3月3日 亡くなる当日 | forget-me-not

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大腸癌末期の父→腹部大動脈周辺・肺転移→脳転移 残された時間は・・・
日々の症状や家族の思い、病院の対応等々綴りたいと思います。

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朝の5時過ぎでした。


一気に心拍数、酸素量、血圧などが測定不能になり、測定器は警告音が鳴りっぱなしになりました。


慌てて飛んできてくれた看護士さん。


「聴覚は最後まであるので声をかけてあげてください。」


あぁ、この言葉をついに聞くことになってしまったのかと思いました。


母と夫と3人で 「お父さん! お父さん!」 と何度も声をかけました。


「○○(私の姉)と○○(姪っ子)が明日来るんだよ。 

それまで逝かないでー。 頑張ってー。」


と母は泣きながら訴えてました。


私は父の左手を握りながら見守るしか出来ず。。。


見る見る計測器が一本の線になっていって、段々呼吸が弱くなり呼吸が停止しました。


私はしばらく握り締めた父の手を離せませんでした。


ついに逝ってしまったのだと思いました。


それは何ともあっ気ない最後にも思えました。


この日は日曜日で担当医はいなく、見知らぬ医師が来て臨終を告げました。


私は夫の胸で号泣しました。