この6週間は前回とは比較にならないくらい楽でした。
ひとえに「レルベア200」のお蔭です。
このレルベア200はホントにいい薬のようで、
気管支が拡げられてるような感覚も感じるようになりました。
こんなことは初めてです。
そのように主治医の先生に伝えると、先生も大満足のようでした。
「そうか・・・量が足りなかったんやなぁ・・・」と一言。
「もう少し、ちゃんと計算しといてくれよ!」
・・・と言いそうになるのをなんとかこらえました。
今回の血液検査の結果は、好酸球が高いものの問題無いというものでした。
・好酸球・・・7.6% (正常値 0.0-7.0%)
その日のうちには数値が出ない「P-ANCA」値の方ですけど、
前回の数値が判りました。
・P-ANCA・・・2.5 U/ml (正常値 3.5ミマン)
この「2.5」というのは最近にない低い値です。
先生のパソコン画面にずっと赤い数値(正常値よりも高いという意味)が並んでいたので、
この黒い数字を見たら嬉しくなってしまいました。
「数値を下げようとして治療してるわけじゃない、症状が出ないように治療してるんだ」
・・・と、先生はいつも言ってますけど、
赤い数字と黒い数字では、見た目が全然違いますから、気分はいいです。
今日の診察室には医学生が一人だけ先生の話を聞いていました。
ぼくの病気についての話は、ほとんど言ってることはいつも同じです。
P-ANCAの意味、P-ANCAとC-ANCAの違い・・・
P-ANCAの方が「好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)」
(別名 アレルギー性肉芽腫性血管炎、チャーグ=ストラウス症候群)
C-ANCAの方は「多発血管炎性肉芽腫症(GPA)」
(別名 ウェゲナー肉芽腫症)
「ここ必ず国試(医師国家試験)に出るから!」と最後に付け加えます(笑)。
こうして見ると病気の名前が替わってきた意味がよく分りますよね。
ウェゲナー肉芽腫症とチャーグ=ストラウス症候群は名前だけ見ると
イメージできませんけど、略すとGPAとEGPAです。
「E」(好酸球性)が付いているかどうかの違いだけ・・・です。
実際に治療法(投薬)はこの二つの病気で違いが無いそうです。
患者数が少ないぼくのような「難病」は周知することに非常に意味があるので、
(実際この病気のことを知らない医師が多くて初期の対応が遅れることがよくある)
病気の名称と分類は判りやすい方がいいわけです。
次回の診察日は6週間後になります。