震災後の初レース、「OSJ奥久慈トレイル50K」参戦してきました。
結果は、総合18位(30歳代:8位)でした。OSJリザルト
当レースは、当初4月に予定されてましたが、震災の影響により6月に延期となっての開催。
私自身、3月11日の震災では、家族こそ無事だったものの、勤務先の建物 が倒壊したり、福島県においては「原発放射能」という、健康問題はじめ、先が見えない不安定な状態が続いておりました。
4月には、大好きな祖母 が亡くなったり。
そんな状況下においてでも、mafuらしいライフスタイルを維持しよう、見失わないようにしなければと前向き取り組めたのも(1 ・2 ・3 ・4 ・5 ・6 )、、、このOSJ奥久慈トレイルレースが存在してくれたおかげでもあります。
震災から、5月上旬までは、休日返上で復興業務の2ヶ月でしたが、空き時間を上手く活用しようと「限られた時間をモノにする」工夫感を鍛えることができました。
昨年の奥久慈は、スポーツ競技人生「初」のリタイア 。
今年の奥久慈で、まず掲げた目標は「完走!」。
そこにオマケで何かが付いてきてくれればイイなぁ~と。
結果としては、最低限の目標をクリアできたわけですが、そこはやはり競技者としてレースに参戦した以上、順位やレース展開に、欲を交えつつ、しっかり振り返ってしまう。
~レース展開~
スタートし、抑え気味で走っているにも関わらず、第一関門まで、ロード&林道が基調のコースでガンガン走れることもあり、途中、途中、「トップと○分差」と声をいただくも、「6分差!」~「3分差!」とけしてオーバーペースではないと感じながらも、まだまだ先が長いにも関わらず、ジワリジワリと差を縮めてしまっている違和感を感じながら、2番手でレースを進めてしまう・・・。
第一関門で、mafuファミリー応援団に会い、更なるパワーを頂いて、ちょっとペースを落とそうと、気持ちを仕切り直して山に飛び込んだところで、「もわ~~」っとちょっと湿度が高いな~と感じながら、ドバッと押さえきれないほどの汗を拭いながら、レースを進める。
軽くボーっとしてきた感覚とともに、戻しそうになる内臓の違和感を覚え、、、「熱中症」の典型的な初期症状と判断。思い切って、コース脇の木々にもたれるように、腰を下ろす。
しっかり、水分を体内に注入し、目をつぶり、しばし小休止。。。
それでも、意外にまだ後続の選手は来ず・・・。すると、ようやく「何?どうしたの?」と。
あまり、トップ集団ではレース中に腰を下ろしている選手を見ないせいか(笑)驚きの声を掛けていただく。
しばらくして、自衛官ランナーからは、水の心配もしていただいたりと(感謝)
ようやく、吐き気も収まり、トボトボ歩き始めると、同じ福島県から参戦の6位に入賞したTさんが登場。
ここで元気をいただく!
会話を交わすことにより、ちょっと冷静になれた。
とにかく、ゴールまで行こう!全部歩いてでもゴールしたい!
そんな気持ちになったところで、第二関門に到着。
第二関門でもしっかり、小休止。
内臓的に気分が悪いが、水分&エネルギーをしっかり投入しなければと。
「おにぎり&梅干し」を3つしっかりと。
ここでも、地元のおばちゃんに「腰下ろしてオニギリほおばっているのは、あんたが初めてだよ。美味しいかい?」(笑) 「上位の方は、みんな休まないでビューっといってしまって寂しいよ」と・・・。
こんな声を耳にしたのも、はじめてで・・・。
上位を走る者も、エイドでは地元の方と、会話をしなければ感謝の気持ちは伝わらないなと。実感。
福島県内の震災状況など、のんびりお話しました。
少々体調も回復し、ここからロード区間となり、前行くランナーを何人か抜き去ることが出来るまで体調回復。
でも、足にも来ていたので、その後も、我慢ガマンの繰り返しで、第三関門まで。
第三関門には、mafuファミリー応援団が。
しっかり水をかぶって!リフレッシュ。
元気をもらったおかげで、体調も回復し、思考回路がボーっとした感覚もなくなり、ちょっぴりリズムを取り直し、第三関門からゴールまでは、しっかりと進むことができました。
am5:30にスタートし、7時間30分のロングレース。
総合18位(30歳代:8位)OSJリザルト
はじめての経験。
はじめて交わした身体との対話内容。
順位には変えられない、経験値を得ることができました。
震災後にも関わず、不安定な社会状況下にも関わらず、開催に踏み切った主催者、そして温かく迎え入れてくれた「奥久慈」(大子町民ならびに常陸太田市民の方々)に心より感謝申し上げます。
順位、タイムは早くはなかったけど
またひとつ、強くなれた奥久慈☆
+山と魂+ mafu
~おまけ~
帰り足に、温泉に立ち寄った際の息子との会話
mafu「今日のパパどうだった?」
カッツ「すごかった!イチニイチニねぇ~」
mafu「ちゃんと見てたの?」
もう、パパの姿がしっかり分かるんですね。
収穫がなくはないけど、パパに収穫がなくても、息子に収穫があればそれでいいかな。と。
でも、姿がわかる分、カッコイイ姿を見せたいとも思う。
まだまだ、走れる!よね。