4月16日(日) Scene1 神戸:
~WRESTLE-1 TOUR 2017 THE GOLDEN BATTLE IN KOBE FOP支援チャリティー大会~
7時起床
天気予報通り、窓の外は<快晴>
いつも以上にストレスの多い興行となってしまったが、お天気だけには恵まれた
入浴し、今日一日のイメージング
当日券の売り上げなどは期待薄ながら、試合が盛り上がって、〝事件〟が起こらないことを祈る
10時過ぎ ベテランのスタッフに見送られ、ホテルを出発
「行ってらっしゃいませ!」
カーステで『男の勲章』(嶋大輔/1982年)を聴きながら、サンボーホールへ向かう
10時半 到着
既に、大阪組&トラキチ親方(富山)が会場前で待機済み
仕事熱心なオトコ達に支えられ、心強い
夜中に東京を出発した、選手の移動バスも到着している
某団体に所属する運転手は、彼が中学生の頃から知る付き合い
川村「お前と一緒に仕事できて嬉しいよ!」
11時より設営作業開始
並べる椅子の数は、自信が主催する興行の中では最低
チカラ仕事は、ベテラン衆に一任し、事務作業に打ち込む
アンディ・ウー選手を筆頭に、関西勢の<当日渡し>チケットの量が膨大
今回、初めて仕事をする女性リングアナウンサーと打ち合わせ
<進行表>と<台本>を見せながら、諸々の確認
リングアナ「こういうの欲しかったんです~」
川村「あったら便利でしょ?」
<当日渡し>のチケットに、リングアナ扱いのものも多い
川村「なんで?」
リングアナ「私、尼崎出身なんです」
川村「何で早く言わないのよ!知ってたら、手数料、多くしてあげたのに!」
プレイガイドでチケットが売れないからには、〝身内の協力〟が何よりの頼り
この情報共有は必要だった
悔やまれる
容姿もいいし、声も通るし、神戸のチケットも売るし、私の評価はすこぶる高い
もっと仲良くしたかった
音響担当者が、いつもの人じゃない
夜走りのドライブ疲れが原因なのか、覇気が感じられない
一喝するが、一抹の不安が残る
2013年9月の旗揚げツアーより現在まで、何人もの選手・スタッフが姿を消していった
私自身も心に秘めた思いがある
もはや、〝ベテラン〟の域に達している神林大介レフェリーに言葉を掛ける
川村「今まで世話になったな」
神林「え、これからもお願いしますよ!」
小橋建太さんが会場入り
控室にご案内し、〝神戸〟にまつわる思い出話に興じる
川村「この会場(サンボーホール)を初めて使った時が、馬場さんが亡くなった直後のシリーズ(1999年2月21日)で、メインが三沢&田上vsハンセン&ベイダーだったんですよね。でも、小橋さんの神戸といえば、次の年にワールド記念ホールでやった世界タッグ(小橋&秋山vsベイダー&スティーブ・ウィリアムス)ですね。小橋さんも秋山選手もノックアウトされて、終わった時、リングの中で大の字になってましたよ(笑)」
強豪ガイジンが大暴れしていた時代だった
神戸スイミープロジェクト
に一筆いただく
髙山善廣選手も到着
曙選手が欠場の原因となった試合の対戦相手
当時の模様を取材
同じく、神戸スイミープロジェクトに一筆いただく
前夜の試合地、新潟より飛来した岡林裕二選手
川村「何年か前に、金沢の食堂で会ったことあるんだけど、あなた、まだ新人だったから覚えてないかな?」
岡林「すいません、覚えてません」
曖昧な答えをしない姿勢がスポーツマンらしくて、よろしい
武藤敬司会長が到着
私の顔を見るなり、ニヤニヤする
嫌な予感
こういう時は、あまり〝いいニュース〟を発することが少ない
武藤「川村君さぁ~・・・・・」
予感が的中
とりあえず、目の前の興行を成立させることを優先する為、〝協議〟は試合後に先送りし、小橋さんとのトークライブの打ち合わせ
予想外の大きなストレスを抱えさせられる
弁当を食う余裕もなくなり、気持ちの整理を急ぐ
