チューブラータイヤへの憧れは無いが、チューブラー用リムはとても軽いので結果として高性能を追求するうちにチューブラーに行き着くのは当然の成り行きだろう。

タイヤはクリンチャーで愛用しているミシュランPRO4が良かったが、こちらの発売はまだ先になりそうなので、今回はサイドビューが真っ黒なコンチネンタルで、なかでも評価の高いコンペティションをおごった。(あとでGP4000にしとけば良かったと後悔)

コンチネンタルははめにくい事で有名である。…と言ってもPRO4だってはめづらいと言われているが、大したことは無かった。どーせこれだって…。

両面テープを貼る前に試しに入れて見るが、格闘すること小一時間。入る気配さえ無く途方にくれる。

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方側をトークリップのバンドで止めてようやく入った。

次はミヤタの両面テープを貼る。バルブとリムの干渉を避けるため、バルブ穴に若干テープを被らせるのがコツ。テープのハジを剥がして邪魔にならないようマスキングテープで止めとく。
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第二回戦。リムにタイヤをはめるのだが、二回目はトークリップのベルト無しで簡単に入った。


コツはタイヤに空気を入れすぎないこと。空気が多いと引っ張ってもなかなか伸びて来ない。

もう一つのコツは最初にハメるバルブ側のリムをしっかり足で踏んづけて抑えること。左右を背筋で引っ張り上げながら少しずつリムに落として行く。

コツさえ分かれば二本目は楽勝…と言っても握力使い果たしたが。

次はタイヤのセンターを出す。

コンチネンタルは精度が高いと言うが、バルブ付近だけは完全に修正しきれなかった。

因みにコンペティションはセンターラインが無いので、小生はサイドウォールの幅をノギスで数カ所チェックした。

タイヤのセンターが出たら空気圧を下げ、マスキングテープで止めておいた両面テープのセロハンを引っ張り出して行く。

手前気味に引っ張り出せば簡単にめくれて来る。


ビアンキのキャップを被せて完成!
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…でもいいのだが、やはりバランス取りまでしないと気持ち悪い。

バランス取りはハブが安物だと結構大変だが、デュラハブなら1g精度くらいまで詰められる。

ホイールをわざわざ重くすることに抵抗ある人は多いだろうが、バランス取りした方が加速もスムーズだし何より気持ちよく走れる。一度バランス取りをすると路面の凹凸だと思っていたものがホイールの振動だったことに気づくはずだ。

まず始めに最も重いポイントを探り当てる。
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バルブポイントが1番重いと思われがちだが、大抵1番重いポイントはバルブから少し離れた場所が多い。そのポイントを正確に突き止めるのが最も重要である。

…と言っても、デュラハブと言えども重いポイントが真下まで来るやや手前で止まってしまうので、重いと思われるポイントを左右に持って行き、ホイールが止まるポイントの左右の平均から重心を割り出しその反対側にマーキングしておく。

重りを付ける前にサイコンのマグネットを軽い方に付ける。



重りに使うのはゴルフ用品店で購入できる鉛テープ。
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因みに付けたままでは相当な量の重りが必要になるので、バルブエクステンションは外してしまった。

1番重いポイントを真横に持って行き、重りの量を調節する。

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wh-7900-c35-TUはフロント6gリア5gでバランスした。バルブエクステンションを付けっ放しにするなら10g前後だろう。

仕上げに黒いシールで重りを隠す。
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完成!フロントホイールを空転させるといつまでも回っていて気持ちが良い。さすがデュラハブ。






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