日航機墜落事故で亡くなった人の遺書とメモ書き




日航機墜落事故で亡くなった人の遺書とメモ書き

 死を覚悟して家族宛に書かれた遺書、不時着に備えて、機内アナウンス原
稿を書いたメモが残されていた。これらは現在、羽田空港内の日本航空安全
啓発センターで展示されている。(現物または写真)



 天国のお花畑

        河口博次 さん(52)

 兵庫県芦屋市。大阪商船三井船舶神戸支店長。遺体の上着の胸ポケットに
入っていた手帳に7ページにわたって、219字。


マリコ
津慶
知代子
どうか仲良く がんばって
ママをたすけて下さい
パパは本当に残念だ
きっと助かるまい
原因は分らない
今五分たった
もう飛行機には乗りたくない
どうか神様 たすけて下さい
きのうみんなと 食事をしたのは
最后とは
何か機内で 爆発したような形で
煙が出て 降下しだした
どこえどうなるのか
津慶しっかりた(の)んだぞ
ママ こんな事になるとは残念だ
さようなら
子供達の事をよろしくたのむ
今六時半だ
飛行機は まわりながら
急速に降下中だ
本当に今迄は 幸せな人生だった

と感謝している




吉村一男 さん(43)
 横浜市金沢区。日建設計社員。
 横浜市金沢区の会社員、吉村一男さんも
「しっかり生きてくれ。(二人の子供を)よろ
しく頼む」という短文を残していた。
 吉村さんの遺体は16日早朝、自宅に帰っ
たが、遺族が同日、遺品の整理をしていて、
遺書が見つかった。社用の便せんらしい紙
にボールペンで走り書きされており、勤務す
る会社の茶封筒の中に入っていた。
            (毎日新聞記事抜粋)




白井まり子 さん(26)
 大阪府豊中市。日本航空大阪支店。フライト時刻表の余白
に、24字。
恐い
恐い
恐い
助けて
気もちが悪い
死にたくない
まり子



村上良平さん(43)
 千葉県柏市。富士電機サービス課。社名入り封筒に。
機体が大きく左右にゆれている
18・30 急に降下中
水平ヒコーしている
日本航空18・00大阪行事故
死ぬかもしれない 村上良平
みんな元気でくらして下さい。
さようなら 須美子 みき 恭子 賢太郎
18・45 機体は水平で安定して
酸素が少ない気分が悪るい
機内よりがんばろうの声がする
機体がどうなったかのかわからない
18・46 着陸が心配だ
スチュワーデスは冷せいだ




         対馬祐三子 さん(29)

    東京都目黒区。アシスタントパーサーの一人。不時着を想定して書いた緊急アナ
    ウンス用のメモ。ところどころ英文をまじえて、書いてあった。




             


                  おちついて下さい
             ベルトをはずし
             身のまわりを用意して下さい
             荷物は持たない
             指示に従って下さい
             PAX(乗客)への第一声
             各DOORの使用可否
             機外の火災CK(チェック)
             CREW(乗員)間CK
             ベルトを外して
             ハイヒール
             荷物は持たないで
             前の人2列
             ジャンプして
             機体から離れて下さい
             ハイヒールを脱いで下さい
             荷物を持たないで下さい
             年寄りや体の不自由な人に手を貸
             火災
             姿勢を低くしてタオルで口と鼻を覆って下さい
             前の人に続いてあっちへ移動して下さい

  

               

    




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