2012.9 筑西明野・八重ひまわり その1 | あおいとあさぎの旅行記 blue × blue journey

あおいとあさぎの旅行記 blue × blue journey

カメラの蒼生≪あおい≫と一緒にまわった、ひとりとひとつの旅のきろく。

8月が終わり、「夏休みもおしまい」という世間の雰囲気。

社会人にはもともと長い夏休みなんて全然ないですが、

何となく「夏が終わった」という気配に包まれる。


そんな中、やり残したことがひとつ。

「あぁ、今年はまだひまわりを見てないなぁ」

そう気づいた途端、無性に会いに行きたくなって、

慌ててグーグル先生にまだ咲いているところを聞いてみた。


ひまわりの旬は7~8月で、9月はほとんどのところで

花は終わっています。

やっぱり遅かったか…と諦めかけたそのとき、

見つけたのが遅咲きの「八重ひまわり」。


茨城県筑西市・明野は筑波山のふもとに広がる花畑。

最後の夏の香りに会いに、行ってきました。


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夏の黄色。








下館駅からシャトルバスで会場へ。

小高い道から見下ろせば、夏のあの眩しい黄色が目に飛び込んでくる。

黄色い波です!


ひまわりの名所と言えば、映画「いま会いに行きます」のロケ地でも有名な

山梨県北杜市明野が有名ですが、同じ地名のついたこちらも

またひまわりの名所なんですね。

「明野」という名前も、太陽が降り注ぐ土地という感じがしていいですよね。


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花と虫。













花の恩恵を一番受けるのは虫なのではないでしょうか。

お互いがお互いを支えるいい関係ですよね。

種を生存させるためのシステム。

くまんばちはさすがに怖い。びくびくしながら近づきました(笑)


八重ひまわりの前に、会場入り口には「世界のいろいろなひまわり」

ということでたくさんの種類のひまわりが植わっていました。

小ぶりのものから大輪咲きのものや、色形の違うもの。


こういうのとかも。

黄色に茶色はとても似合うんです。


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太陽の影。














ちょっと大人な感じがして、とても素敵ですね。

色も明るい黄色というよりは、少し落ち着いています。


そんな世界のひまわりを見て回ったあとは、いよいよ八重ひまわりへ。

もともと、東北地方に咲くひまわりだそうで、

震災の爪痕を明るく照らしてくれる太陽の遣いのようです。


勇壮な筑波山の稜線がくっきりと空に描かれて、

背にしょって立つひまわり畑は見事のひとことです。


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或る夏の風景。








どこかの絵画に出てきそうな夏の風景。

夏が好きだなぁと再認識させられる景色です。


「八重ひまわり」というと聞き慣れないですが、

普通のひまわりと何が違うの?というと…


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ぎっしり。









一般的なひまわりにはある、中央の種の部分がないんです。

真ん中までぎっしり、花弁で埋められています。

もさっとボリュームがあり、花火みたいに明るい!

色も、少し橙よりの、濃い黄色です。


また、ほとんどの花は黄色いのですが、

咲き終わって枯れたものなのか、遺伝的な亜種なのか、

たまにこげ茶色の花も混じっていて、そのコントラストがまた美しい。


背丈も、大人の肩口くらいまではあります。

しゃがんで見上げれば、より眩しいその姿。


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笑顔。









降り注ぐ陽光をさんさんと浴びながら、

こちらに向かって微笑みかけてくれるひまわりたち。

否応なしに元気をもらえます。


こちらは夏の青空を強くして撮ってみた写真。


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雲と勝負。









雲と向き合っているみたいですね。

何かに挑むような堂々たる姿勢がかっこいいです。

夏の青色は本当にひまわりと相性がいい。


たくさんの八重ひまわりに囲まれて、道は続きます。

果てまで行ったら、別世界にたどり着きそうな引き込まれる道。


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空と花と白いシャツ。















次回もひまわり畑の続きを!

元気をお届けできたらと思います。

*その2~コスモス~はこちら