お昼ご飯を食べて、午後の内容です。
向かったのは「紹修書院(소수서원) 」という今でいう学校だった場所。
朝鮮最初の私学書院で朝廷が性理学の重要性を認める契機となった書院だそうです。
また、来年7月にトルコのイスタンブールで行われる「第40回ユネスコ世界遺産委員会」でネスコ世界文化遺産「韓国の書院」として登録の推進が行われている書院のひとつです。
1963年に史跡第55号に指定されました。
入り口には高い松林。
ここを過ぎると広くなっていて、後ろを振り向くと浮石寺にあった旗を立てる石支がありました。
書院内にも宝物がありました。
ひとつは宝物第485号の「大成至聖文宣王殿座図(대성지성문선왕전좌도) 」という孔子を中心にして弟子たちが座っている様子を描いた絵です。
絵を実際に見ることはできませんでしたが、石碑が立っていました。↓
そしてもうひとつの宝物は、高麗時代に書かれた「安珦 肖像(안향 초상)(宝物第111号) 」です。
実はこの2つだけではなく、宝物第1402号「文成公廟(문성공묘)」と第1403号「講学堂(강학당)」という2つの建物がありました。
写真を撮る暇もないくらいガイドさんに連れまわされてしまい、残念ながら写真はありません(涙)。
浮石寺に負けないくらいの宝物の宝庫でした!!
建物のあるエリアを抜けると蓮池がありました。
紹修書院(소수서원)
★住所:慶尚北道 栄州市 順興面 小白路 2740(경상북도 영주시 순흥면 소백로 2740)
★観覧時間:3月~5月 9:00~18:00/6月~8月 9:00~19:00/11月~2月 9:00~17:00
★入場料:3,000ウォン
★ホームページ:http://www.seonbichon.or.kr/
(韓国語)
この橋を渡るとソンビ村に行きます。
紹修書院と橋でつながっていて(ただし別料金)、村の南側から入場しました。
紹修書院の北側にあるソンビ村は、ソンビの生活文化や伝統を伝え、学ぶことのできる体験村です。
園内の西側(入口)にはチョガチプ(藁葺き屋根の家)が、東側にはキワチプ(瓦屋根の家)が配置されています。
こちらはキワチプのあるエリアです。
体験プログラムができる建物もありました。
ソンビ村体験場
木工工芸体験
韓紙の扇子
餅つき体験
韓国は平らなところで餅をつきますw
初夏だったので、バラがきれい咲いている通りもありました。
出口付近にはお土産屋さん、小さなスーパーなどがあり、駐車場に続いています。
駐車場の前には大きなソンビ像が立っていました。
ソンビ村(선비촌)
★住所:慶尚北道 栄州市 順興面 青邸里357番地 ソンビ村(경상북도 영주시 순흥면 소백로 2796)
★観覧時間:3月~5月 9:00~18:00/6月~8월月 9:00~19:00/11月~2月 9:00~17:00
★入場料:3,000ウォン
★ホームページ:http://www.sunbichon.net/
(韓国語)
シティツアーも終わりに近づきました。ソンビ村を後にして、次に向かったところは「ムソム村」というところです。
この村は、安東の河回村のように村の3方が川で囲まれています。
村にはキワチプ、チョガチプがあり、慶尚北道民俗資料に指定されている家もあります。
村の入口から道に沿って進むと、くねくねとした橋が右側に見えます。
この時は水がかなりない状態でした。
この橋、どこかで見たことありませんか?
実は、グンちゃんとユナが主演のドラマ「ラブ・レイン(사랑비 )」の撮影で使われた場所です。
※画像はこちら
からお借りしました。
ドラマを見ていた当時、とてもいい所だなぁと思っていたのですが、まさかここだったとは!
橋も実際に渡ることができます。幅が狭いので一方通行ですw
本当に狭い・・・大人1人しか通れません。(長さ180m、幅5,5m)
通り過ぎる時はどうするかというと、大人2~3人が乗れる板が橋の途中にあってそこによけてもらって通るという具合。
この日は水かさも低く、靴を脱いで川を渡っている人もたくさんいましたw
村の中にカフェがあり、コーヒーを飲みながらゆっくりと自由時間を楽しみ、シティツアー最後の目的地に向かいました。
ムソム村(무섬마을)
★住所:慶尚北道 栄州市 文殊面 文殊路732-20(경상북도 영주시 문수면 문수로 732-20)
★入場料:無料
★ホームページ:http://www.무섬마을.com/
(韓国語)
シティツアー最後の目的地は、栄州の特産物を見に(買わされに・・・?)行きました。
栄州で採れたさつまいもを使用して造られたお菓子のお店でした。
お菓子は「미소 머금고(ミソモグムゴ)」です。地元のTV番組でも紹介されたようです。
パンやパイなどがありました。
試食させてもらいましたが、どれもおいしかったです~(でも買わなかったw)
もう1ヶ所「風紀人絹(풍기인견)」という布が有名らしく、それを使った洋服や下着、クッションカバーや布団カバーなどの装身具の販売店に行きました。(ここは写真撮りませんでした)
そして、解散場所の豊基駅⇒栄州市外バスターミナル⇒栄州駅の順番でバスが回り、終わりです。
栄州は過去の一度行ったことがあったのですが、その時は会社のワークショップだったのでゆっくり回ることができませんでした。
機会があればまた行きたいなぁと思っていたので、栄州の有名観光地を回れてよかったです。
どこも見どころたくさんで、1泊2日くらいでゆっくりとひとつひとつの場所を見て回りたいなぁと思いました。
地方に旅行に行くと、やはり交通の便が良くないので移動に時間がかかってしまうという問題がありますが、シティツアーバスを利用すると便利に手軽な値段で旅行することができるので、ぜひ利用してみてください。オススメです^^
※写真撮影日:2015年6月6日
栄州文化観光ホームページ:http://www.yeongju.go.kr/open_content/tour/index.do (韓国語)
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