先日伺ってきた、今年の予備試験に最終合格された社会人受験生の方のお話の、ポイントだけお伝えします。


○『4A基礎講座』を選んだ理由

・講師が言っているコンセプト等が“まとも”。

・解き方(プロセス)重視というのも、他の講座にない。

・こんなに薄いテキストで足りるのか?と思ったが、合格のために必要なことに“絞る”コンセプトに乗った。


○『4A基礎講座』を実際に受けてみて

・こんなに薄いテキストですら潰し切れないことを実感。司法試験系の合格に不要なものを極力排除していることが分かった。

・やはり、<解答過程>が秀逸。

・“問題文に答えがある”と感じられた。

・これまでの勉強法から方法論を切り替えるのが結構大変だったが、初学者の人は、最初から4Aが当たり前になるので、すんなり短期で合格できるのかもしれない。


○『4A基礎講座』の予習~受講~復習方法

・電車等の中で、4A論文解法パターン講義の予習をした。その際、制限時間内で答案構成した後、講師作成答案例のうち、条文を使っている部分等をマーカーで塗る加工をした(その部分については、“論文本試験現場で条文を参照すれば書ける”程度にしておけば足りるから)。「条文を大事にしろ」と多くの人が口では言うけれども、4A基礎講座は、実際に「条文を大事にした答案」を形にしたのが革命的だと思う。

※中村は、上記のように加工した講師作成答案例を見せていただいて、我ながら、こんなに条文を使いまくっていたのか!とびっくりしました…どこかの機会にお見せできればいいな~

・家で、4A論文解法パターン講義を倍速で聞いた(当初は倍速で聞くのがきつかったが、だんだん慣れた)。

・4A条解講義は、短答・論文前には憲法と民法くらいしか聞けなかったが、口述直前に民訴・刑訴を聞いたのがすごく効果的だった(ex.民訴法の代償請求について、他のテキスト等ではごまかして書かれている内容が、4A条解テキストにはしっかりと突き詰めて書いてあった)。

・復習は、時間がとれず講義直後にはしていないが、論文本試験直前期に、4A論文解法パターン講義で扱った問題をくり返し解く等はしていた。もちろん予備試験の論文過去問も。


○追記@11/22(土)10:40ころ

・本試験では、答案用紙の7割を①問題文の文言と②六法の文言で埋め尽くそうと思って書いた。

・講師作成答案例を①問題文をそのまま引用している部分にオレンジでアンダーラインして(問題文を評価している部分には青ボールペンの波線)、②六法の文言部分にオレンジでマークしたら、答案がオレンジだらけになり、最初「何じゃこりゃ!」と思ったが、しばらくして「問題文と六法に答えが書いてあるって事だな。」「全然難しくない。」と思えた。そして,だめ押し的に中村講師に試験数日前に質問メールして確信に至った。
・「オムレツをフライパンでひっくす返すイメージ。」って表現もはじめピンとこなかったが,後でもの凄くしっくりきた。