不能欠損 | ばん よしはるのブログ

不能欠損


 よく、行政関係の記事で「不納欠損」という言葉が出ていますので、よく質問をお受けする言葉ですので、説明いたします。

 「不納欠損は、既に調停された歳入が徴収しえなくなったことを表示する決算上の取扱いであるから、時効により消滅した債権、放棄した債権等について行うべきである」(自治法第96条関係)

 簡単に言うと、税金を滞納してても時効で町の決算書から消滅する(債権放棄)ものです。

 上手く運用しないと、正直者が馬鹿を見るではないが、結果として納めるものも納めていない人でも、平等な行政サービスを享受できる社会を作ったのでは、むしろ平等ではないということです。

 不納欠損するということは調定をなくすことでも、ありますので、行政も安易にしているとは思っていませんが、これまで以上に慎重に行っていく必要があります。