『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』@ユナイテッドシネマとしまえん | 映画な日々。読書な日々。

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映画な日々。読書な日々。-のだめ前編

プラティニ国際音楽コンクールでの優勝後、千秋はルー・マルレ・オーケストラの常任指揮者に。早速オケの偵察に行く千秋だったが、まったくやる気の感じられない団員たちの態度を目の当たりにし、がく然としてしまう。一方、のだめはコンセルヴァトワール(音楽学校)の進級試験を控え、練習に励む毎日を送っていたが……。[上映時間:121分]


旦那さんがスノボで留守の間に一人で観に行ってきました~。正直、映画にする必要はあるのか?と思ったりもしたのですが、オケのシーンを大きいスクリーンで大音響で聴けてよかったですよ。ドラマが好きだった人は間違いなく楽しめる作品。


私はドラマを観た後に原作の漫画を読んだ派なのですが、本当この作品は原作がそのまま実写化されてるんですよね。このくだらない感じが苦手な人はきっと映画もダメなんだろうな。


映画はドラマ(ヨーロッパ編)の続きなので、ドラマ未見だとわかりにくいですよね。プリごろ太とか、ミルヒーとか、ジャンとか、存在わからないと笑えないし。まぁドラマを観てなかった人は映画館までわざわざ行かないか。


私は漫画読破してしまっていたのでストーリーはわかっていました。でもストーリーわかっててもちゃーんと楽しめましたよ。玉木君の千秋は本当はまり役です。


映画はのだめワールド全開、というほどではなかったように思いました。前編はのだめの出番はドラマよりも少なめで、では、千秋メインに描かれていたように思います。


千秋はマルレ・オーケストラの常任指揮者に就任、したものの、マルレ・オケはSオケの時のデジャヴのように、ひどいオケだった。


シュトレーゼマンをも育てた伝統あるはずのマルレ・オケ。しかし今は資金不足でリハもままならない。多くの団員が辞めてしまい、残った団員はバイトと掛け持ち。足りない人員は他から借りてくる始末。そしてコンマスともそりが合わない。


そんなオケを任されることになってしまった千秋。千秋は頑張って指揮するものの、マルレ・オケが演奏したボレロはボロボロ。それでも千秋は自分にできることをするしかないと奮い立つ。


一方、のだめはコンセルヴァトワールの進級試験の練習に励んでいた。


ボロボロのボレロ。千秋の厳しい指揮で険悪になるオケ。それでも千秋の本気が伝わり、そして団員達の一つにまとまっていく。R☆Sオケと同じパターンなんですけどね。それがわかっててもよかったんですよ。千秋も大学生の頃よりは成長して、感情を抑えられるようになってたし。


正直、プロのオケであのボレロはないでしょー。というかあまりにも下手な人が多すぎ!とかなり現実的に考えると不自然なこともあるんですけどね。まぁその辺は原作が漫画ということであまり気にしないようにした方が良さそうです。


そして迎える新シーズン、最初の公演。

チャイコフスキー序曲1812年、バッハピアノ協奏曲第1番。

テレビではあまり長く聞けなかったオケのシーンがしっかり聴けたのがとてもよかったです。そしてちょっと感動しちゃった。やっぱり音楽って人に感動を与えるんだなぁとつくづく実感。


千秋とのだめの関係は微笑ましくていいなーと思っていたのですが、後編に向けて一波乱ありそうな感じで前編終了。確かに私がのだめでも、バッハピアノ協奏曲第1番聴いたらショックですけどね。早く後編が観たいです~。


R☆Sオケメンバーは最後にちょこっと出てくるだけ。後編ではもうちょっと出番あるのかな。


それからのだめの演奏は世界最高のピアニスト、ラン・ランが演奏しているようですね。この映画、すごいですね。


ユナイテッドシネマとしまえんにて鑑賞


★★★☆