これも、全然、信じなくていいよ。
信じるか、信じないかって、こっちからお願いするようなもんじゃないんだよ。
だって、信じられる人は聞けばすぐ、わかっちゃうんだもん。
だけど、わかんない人は、わかる必要なんかないんだよ。
だから、そういう人は「ひとりさんって、こういうことを言ってるんだ」程度に聞いててください。

ひとりさんの知ってる“神さま”は人間の形をしていない。
それで、“神さま”は天の中心にいて、中心にひとりしかいないの。
これを「天之御中主(あめのみなかぬし)」という。
これって、日本的な言い方なの。外国に行くと、「ヤハウェ」や「アラー」と呼ぶ人もいる。
仏教的に言うと、「大日如来」「盧遮那仏(るしゃなぶつ)」と言う人もいるの。
呼び方は違うけど、どこも、天の中心に、一個の“絶対なる神”がいる、といっているの。

その、“絶対なる神”のお使いをした人たちがいるの。お役に立っている人が何人もいたの。そういう人たちのことをみんなは“神”と読んでいるんだよ。天の中心にいる絶対神と、そのお役に立ってる人は違うんだよ。神のお手伝いをするお使いは人間なんだよ。

それで、天の中心にいる絶対神は、「愛(やさしさ)と光(明るさ)」でできている。
この神から、人間は「分霊(わけみたま)」というのをもらってて。
オレたちも「愛と光」でできている神の子なんだよ、本当は。
未熟ながらも神なんだよ。にわかに、言われても信じられないだろうけれども、あなたも神の子なんだよ。

だけど、オレたちは、まだ未熟だから魂を成長させながら、“絶対なる神に”近づこうとしているんだよ。
         (=⌒▽⌒=)

出典:斎藤一人 人生が楽しくなる「因果の法則」 PHP研究所