アメリカ政府が発表したストロンチウムの

    汚染地図って本当の数値なのでしょうか!?





ホワイトフードさんより


アメリカ政府が発表したストロンチウムの汚染地図



(1)アメリカ政府が発表したデータを基に、

日本のストロンチウム汚染状況地図を作成いたしました






Sr90は多くの拠点で検出されておりますので、

関東のところの数値だけ列記致します。

神奈川県

横須賀 15.83Bq/kg、平塚 10.62Bq/kg、上野原市 5.14Bq/kg

千葉県

成田市A 18.60Bq/kg、成田市B 11.30Bq/kg、香取市 8.00Bq/kg

茨城県

龍ヶ崎市 4.45Bq/kg、神栖市  5.64Bq/kg

栃木県

小山市 7.02Bq/kg、栃木市 18.10Bq/kg、鹿沼市 3.03Bq/kg

日光市 5.2Bq/kg

群馬県 34.68B/kg

など、他多数ございました。

(2)ストロンチウムのリスク

ストロンチウムは骨に吸着すると、

排出するのに5年間で25%しかでてこない。

また、骨に吸着し、白血病の原因になると言われています。



<引用終わり>
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ストロンチウムの半減期は ?





ストロンチウム90の半減期は30年。

つまり、2011年当時とあまり変わっていないはずです。

すると、過去記事から判断するとおかしいことになります。


アメリカ国家核安全保障局による

       日本国内の大気中ダスト分析データ

http://ameblo.jp/64152966/entry-11128865914.html



ストロンチウムを甘く見てはいけない
転載元)私設原子力情報室 2011/12/3

福島第1からばらまかれた放射性ストロンチウムは、

どこにどう拡散し、蓄積しているのか…
化学的な性質がカルシウムと似ているため、そのほとんどが骨に

蓄積し、白血病を引き起こす原因とされています。

3.11直後から、ストロンチウムの危険性を多くの研究者や専門家が

指摘しているにも関わらず、文科省や厚労省からは、あまり細かい

データが公表されていません。

ところが、アメリカの政府機関が、福島県内や茨城県、東京都内などで、

大変な数字を検出し、データを公開していたことが判明しました。
NNSA

(National Nuclear Security Administration:アメリカ国家核安全保障局)

による大気中のダストを分析したデータです。




7000件ものサンプリングデータがあり、アメリカ政府および米軍が、

福島第1から飛来する放射性物質に対して、きわめて神経質に

なっていた ことが伺えます。

【NNSAによる大気中ダスト分析】

上記のページからCSVファイルがダウンロードできます。
ストロンチウム・ヨウ素・テルル・ネプツニウムなどが検出されて

いますが、このデータを検討してみて、正直言って驚愕しました。
まず、この記事では、ストロンチウムから見ていくことにします。

NNSAのデータは、マイクロキュリー/ミリリットルという単位で

記されているので、これを<1マイクロキュリー/ミリリットル=3.7×

(10の10乗)ベクレル/立方メートル>という

換算式で計算したのが、下の値です。



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いずれも、2011年3月下旬から4月上旬の値で、


港区赤坂でストロンチウム90が 6万9千ベクレル /立方メートル、
ストロンチウム89が 61万ベクレル /立方メートル。


米軍横田基地内で、ストロンチウム90が 9千ベクレル /立方メートル、
ストロンチウム89が 2万6千ベクレル /立方メートルです。

この数値が、いかに高く、きわめて危険な数値であることを
裏付けるために、法令で定められている「空気中濃度限界」を
見てみましょう。

【ATOMICAによる空気中濃度限界の解説】

「放射線業務従事者が常時立ち入る場所」で、
ストロンチウム90の濃度限界は
5ベクレル/立方メートル

とされています。

この数字を知った瞬間に、赤坂や横田基地で検出された数値が、
恐ろしく高いものだということは
お分かりいただけるともいます。


さ らに、この濃度限界は、週40時間しかその場所に滞在しない
前提で計算されています。
実生活では週168時間滞在することになるので、


実質的な濃度限界 は、1.19ベクレル/立方メートル になります。



赤坂で検出された6万9千ベクレル/立方メートルは、
濃度限界の実に 5万8千倍

正直言って、もの凄い値 です。

日本政府には、アメリカから伝えられていたでしょう。
しかし、隠し通してきました。
膨大な、それも英語の資料なので、
これまで、誰も大きく取り上げることがありませんでした。
私は、当ブログに来訪されている方からの情報で知り、
数日をかけて、細かく解析を進めた次第です。

