少し前の話ですが、社外イベントで京畿道驪州(ヨジュ)市にあるヨガンキル(여강길)を歩いた時のことをアップします。




韓国には済州島のオルレキル をはじめ、全国に様々なウォーキングコースが造られています。


地域の在来市場があるコース(地域活性化のため)や地域の美しい風景を見ながら歩くことができるコースなど、その地域の特性に合わせて様々なコースがあります。


京畿道驪州市にも「ヨガンキル(여강길)」というウォーキングコースがあります。


ヨガンキルホームページ:http://www.rivertrail.net/ (韓国語)



京畿道驪州市はここにあります↓(ソウルから驪州までは市外バスで約1時間20分)





ヨガンキルは、驪州市を流れる南漢江を「ヨガン」と呼ぶそうで、南漢江沿いを歩くウォーキングコースとなっています。



※イメージはこちらのページ からお借りしました。


私たちが歩いたのは、4コース(5日市キル、約8km/3~4時間所要)です。



※イメージはこちらのページ からお借りしました。



神勒寺(シンルクサ) を出発して驪州市庁前を通り、5日市を通って世宗大王陵 までのコースです。


この時は、コースを逆走する形でゴールの世宗大王陵からスタートしました。





世宗大王陵は朝鮮王陵のひとつで、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。


文化財庁ホームページ>朝鮮王陵:http://jpn.cha.go.kr/japanese/html/sub2/sub9.jsp (日本語)


世界遺産であることを証明する案内版も立てられていました。



ここは通常、入場料5,000ウォンですが、イベント参加者は無料で入場できました。


朝鮮王朝第4代王の世宗大王像です。



世宗大王が発明した道具が野外展示されていました。




1万ウォン札の裏にもデザインされています。


世宗殿という展示館もありました。(この時は中には入りませんでした)




さらに進むと世宗王陵(世宗大王と妻の昭憲王后の墓)が見えてきました。




王陵は小高い丘の上にあり、下を見下ろすことこんな感じです↓



ここには世宗大王陵だけではなく、第17代王の孝宗王陵(=寧陵(녕릉))があります。


世宗大王陵から徒歩約15分ほど歩いた離れた場所にあります。



寧陵も小高い丘の上にあります。



柵などはなく、目の前まで行くことができました。


まさかこんなに近くまで行くことができると思っていなかったのでびっくりしました。


ここに朝鮮時代の王様が眠っていると思うと何だか不思議でした。



英陵(世宗大王陵)・寧陵

★住所:京畿道 驪州郡 陵西面 王垈里 山83-1(경기도 여주시 능서면 영릉로 269-50)

★入場料:大人5,000ウォン

★利用時間:9:00~18:00、冬季 9:00~17:00

★文化財庁ホームページ:http://jpn.cha.go.kr/japanese/html/sub2/sub9.jsp (日本語)



英陵(世宗大王陵)・寧陵を後にし、ヨガンキルを進むとこのイベントのために地元の人たちが準備をした屋台が並んでいました。




私たちも手作り豆腐(とキムチ)を食べました。


これで5,000ウォン。



豆腐はできたてで温かくておいしかったです~。日本の絹ごし豆腐のような感じで意外におなかいっぱいになりました。


屋台が並んでいる通りから10mほど離れたところでは、伝統公演も行われていました。






伝統公演を聴きながらおやつを食べて一休みしたら再出発。


世宗山林浴場の中を歩きました。



上り坂が続きましたが、緑が青々として気分爽快。


一番高い所には展望台(小屋だけど)建てられていて、下を流れている南漢江を見ることができました。




世宗山林浴場を下りて、南漢江沿いを歩きました。





舗装された道を歩くので歩きやすいです。


道案内のやじるし。青が巡行、オレンジ(黄色?)が逆行を表しています。




そして4コースのメインである5日市です。



カラフルなパラソルが並んでいました。



果物や野菜、出汁をとるためのミョルチ(カタクチイワシ)などいろいろな食材が並んでいました。




韓国はどこの市場に行っても活き活きとした雰囲気で元気がでます。


市場を過ぎて、ゴールの神勒寺(シンロクサ)に向かいました。



神勒寺が近くなってくると、道にはカラフルなちょうちんが飾られていました。


神勒寺の入り口です。通常は入場料2,000ウォンですが、イベント参加者のため無料で入場しました。





神勒寺は新羅時代に建てられたと伝えられていますが、正確な記録は残っていないようです。




このお寺には8つの宝物と2つの京畿道有形文化財があります。


そのうちのひとつ宝物231号「普済尊者石鐘前石灯」です。



宝物230号「大蔵閣記碑」です。



こちらも宝物226号「多層石塔」です。



そして、神勒寺の最大の見所は南江漢沿いに建っている亭子からも見る景色です。



日の出を見ることができることでも有名な場所です。




遊覧船の運航も行われていました。




神勒寺のように川沿いに建てられているお寺は韓国では珍しいそうです。



神勒寺(신륵사)

★住所:京畿道 驪州市 北内面 天松里 282(경기도 여주시 신륵사길 73)

★入場料:大人2,000ウォン

★利用時間7:00~18:00

★ホームページ:http://www.silleuksa.org/index.php (日本語)




神勒寺のすぐ隣の広場ではちょうど「驪州陶磁器祭り 」が行われていました。




韓国の陶磁器祭りのうち中でも有名なお祭りです。



陶磁器の販売やろくろ体験など様々なプログラムが運営されていました。






驪州陶磁器祭り(여주 도자기축제)

★期間:2015年4月24日(金)~5月17日(日)

★開催場所:驪州世界生活陶磁館(神勒寺観光地一帯)

★驪州陶磁器祭りホームページ:http://www.yeojuceramic.com/?r=home (韓国語)


ソウルに戻るバスの出発時間まで陶磁器祭りを見学して、お祭りの特設カフェでひと休憩をしてからソウルに戻ってきました。


驪州市にはこの時に初めて行きましたが、南江漢が流れる緑豊かな都市だなぁという印象でした。


ソウルからバスで1時間20分~2時間程度で行く事ができるのでアクセスも不便ではありません。


一度行ってみたいと思っていた「世宗大王陵」と「神勒寺」にも行く事ができてよかったです。


機会があればまた、ヨガンキルの他のコースも歩いてみたいなぁと思いました。



※写真撮影:2015年5月10日



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