15時 開場
スーツに着替え、続々とご来場するお客様の対応をする中、プロレス業界では有名な〝素人〟ダフ屋を発見
案の定、不特定多数の一般客に声を掛け、〝商売〟をしようとしている
『迷惑防止条例』の現行犯を黙って見過ごすことはできず、撤退させようとするが、無駄な抵抗を受ける
偶然、観戦に来場された旧知の警察官が私に挨拶してくる
川村「ちょうどええところに来られましたね!コイツ、ダフ屋なんですわ!非番かもしれませんが、逮捕してやってもらえませんか」
ダフ屋「なんでや!わし、何もしとらんがな」
川村「だったら、スグ帰らんかい!(怒)」
ダフ屋「自分の持っとる券で見てもいいやろ」
川村「券、見せてみい!」
座席番号を確認すると、〝売り先〟が判明
川村「オッサン、〝余り券〟買うたんやろ!?(会場前に貼られた)貼紙見んかい!『余り券の売買禁止』って、しっかり書いてあるやろ!(警察官に質問)入場拒否できますよね?」
警察官「主催者の権利やからね」
川村「ほら、警察の方も言うてるやろ!早う、帰らんかい!」
どうにか、無事に?撤退させる
この男、以前にも、会場前で追っ払ったことがあったが、久し振りだ
〝興行師の生き様〟を見せておかねば、ナメられてしまう
私の〝アイドル〟だった、故・星野秋男プロモーターも、興行のたびに、会場周辺でダフ屋と闘っていたものだ
「わしは〝闘うプロモーター〟やから(笑)」が故人の口癖だった
~Scene2へつづく~
大会最新情報はコチラより
チケットのお申し込みはコチラより
試合結果など大会情報はコチラより
チケットのお申し込みはコチラより
20世紀最大のスーパーファイトのフル映像
プロレスファンじゃない方も必見だ
写真をクリックしていただければ、Amazonより購入できます(送料無料)
プロモーター日記 アーカイブズ
(2006.1~2011.3)
(2004.7~2005.12)
はせ日記
にほんブログ村
~WRESTLE-1 TOUR 2017 THE GOLDEN BATTLE IN KOBE FOP支援チャリティー大会~
7時起床
天気予報通り、窓の外は<快晴>
いつも以上にストレスの多い興行となってしまったが、お天気だけには恵まれた
入浴し、今日一日のイメージング
当日券の売り上げなどは期待薄ながら、試合が盛り上がって、〝事件〟が起こらないことを祈る
10時過ぎ ベテランのスタッフに見送られ、ホテルを出発
「行ってらっしゃいませ!」
カーステで『男の勲章』(嶋大輔/1982年)を聴きながら、サンボーホールへ向かう
10時半 到着
既に、大阪組&トラキチ親方(富山)が会場前で待機済み
仕事熱心なオトコ達に支えられ、心強い
夜中に東京を出発した、選手の移動バスも到着している
某団体に所属する運転手は、彼が中学生の頃から知る付き合い
川村「お前と一緒に仕事できて嬉しいよ!」
11時より設営作業開始
並べる椅子の数は、自信が主催する興行の中では最低
チカラ仕事は、ベテラン衆に一任し、事務作業に打ち込む
アンディ・ウー選手を筆頭に、関西勢の<当日渡し>チケットの量が膨大
今回、初めて仕事をする女性リングアナウンサーと打ち合わせ
<進行表>と<台本>を見せながら、諸々の確認
リングアナ「こういうの欲しかったんです~」
川村「あったら便利でしょ?」
<当日渡し>のチケットに、リングアナ扱いのものも多い
川村「なんで?」
リングアナ「私、尼崎出身なんです」
川村「何で早く言わないのよ!知ってたら、手数料、多くしてあげたのに!」
プレイガイドでチケットが売れないからには、〝身内の協力〟が何よりの頼り
この情報共有は必要だった
悔やまれる
容姿もいいし、声も通るし、神戸のチケットも売るし、私の評価はすこぶる高い
もっと仲良くしたかった
音響担当者が、いつもの人じゃない
