今日のお道具は、「胸を撫で下ろす」 です。
文字通り、張り切って前へ上へせり出してくる胸
(胸郭のあたり。 肋骨や胸筋や)
に手を当てて、はぁ~ と柔らかな息を吐き。
降りていってもらいます。
同時に、向かい側の「背中」が、広タテヨコ自在に広くなってゆく~
と、思ってみましょう。
胸(チェストの部分)がどんどん柔らかくなっていくかわりに、
背中がぐぅ~っと力強くなっていく、と思うのも良いかもしれません。
この動きを、生徒さんに試して貰いました。
発表会を前に、お辞儀の練習です。
お客さんに向かって頭を下げて… この時、緊張で硬くなっている胸を
ふぅっと撫で下ろして貰います。
↓
そして、背中がふわっと大きく広がると思って…
↓
それから身体を起こしましょう。
こんなお辞儀をしてもらったら。
身を起こした生徒さんの眼差しが柔らかく、ちゃんとまっすぐに
私の方を見てくれたような感じがしました。
そして、私の身体にすうっと息がが入ってきて、とても楽になりました。
お客さんが楽~になれるお辞儀!って
「ありがとうございました」 という言葉を言いながらお辞儀をする時も
胸をきゅっと固めているのと、撫で下ろしているのとでは
大きな違いがあるとわかって、面白かったです。
営業場面でお試しください
生徒さん曰く、
「せっかくお辞儀するんですから、
ちゃんと心が伝わる方がいいです」
「心が伝わるお辞儀」だと、解釈して下さいました。 やっほう