柚姫的日常生活 -3ページ目

鼠色

濡れたベンチに腰掛けて
油絵の具を重ねたみたいにぶ厚い曇天を見上げて
排気ガスの臭いのする空気を肺いっぱいに吸い込みます


ごめんなさい
ごめんなさい

どうやら私は貴方が嫌いみたいです

ごめんなさい
ごめんなさい

醜くて
狭い心で
ごめんなさい


やっぱり
自分の中で処理しきれない


ほら、ほら、


嘘吐




もうやだやめて






ああぁあぁぁあぁあああぁああぁあぁああぁああぁあぁぁあぁあああぁああぁあぁああぁああぁあぁぁあぁあああぁああぁあぁああぁ
















キモチワルイ

焦燥

分かった。
気持が分かった。

明日は変わるかもしれない。
でも今この刹那の気持は
間違いなくこれだ。


だから苛々してるんだ。

だからこんなにもやるせなくて

悲しいんだ。涙が出ちゃうんだ。



どうしよう… 苦しい。

どうしよう…どうしよう…

切りたくなってしまう。

狭隘

冷やしすぎた
頭以外も。

頭を冷やすつもりが
なんだか熱くって
くらくらして
頭が廻らない。





溶けそうな意識を
光る携帯が連れ戻す。

実に適当に貴方にメールを還して
また溶けてく。


嫌われるかしら。嫌われるのね。





元々嫌われてる。





メールが途切れたら…






暗い部屋。
むせかえる香の薫り。


時計の音。

僕はこの刹那僕であって僕では無くて僕はなくなって見失って見付けて連れだして隠れて消えて全部嘘で僕は何処?





ごめんなさいを何度言っても届かなくて

届かなくて


それならいっそ…











自分なんて嫌い。
僕が生きてるから皆が皆
幸せになれないんだ。