映画 『陽気なギャングが地球を回す』 | 映画な日々。読書な日々。

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銀行での爆弾騒動に居合わせた4人の男女は奇妙な能力を持っていた。意識するしないにかかわらず他人の嘘がわかってしまう男、成瀬(大沢たかお)、コンマ1秒まで正確に時を刻む体内時計を持つ女、雪子(鈴木京香)、生まれついての若き天才スリ師、久遠(松田翔太)、口から生まれてきたようないい加減な理屈をこねる演説の達人、響野(佐藤浩市)。成り行きで爆弾事件を阻止してしまった4人はチームを結成。ロマンあふれる犯罪計画を実行し、次々と成功を収めていったが、ある銀行を襲った帰り、突如現れた覆面4人組みの強盗にあっさりと大金を奪われてしまう。 [上映時間:92分]


あれ?という感じでした。

原作が面白くて期待していただけにちょっとがっかりです。本と映画は別物と考えた方がよいみたいです。


まず一番のポイントである4人のギャングが個性が全然伝わってこなかったんですよね。せっかく原作のイメージ通りの役者さんを使ってるのにもったいないなぁという感じでした。


内容も原作から結構変えてるんですが、原作のままの方がハラハラしたりできておもしろかったんじゃないかな、と思いました。映画はサスペンス色が抜き去られてしまっています。


映画の強盗シーンは全然スリルが感じられませんでした。多少コミカルに描くのはいいとしても、もう少しカッコイイ強盗の映像にできなかったのかな、というのが正直なところです。響野の演説シーンも、本を読んだ時のような楽しさがなくて残念でした。佐藤浩市は響野のイメージぴったりなんですけどね。


全体的に結構ドタバタ、ハチャメチャで、そのハチャメチャな感じが楽しいといえば楽しいのかもしれませんが、私にはイマイチその楽しさがわからず。ギャグセンスにもついていけませんでした。


ストーリーもなんだかよくわからない展開になってしまっていて、特にラストはめちゃくちゃでした。

どうしても原作のイメージが強すぎて、そんなはずでは、、、というのが正直な感想です。


原作がすごく面白かっただけに裏切られた感じがしてしまいました。

原作を知らない方が、この映画単体で楽しめたのかもしれませんね。

また、スクリーンじゃなくてオンライン試写会で観てしまったのもちょっと失敗だったかもしれないです。


Yahoo!BBオンライン試写会にて鑑賞


★★