「国語で解く択一穴埋め・並べ替え」の中でやろうと思っていた、択一穴並系問題解法テクの決定版と言えるものを紹介したい。

○刑法H17-46解答過程
僕はとりあえず、「甲の罪責」というテーマ・「正」を選べという指定に印をつけ、選択肢群のすぐ左上に「○」と明示したら、いきなり選択肢を見る。

1.①イ②エ④Ⅱ  2.①ア⑤カ⑧ウ  3.②ウ③ア⑥オ
4.③イ⑥カ⑦Ⅰ  5.③ア⑥オ⑧ウ

で、①~⑧の穴について、選択肢をザッと相互比較する。実際には、1つ1つそんなに厳密にはやらないが、説明のためにしっかり書くと、
①:イvsア→争点
②:エvsウ→争点
③:ア2つvsイ→「多数決」でアを推定
⇒選択肢3と5の「③ア」を△で囲み、「【語句群】」の「ア」のすぐ左側に「③?」と書き込む
④:Ⅱ→不明
⑤:カ→不明
⑥:オ2つvsカ→「多数決」でオを推定
⇒選択肢3と5の「⑥オ」を△で囲み、「【語句群】」の「オ」のすぐ左側に「⑥?」と書き込む
⑦:Ⅰ→不明
⑧:ウ2つ→「自白」成立(∵争いなし)でウを推定
⇒選択肢2と5の「⑧ウ」を△で囲み、「【語句群】」の「ウ」のすぐ左側に「⑧?」と書き込む
(※要は、「同じ穴埋めを探す」という感覚)

すると、選択肢5が△3つになってる。
これを、選択肢5が正答になる可能性が高いと見て、問題文の「5.」を○で囲み、別紙の解答表に「5」と書き込み、見直しランクBをつけて、先に進む。(マークはまだ。cf.3時間半行動マニュアル3.と16.)
ここまでで30秒。この作業に慣れてるからね。
で、時間が余ったら戻ってきて、③ア⑥オ⑧ウでいいか穴埋めし、一応筋が通る(このテキトー感覚の調整が重要)ので答えとして確定。
これにかかる時間を合計すると、1分10秒。

で、答えはやはり選択肢5。
しかし、ここまで楽な問題は、さすがにほとんどありません。
長くなるので次の記事で、このテクのリスクとリターンについて書きます。