありません。


でも、工場で大量生産されたペットフードには

生命エネルギーが少ないように思います。


前回も書きましたが、私たちが普段食べるような

野菜、果物、穀物、肉、魚などで作ったものをリアルフードといいます。


大量生産された市販のペットフードに比べると

リアルフードは生命エネルギーにあふれているように思います。


肉や魚だけでなく、野菜、果物、穀物なども生き物です。


生き物たちの生命エネルギーを受け継いだ食べ物は

後天の精をしっかり補ってくれるでしょう。


生き物たちの生命をいただくことに感謝して

生命エネルギーにあふれたご飯を

動物たちにも作ってあげてくださいビックリマーク


手作りといっても、昔の「ねこまんま」とは違います。

肉や魚、野菜類、穀物類をバランスよく入れてください。


動物種により必要な栄養素のバランスは違いますから

市販の手作りごはんの本などを参考にしてください。


すべての食事を手作りごはんにしなくてもいいです。

無理して頑張ると長続きしないですからね。


トッピングでもいいし、一日1食を手作りにしてもいいです。


飼い主さんの愛情という、最高のスパイスを

忘れずに加えてくださいねラブラブ