『ウォーリー/WALL・E』@ユナイテッドシネマとしまえん | 映画な日々。読書な日々。

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映画な日々。読書な日々。-ウォーリー

29世紀の荒れ果てた地球で、たったひとり黙々と働き続けるゴミ処理ロボット、ウォーリー。宇宙へ脱出した人間たちに置き去りにされて700年、大好きなミュージカル映画『ハロー・ドーリー!』のビデオで男女が手を握るロマンチックなシーンを見ては人恋しさを募らせていた。そんなある日、真っ白に輝くロボット、イヴが現れ、ウォーリーはたちまち恋に落ちる。ところが、巨大な宇宙船がイヴを連れ去ってしまい…。[上映時間:103分]


2009年第一弾の映画UP、ですが、鑑賞は2008年です。

台詞がほとんどない映画と聞いてはいましたが、本当ここまで台詞がない映画を観たのは初めてかもしれません。


29世紀の地球。人間はゴミだらけになった地球を捨て、宇宙へと脱出した。荒れ果てたその地で一人ゴミを片付けるオンボロゴミ処理ロボット・ウォーリー。ゴミを片付けながらもお気に入りのものを見つけると持ち帰ってコレクションにし、700年もの間、一人で過ごしてきたウォーリーの夢は、誰かと手をつなぐこと。


そんなウォーリーの前にピカピカのロボット・イヴが現れ、ウォーリーは恋に落ちる。イヴの気を引くために、自分のコレクションを次々に見せるウォーリー。しかしオンボロのガラクタにイヴは見向きもしない。しかしそのコレクションにあった植物を見せた途端、イヴは突然フリーズしてしまう。そして突如現れた宇宙船がイヴを連れ去ろうとし、ウォーリーは必死でその宇宙船にしがみつき、宇宙へと旅立つ。


まず、ゴミだらけの地球に愕然です。こうなってはいけない、最初からそのメッセージが込められているような気がしました。


人間達が捨てたゴミの山。そのゴミをひたすら処理し続けるウォーリー。その人間達が捨てたゴミの中から、お気に入りのものを見つけてコレクションするウォーリーがなんだかとってもかわいいです。またオンボロのテレビにビデオをセットして、ミュージカル映画を観ている時のウォーリーの幸せそうな顔。何十回どころか、何百回も同じビデオを観ているだろうに、飽きずに踊ったり、手をつなぐシーンを見つめているウォーリーが本当かわいくて。あ、でも、ウォーリー自体は本当小汚いんですけどね。


そしてイヴへのアプローチもさることながら、フリーズしてしまったイヴをなんとかしようと献身的になる姿も本当かわいい。


イヴを迎えに来た宇宙船が辿りついた場所は、人間が脱出した宇宙。ここでの人間の姿もねー、こうなってはいけないという警告満載ですよ。高性能のロボットが何でもやってくれるから、全員超デブなの。歩けないぐらいデブなの。でも歩くことすらしないで食べてばっかりだったら、そりゃああんな姿にもなるよね。いくら便利だとしても、あんな世界では住みたくないなぁ。


便利になるのはいいことではありますが、弊害もある。機械は便利だけど、人間同士の繋がりを忘れてはいけない。艦長さんが、故郷に帰りたいと切に願った気持ちはすごくよく伝わってきました。


そしてウォーリーのお宝の1つだった植物が大きな運命を左右します。


観ていてうれしかったのは、イヴも小汚いロボットのウォーリーを受け入れてくれていたこと。そしてウォーリーがイヴを助けようとしたように、イヴもウォーリーを助けようとしてくれるんです。そして他のロボットも。


そういう誰かの為に何かしようという姿が、ロボットから伝わってくるのは皮肉ではありますが。荒れ果てた地球が少しずつ元に戻って緑が沢山の地球になっていくといいなーと思いました。そしてウォーリーよかったね、と言ってあげたくなりました。


ストーリー展開はありきたりかもしれませんが、観終わった後は優しい気持ちになれる作品だと思います。そして一人で観るのは多分ちょっとさみしいので、好きな人と一緒に観ることをオススメします。


ユナイテッドシネマとしまえんにて鑑賞


★★★☆