夜走りのドライブ疲れが原因なのか、覇気が感じられない
一喝するが、一抹の不安が残る
2013年9月の旗揚げツアーより現在まで、何人もの選手・スタッフが姿を消していった
私自身も心に秘めた思いがある
もはや、〝ベテラン〟の域に達している神林大介レフェリーに言葉を掛ける
川村「今まで世話になったな」
神林「え、これからもお願いしますよ!」
小橋建太さんが会場入り
控室にご案内し、〝神戸〟にまつわる思い出話に興じる
川村「この会場(サンボーホール)を初めて使った時が、馬場さんが亡くなった直後のシリーズ(1999年2月21日)で、メインが三沢&田上vsハンセン&ベイダーだったんですよね。でも、小橋さんの神戸といえば、次の年にワールド記念ホールでやった世界タッグ(小橋&秋山vsベイダー&スティーブ・ウィリアムス)ですね。小橋さんも秋山選手もノックアウトされて、終わった時、リングの中で大の字になってましたよ(笑)」
強豪ガイジンが大暴れしていた時代だった
神戸スイミープロジェクト
に一筆いただく
髙山善廣選手も到着
曙選手が欠場の原因となった試合の対戦相手
当時の模様を取材
同じく、神戸スイミープロジェクトに一筆いただく
前夜の試合地、新潟より飛来した岡林裕二選手
川村「何年か前に、金沢の食堂で会ったことあるんだけど、あなた、まだ新人だったから覚えてないかな?」
岡林「すいません、覚えてません」
曖昧な答えをしない姿勢がスポーツマンらしくて、よろしい
武藤敬司会長が到着
私の顔を見るなり、ニヤニヤする
嫌な予感
こういう時は、あまり〝いいニュース〟を発することが少ない
武藤「川村君さぁ~・・・・・」
予感が的中
とりあえず、目の前の興行を成立させることを優先する為、〝協議〟は試合後に先送りし、小橋さんとのトークライブの打ち合わせ
予想外の大きなストレスを抱えさせられる
弁当を食う余裕もなくなり、気持ちの整理を急ぐ
15時 開場
スーツに着替え、続々とご来場するお客様の対応をする中、プロレス業界では有名な〝素人〟ダフ屋を発見
案の定、不特定多数の一般客に声を掛け、〝商売〟をしようとしている
『迷惑防止条例』の現行犯を黙って見過ごすことはできず、撤退させようとするが、無駄な抵抗を受ける
偶然、観戦に来場された旧知の警察官が私に挨拶してくる
川村「ちょうどええところに来られましたね!コイツ、ダフ屋なんですわ!非番かもしれませんが、逮捕してやってもらえませんか」
ダフ屋「なんでや!わし、何もしとらんがな」
川村「だったら、スグ帰らんかい!(怒)」
ダフ屋「自分の持っとる券で見てもいいやろ」
川村「券、見せてみい!」
座席番号を確認すると、〝売り先〟が判明
川村「オッサン、〝余り券〟買うたんやろ!?(会場前に貼られた)貼紙見んかい!『余り券の売買禁止』って、しっかり書いてあるやろ!(警察官に質問)入場拒否できますよね?」
警察官「主催者の権利やからね」
川村「ほら、警察の方も言うてるやろ!早う、帰らんかい!」
どうにか、無事に?撤退させる
この男、以前にも、会場前で追っ払ったことがあったが、久し振りだ
〝興行師の生き様〟を見せておかねば、ナメられてしまう
私の〝アイドル〟だった、故・星野秋男プロモーターも、興行のたびに、会場周辺でダフ屋と闘っていたものだ
「わしは〝闘うプロモーター〟やから(笑)」が故人の口癖だった
~Scene2へつづく~
大会最新情報はコチラより
チケットのお申し込みはコチラより
試合結果など大会情報はコチラより
チケットのお申し込みはコチラより
20世紀最大のスーパーファイトのフル映像
プロレスファンじゃない方も必見だ
写真をクリックしていただければ、Amazonより購入できます(送料無料)
プロモーター日記 アーカイブズ
(2006.1~2011.3)
(2004.7~2005.12)
はせ日記
にほんブログ村