真の売国者は一体誰なのか 前編


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新ベンチャー革命2010411日 No.107


タイトル: “自分のカネで自分が買われる”という奇病に罹った悲惨な日本

1.“自分のカネで自分が買われる”病根を摘出したのは民主党小泉(俊)議員


 現在の日本が“自分のカネで自分が買われる”病という奇病に侵されていること

に国民がようやく気付き始めました。その立役者が民主党小泉俊明議員です。

彼が国会の場で小泉・竹中郵政民営化の犯罪的欺瞞性を告発したのです。

この告発により、“自分のカネで自分が買われる”病が国民に見えてきました。

 
たとえば、小泉・竹中全盛時代の20063月、あの読売ナベツネが

米国パートナーと仕組んだ目くらまし“王ジャパンの日本プロ野球チーム”が

米国を破って、世界一となったと国民が浮かれていたとき、実は、小泉・竹中

郵政利権一派がこっそり、日本の国有資産(112兆円相当)を売り払ってハゲタカ

よろしくむさぼり食っていたのです。筆者は、この事実を見逃さず、ちゃんと

メルマガに書きとめていました(注1)。このようにナベツネ率いる悪徳マスコミは、

国家犯罪を告発するどころか、国家犯罪者を庇う機能を果たしています。

さて20102月、衆院予算委員会において、民主党小泉(俊)衆院議員による


小泉・竹中郵政改革の実態告発があり、ネット世界では大変な反響を呼びました。

本ブログ(注2)でもこの話題を取り上げました。この告発はたまたまNHKの国会

中継で全国に中継されたものの、案の定、NHKのみならず、

大手マスコミはまったくフォローなし、です。


小泉(俊)議員が、小泉・竹中郵政改革は国家犯罪に等しいと断じているのに、


検察・マスコミからまったく無視されるとはいったいどういうことでしょうか。もし、

彼の国会での告発が事実無根であれば、犯罪者呼ばわりされている小泉・竹中

両氏は、小泉(俊)議員を名誉棄損で訴えるべきでしょう。ところが不思議なことに、

両氏はおろか、郵政民営化を推進した自民党からも、まったく抗議の声は挙がっ

ていません。まさに“触らぬ神に祟りなし”といったところでしょうか。国民からの

怒りの声もゼロです。唯一、ネット社会の住人のみが、本件を取り上げて

騒いでいるに過ぎません。


これほどの、歴史に残る重大な国家犯罪が行われたというのに、まったく騒がれ

ない日本というこの国は不健康そのもの、やはり病気としか言いようがありません。

こんな病的異常の国家が、今後とも地球上でまともにやっていけるはずがありません。

2.“自分のカネで自分が買収される”という摩訶不思議な日本というこの国

上記、小泉(俊)議員の告発に刺激されて目覚めたネット愛好者の発見、それは

“自分のカネで自分が買われている”というとんでもない病的な倒錯現象を発見

したことでしょう。若い人を含め、かなりのネット愛好者がこの倒錯現象に気付き、

唖然としています。本ブログ(注2)でも触れましたが、この病的倒錯現象は

郵政民営化選挙が行われた2005年に、すでに『新帝国循環』と命名されていました。

その名付け親は、故・吉川元忠元神奈川大教授(注3)です。

2005年、小泉政権下、国論を二分した郵政民営化政策の強引な押し付けの過程

で露呈した日米政治経済関係の病的異常性を上記、小泉(俊)議員に先駆けて

告発していたのが、実は吉川(きっかわ)先生でした。



3.ヒーロー小泉(俊)議員より先駆者であった吉川先生の不審な突然死の謎


吉川先生は、20061月初版の『国富消尽』(注4)という本の執筆途上か、

あるいは執筆直後かの時期、20051026日に突然、逝去されています。

筆者は疑惑をもって、いろいろ調べましたが、死因不明です。死ぬ直前まで、

本を書くほど元気だった人が、急死するのは非常に不可解です。この本(遺作)に

『新帝国循環』という“日米政治経済関係の秘密”が暴露されています。当時、

小泉・竹中コンビを闇でハンドルしていた米国覇権主義者のジャパンハンドラー

からみて、吉川先生は、冤罪で嵌められた植草一秀氏と並んで、極めて不都合

な日本人のひとりだったのは確かです。


ところで蛇足ですが、筆者は山口県周南市の生まれです。同じ山口県出身者

一覧に吉川先生の名前がリストアップされています(注5)。『きっかわもとただ』

というそのお名前から想像するに、錦帯橋を作った岩国藩の吉川(きっかわ)家

(長州藩毛利家一族)の由緒ある家系のご出身ではないでしょうか。


家系を非常に重視する米国戦争屋ボス・デビッドRFからみて、吉川先生のような

人物(幕末の志士を生んだ毛利家の子孫)に騒がれるのは非常にまずいわけです。

そして、都合よく吉川先生は亡くなられたのです。


4.“自分のカネで自分が買われる”病というのは有史以来初の倒錯的珍現象


さて、地球上で、おカネなるものが発明されたのは紀元前だと思いますが、

“自分のカネで自分が買われる”という今日の日本の病的事態は、人類の歴史

始まって以来の珍現象だと思います。おカネというのは、モノやコトの売買に伴う、

代替交換物です。ですから、おカネの本来機能を考慮すれば、自分のおカネで

自分の持ち物が買われるというのは“アリエナイ!”現象です。


ところが小泉政権時代にその“アリエナイ!”現象が起きたのです。

拙著(注6)の記述を引用すれば、

小泉政権が数十兆円規模の円売り・ドル買いを行ったため、為替市場に流通した大量の円を国際金融資本が買い取り、今度はその円で、日本企業株が買われ、日本の企業や不動産が買われたため、2006年ごろから2007年にかけて日本の景気が回復したかのように見えた。


わかりやすい例えで換言すれば“自分の持家の所有権を金融機関に預けた自分

の貯金で買い取られる”に等しい倒錯的珍現象が小泉政権下で起きたということ

です。自分の家を失い、自分の預貯金も勝手に使われ、気が付いたら無一文に

なっていたということです。絶望的な気持ちになります。その結果が、今日の

“日本の貧乏化”現象(注7)ということです。20099月の政権交代は、

国民の肉体に、その病的異常の影響(貧乏化)が及んだ結果、起きたのです。


以下、後編へと続く