前回と同様、この6週間も全く問題ありませんでした。

咳などほとんど無く、自分の病気を忘れてることが多かったです。


血液検査の結果も問題ありませんでした。

・好酸球 6.4%(正常値0.0-7.0)


P-ANCAの数値はその日には出ないので、

前回の数値を見せてもらうと、「1.2」という低い数値でした。

(正常値3.5ミマン)



今日は診察室に6人の医学生が並んで先生の質問にてきぱきと(?)

答えていました。

こういう時は時間がかかって、ぼくも普通に1時間半待ちでした。


ぼくの病気では医学生が知っておかなければいけないことは限られています。

初期症状とか、好酸球増多とか、P-ANCAとか・・・。

ぼくもいつも聞かされてるのでだいたい覚えてしまいましたけど、

教授の矢継ぎ早の質問に、医学生は大変だな、といつも思います。


知っておかなければいけない情報の量が一般人とは全然違うのですよね。

頑張って医学部に入っても、まだまだ試練は続きます。


今日は先生が「病名」の話をしてくれました。

ぼくの病気は以前はチャーグ=ストラウス症候群とか、

アレルギー性肉芽腫性血管炎とかいっていました。

それが病気の呼称が替わって好酸球性多発血管炎性肉芽腫症になったのです。


これは病気の特徴が名前を聞いてわかるようにという変更なんだそうです。

その病気を発見・分類した人の名前が使われるのは減っていくことになるとか。


だったら「高安病」とか「橋本病」も変更したらいいのに、

と主治医の先生は話していました。

でもこれには日本人の医師が反対してるとか・・・!


ぼくの母が罹っていたウェゲナー肉芽腫症という病気があって、

名前だけ聞いたら訳が分からないのですが、

この病気の新しい名前は多発血管炎性肉芽腫症といいます。

なんのことはない、ぼくの病気の「好酸球性」という頭の部分が無いだけです。

(治療法は全く同じなんだとか・・・)


ローマ字の略語で言うとぼくの病気は「EGPA」で、

母の病気は「GPA」です。

病気の分類という意味では随分すっきりしたわけです。




ぼくが医学生の前で診察してもらう機会はたくさんあったわけですけど、

どういうわけか女学生の方が優秀な人が多いような気がしてなりません。


なんか・・・女性の方がてきぱきと答えてるんですよね、いつも。

数人の中にいる一人か二人の女性の方が目立ってるというのが

当たり前の光景に見えてしまうんです。


大学ですから、男女の差別なく選ばれてきてるのでしょうけど、

どういうことなんでしょうね。


やっぱり、情けない男が増えてるということ・・・?

いや、どちらにしてもみなさん優秀なんでしょうけどね・・・。