テンションダウン⤵︎の日 | 八ヶ岳ワンニャン物語(旧鎌倉ワンニャン物語)

テンションダウン⤵︎の日

母の具合がよくありません。
見舞いに行こうと思っているのですが、
来て欲しい時には言うから、来ないでと言われます。
でも、父から電話で元気なうちに会った方がいいと言われ、早めに行こうとしたのですが、すぐに母から来ないでとメールが来ました。

肝臓に転移した癌が相当悪さをしているらしく、浮腫みや黄疸が出て、かなり痩せてしまっているようです。
その姿を私に見せたくないのでしょう。
ワンニャンコたちの世話も大変だからと言うのもあると思います。
2.3日に一度は電話で話すので、声や言葉のもつれで調子の良し悪しはわかるのですが、ここ1ヶ月ほどでかなり病気が進行してしまったと感じています。

大腸癌の手術から4年。
大腸癌は切除できたもののその後肝臓に転移。
抗がん剤は効き目はあったものの、副作用に耐えきれず、東洋医学の免疫療法(鳥越さんと同じ先生)でこれまで人間らしい普通の生活ができていました。
でも、もともと私を産んだ時の輸血が原因と思われる肝炎にかかったこともある弱い肝臓。
限界にきているのでしょう。

死に対しての恐怖はないと本人は言うのですが、一緒に住む妹は献身的に看病し、どうにかして元気な母に戻してあげたいと頑張ってくれています。
本人も大きな企業のキャリアウーマン。
でも、ある時を境に世の中から叩かれて苦境に立たされてしまった企業なので、残業もかなり増えてしまいました。
毎日仕事だけでも大変なのに、帰りに母に良さそうなものを買って帰り、マッサージしてくれているそうです。
でも、頑張るあまり、思うようによくならず、食べてくれない母につい強い言葉も出てしまうようで、それが母のストレスになり、思いが空回りしてしまっているようです。

少しの間こちらにきて療養すればと薦めたのですが、やはり主人がいるので気を遣うと断られてしまいました。
外面の良い主人ですが、身内(特に私の)にはそんなことなくてね〜。
もともと主人の実家は驚くほど温かさが感じられない家庭だったので仕方ないですが。

寿命は決まっているも
のだと思うので、母のしたいようにすればいいと私は思っています。
ただ、残りの時間が伸びなくても、苦しかったり痛かったりしないで、人間らしい生活ができればと願うばかりです。

先日、南條さんからお土産で頂いたシラスが鎌倉のものと違って塩が薄味だったので、早速取り寄せて母に送りました。
もともと鎌倉育ちでシラスが大好きな母から、とても美味しいと喜びの電話がありました。
このような状態で、食事制限もないと思うのですが、食べて良いものが少なく、食欲もない中で、一つでも美味しいと思えるものが増えて、本当に良かったです。

私自身、ドナがいなくなってから、この世に執着がなくなりました。
なので、十分生きたという母の気持ちも理解できます。
ただ、長女として、娘として、母が望むようにしてあげられるにはどうすればいいのか、とても考えた1日でした。

クリスマスに間に合うかな?
イルミネーション、付け始めました。↓
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口ばっかりでセンスのない誰かさんのおかげで、
結局ひとりで取り付けることになってしまい、
なかなか進みません。
脚立の届かないところにどうやって取り付けるか思案中です。
でも、空一面の星空と、イルミネーションの光を見ると、少し気持ちがほっとします。

お空のみんなにも見えるかな?
アンディ、ドナ、スウィート、ポエット、どうかお母さんを守ってね。お願いね。