沖縄から青森・山形・長野・東京など日本各地のシードルと海外の美味しい
シードルを紹介しています。
皆さん、こんにちは。
日本シードルマスター協会・シードルコンシェルジュの安倍かや乃です。
沖縄から涼しいりんごの産地に想いを馳せながら書いております。
お刺身に合うお酒といえば？
お刺身とお酒の相性ってなかなか難しいと思いませんか？
まず間違いないだろうと思われるのは日本酒。
原料のお米とお刺身の相性は、日本人ならDNAが理解して
いますよね。
でも、普段何となく飲んでいると気づかないけれど、意識
して飲んでみると身近なビールですら意外とそんなに相性
が良いわけでもなさそう…
そう考えると、お刺身とお酒って難しい…
これは、ビールでも難しいのだからシードルをお刺身を合
わせるのなんて無理かしらと思ってしまいます。
私は、そう思っていました。
でも、シードルでも美味しくお刺身をいただく事ができる
のです。
『お刺身をシードルに美味しく合わせる秘訣』
まず何故、お刺身がお酒と合わせづらいかというと、大き
な原因はあの魚臭さとお醤油の香りです。
魚の臭みは、透明感のある果実の香り高いお酒が相手だと
尚更に目立ってしまいます。
それなら、お刺身の匂いに負けない位の強い匂いの食べ物
を合わせれば匂いも気にならなくなりますし、それほど強
い匂いでなくても、魚の匂いを際立たせないような香りで
あれば多少は気にならなくなります。
そこで、通常はたまねぎや香りのあるハーブ、胡椒、オリ
ーブオイルなどを使って魚の匂いを和らげるようカルパッ
チョに仕上げれば、香りが複雑になり魚の匂いも抑えられ
ます。
このカルパッチョの原理を和食に応用できないかと考えま
した。
まず、お刺身と合わせるシードルですが、苦みのある日本
産のドライで辛口のものを選びます。
臭覚に味覚の中でも刺激の強い苦みをぶつけるのですね。
それから、お醤油の代わりにめんつゆをシードルで薄めて
わさびを添えれば、付けダレが完成です。
めんつゆには色々な調味料や香料が入っているので、カル
パッチョと同じように魚の匂いを目立たなくしてくれ、シ
ードルを入れるのはビーフシチューに赤ワインを入れたり
、カレーにシードルを入れることで料理とお酒に親和性を
持たせるのと同じです。
これで、いつものようにわさびをお刺身に乗せてタレをつ
けて食べるだけです。
わさびの風味が口中にひろがり、シードルの苦みも気にな
らなくなり、僅かに鼻から抜ける魚の香りも、おしゃべり
をしていたら気づかないくらいにまで抑えられます・笑
これで、飲みこんだ後の匂いが気になる…なんてことが
減りました。
是非、お試しくださいね。
皆さんも美味しい組み合わせを探してみてくださいね。
合せたシードル
[日本産]
・青森 タムラシードル辛口(中段・下段の画像)
まぐろの刺身と一緒に
・長野 信州まし野ワイン ピノニエ(上段の画像)
かつおの刺身と一緒に
皆さまが、美味しいシードルと出会い、大切な時間を素敵に過ごせることを
祈っています。
シードルの美味しさを伝えるため沖縄から
青森・山形・長野・東京などの日本の地シードルと
フランスなど海外のシードルを紹介しています。
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