つけめんの人気店『TETSU』系列出身の店主の店。
先日池尻大橋にオープンしたばかりの店。
『麺屋 和利道 warito 』 (わりと)
スタッフは笑顔がまぶしい店主さんと、
ネットの情報ではそのご両親。
アットホームな感じでなんかいいです。
息子の指示を素直に受けながら調理アシスタントをするお父様、
息子の指示を無視してアドリブをかましまくった接客をするお母様。(笑)
体育会系な騒がしい若手スタッフは一人もいない。
家族経営で、なんか居心地も良かった。
第二の人生の始まった息子同様、両親も第二の人生が始まったのでしょう。
ご両親も見た感じでは、もう引退して年金暮らしをしてもよい年齢だと思う。
活き活きと働くご両親は、息子のためというよりは、自分達のために働いているようにも見えた。
私の目は、なんとも言えない郷愁を誘う不器用なお父さんの動きに完全に釘付けでした(笑)。
これからの高齢化社会に向けて、見本となって欲しい店ですね。
笑顔の眩しい店主さん、ぎこちないけど必至にがんばる父親、社交的なホール担当の自由演技の母親。
心温まる光景でした。
味玉つけめん 900円
ウマシ
『TETSU』の流れを汲む味となっている。
動物+魚介のドロドロで濃厚なつけ汁に、
朝日製麺の中太ストレート麺。
美味しいですね。
美味しいけど、食べ終わった後、
「顔はやめな、ぼでぃぼでぃ」 ※(金八先生より)
な感じで胃にボディーブローをあたえてきます。
それくらい濃厚な一杯である。
かなり若者向けの味。
でも、この店は立地的にも、スタッフの顔ぶれや、昼のみという営業時間からしても、
あまり、若者向けとか、行列とかにはこだわらず、
ゆるいペースでスタッフでもあるご両親の体をいたわりながら、
地域密着で地元の人やリピーターさんを大事にした営業をした方が良いのではないかとも思う。
けっこう、こちらのご両親と同じくらいの年代の方がこの店を興味深そうに見ては去っていました。
そういった人たちがまだ入りづらい雰囲気だし、入って食べてもこの味は絶対に受け付けないと思う。
そういった高齢者たちも食べられるようなメニューがあると喜ばれるのではないかと思う。
意外とこの場所、昼はお暇な高齢者が多いですからね。
お母様もそういった方々を相手にするのが上手そうなキャラですからね。
ネットでは、多くの人に独創性や特異性などを求められているようだけど、
まぁ、それは私を含めた、たまーに行く程度のラヲタたちの見解。
もちろん私も同じ見解
でもね、池尻大橋のほとんどの住人に当てはまるであろう『TETSU』を食べたことのない人にとっては
今でも十分過ぎるほど刺激的な味だと思います。
何度も足を運んでくれる地元の人にとっては、
もっと普通で安心した味のメニューがあった方が喜ばれるような気もしました。
私のように年数回しか行かないクセにウダウダ言っちゃうようなラヲタたちを相手にするのではなく、
月数回は来てくれるであろう地元の人たちを大切にし、
そういった地元の人たちに長く愛され続けるような味の店をご家族で目指してください。
東京都目黒区青葉台3-7-10
最寄り駅:池尻大橋
個人的評価(5点満点): 4.3