クロネコキューブが謎を制作し、
株式会社人間が企画をした公演
「消えたあべのべあと空飛ぶ秘密鉄道」
について書きます。
内容はというと、
高さ日本一のビル「あべのハルカス」の展望台「ハルカス300」。
地上約300メートルの高さから大阪の絶景が見渡せるこの場所で
ある日事件が起きる。
なんと、あべのの空から「天気」が消えてしまい、
ハルカス300の人気者「あべのべあ」の身体も
透明になってしまったのだ。
この事件を解決するには、空を走る「秘密鉄道」に乗り
遥か上空にある「天気工場」に行かなければならない。
謎の手がかりは、参加者に渡された1冊の不思議な絵本のみ。
あなたは、秘密鉄道の謎を解き、あべのの空と
あべのべあの姿を取り戻すことが出来るだろうか？
そんな感じの内容です。
うん、ファンシーですね。
子供でも楽しめそうな内容です。
でも、これを企画した株式会社 人間という会社は
名前の通りかなりトガっている会社でして、
例えば、鼻毛通知代理サービスを行ったり、
炎上させたいサイトを通知すれば、そのサイトを
プリントアウトして燃やす画像が送られる
WEB炎上マシーン1号を行ったりなどなど、
褒め言葉になるのかわかりませんが、
頭のオカシイ会社なんです。
そんなトガった会社の企画が、
日本で一番高いビル、あべのハルカスの展望台という
素晴しいローケーションで行われるということで
面白半分、怖いもの見たさ半分で行くことにしました。
その日の天気が快晴だったおかげで、
展望台からの眺めはよく、
謎解きを始めるまえに結構うろうろして
楽しんでました。
晴れてたので観光客も多かったです。
謎解きしている人もちらほらと、
でもほとんどが夏休みの親子。
株式会社人間が企画したの大丈夫かなー、
あべのべあ好きの小学生が引いてないかなー、
とそんなこと考えながら謎解きを始めましたが、、
うん、良かったです。。
普通に良かった。
子供も大人も楽しめるように作られていて、
付属の絵本もクオリティがとても高くて
これが1000円と考ると、とてもお得でした。
めっちゃまともなもの企画できるんや。
なんかこの感覚は美術館に
ピカソ展でキュビスムの絵を期待して
見に行ったら、若い頃のまともな写実画を
見たような、そんな気分。
謎もアイテムも丁寧に作られていて、
地上３００ｍに見劣りしない
出来だったと思います。
一個要望を挙げるとすれば、
折角の地上３００ｍの展望台が
あるので、そこから見える地上の景色を
謎に絡めたらオリジナル性が強まり
良かったかなーー、なんて思います。
ほぼほぼ持ち帰り謎で出来ちゃうんすね、
この公演。
あとは謎の数もちょっと少なかったかな
と思います。
全体を通して１時間ちょっとで終わったんで
もう少しボリュームがあっても良かったかなと。
でも、1000円だと考えたら、
十分だと思いますね。
そんなこんなで、
そつなくそつなく
脱出、、
成功！！！
満足度は６４点
① オリジナル性 ★★★☆☆
② バランス ★★★☆☆
③ 進行 ★★☆☆☆
④ 大謎 ★★★☆☆
⑤ ロケーション ★★★★★
８月いっぱいまでみたいので
行ける人はぜひぜひ。