3.11直後に飛散した高濃度の放射性ストロンチウム。
これを私たちが吸い込まなかったと考える方が不自然です。
そして、東京でこの値。原発至近の地域では、いったい、
どんなことが起きていたのか…
考えるだけで恐ろしくなります。

ストロンチウム90は、一旦体内に入ってしまうと、
検出がきわめて難しい物質です。
ベータ線しか出さないので、
ホールボディーカウンターには反応が出ません

体内実効半減期は18年と長いため、
尿にもごくわずかしか出てこないので、
尿検査でも、なかなか見つからないでしょう。






結局、白血病で死んだ後に、骨を調べてみて、
やっとストロンチウム90が原因だったと分かる。
そういう恐ろしい物質なのです。





残念ながら、NNSAのデータは、
5月9日の分までしか公表されていません。
測定をやめたとは考えにくいので、何らかの理由があって、
公表を止めているのでしょう。
まずは、全データの公開をアメリカ政府に求めるべきだと考えます。

そして、日本政府や自治体も、もっともっと丹念にストロンチウムの
モニタリングを行うべきです。
「セシウムが少ないところでは、ストロンチウムも少ない」などという
単純な話でないことは明白です。

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Bqの/kgと/立方メートルの違いを整理します。


水の重さでイメージすると、
1立方メートル(1m×1m×1m) の水 = 1トン(1000キログラム)

つまり、Bq/kg は、Bq/立方メートルの千分の一になります。
これを元に、元記事を書き換えてみると分かりやすい。

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いずれも、2011年3月下旬から4月上旬の値で、

港区赤坂でストロンチウム90が 6万9千ベクレル /立方メートル、

ストロンチウム89が 61万ベクレル /立方メートル。

米軍横田基地内で、ストロンチウム90が 9千ベクレル /立方メートル、

ストロンチウム89が 2万6千ベクレル /立方メートルです。


【ATOMICAによる空気中濃度限界の解説】

「放射線業務従事者が常時立ち入る場所」で、
ストロンチウム90の濃度限界は
5ベクレル/立方メートル
                 上下矢印
港区赤坂でストロンチウム90が 69Bq/kg 

ストロンチウム89が 610Bq/kg


米軍横田基地内で、ストロンチウム90が 9Bq/kg 

ストロンチウム89が 26Bq/kg です。


【ATOMICAによる空気中濃度限界の解説】

「放射線業務従事者が常時立ち入る場所」で、

ストロンチウム90の濃度限界は
0.005Bq/kg 

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もみじ

Bq/kg による表記は、数字を小さく見せるには都合が良いので、
日本政府が使うのも分かるような気がします。
しかし、反対に世界の基準値は大変少なくなるので、
非常にまずいといった長短の両面がありそうです。
アメリカ政府が発表したストロンチウムの汚染地図ですが、
東京とその界隈のものが全く表示されていません。
誰が見てもおかしいと直ぐに分かってしまいます。
恐らく、日本政府からの要望を受け入れたのでしょう。
しかし、2011年当時の貴重な記事が残っています。
東京も汚染されていることが明記されています。
こういったことからも、今出て来ている汚染地図といったものは、
多分に、改竄されたものであることは間違いありません。
マスコミが発表する政権支持率や政党支持率みたいなものでしょう。
恐らく、プルトニュウムの汚染も改竄されているはずです。
その事実を知らなければ、出て来た数値やグラフだけで
騒いでても仕方無いということです。

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ストロンチウムを体内に取り込んでしまうと、
ほぼ一生被曝し続けると言われています。
生物学的半減期は約50年もあり、50年経って
ようやく半分が排泄されるということは、
ほぼ一生と考えて差し支えないでしょう。

そして、ストロンチウム90が崩壊しイットリウム90になると、
高エネルギーのβ線を放出し、これが人体に大ダメージを与えます。
イットリウム90の半減期は2.67日と短く、短期間に高エネルギーの
β線を放出し、高レベルに被曝させられます。



もみじ
ストロンチウムの毒性について