兄さま
とてもね
とても寒いのですよ
毎日 毎日
寒いのですよ
兄さまは暖かですか？
寒くはないのですよね
そちらは
そちらはきっと
暖かなのですよね？
せめて暖かなのだと
そう想っていないと
苦しいのです
勝手な私です。
暖かなところから
見ててくれてると…
笑顔でいてくれていると…
そう想って
そう願ってやまないのです。
兄さまがね
生きていてくれたらと、
私でなく
兄さまが生きていてくれたらと、
兄さまが守ってくれた
私の身体
私の家族
私 私 私
私はね
兄さまの分まで
生きないと
兄さまの為に
私の為に
家族の為に
兄さまが逝って
しまわれてからね
ずっと思ってたの
兄さまの分までって
兄さまの 兄さまのって
でもね
兄さまに
兄さまに生きていてほしかった
のです
兄さまでなく
私が逝ければよかった
わからないけど
死にたいとかじゃ
ないんだけれど
兄さま
一緒に生きててほしかった
ほんとうに
一緒に生きててほしかったの
私は 私はね
多分、そんなに強くない
どれだけ頑張っても
そんなに強くないのです
話したいです 兄さま
お逢いしたいです
兄さま
3月に入ったらね
亡くなったおばあちゃんの
一周忌があるのです
義母方の兄妹夫婦
孫やひ孫は
家だけになると思いますが…
おじいちゃんの七回忌をね
一緒にするそうです
兄さまの一周忌は
何処でするのですか？
私は私の中で
心の中で
そっとしますね
そうしますね。