キーワード | 教育のチカラ

キーワード

私はオリジナルのキーワードを使うのが好きだ。


これは

キーワードは印象に残るし、

それがきっかけでいろいろ思い出してくれることがあるから。


前の上司の大前研一氏は

「ドットコムショック」

「サラリーマンサバイバル」

「ゴジラ企業」など

たくさん使っていた。



その影響を受けてか私も

「自分軸から相手軸」

「傾聴から開聴へ」

「負担をかけずに負荷をかける」

「プレゼンテーションは依頼行為」

「問題解決“させ”者になろう」

「印象のコントロール」

「リスペクトの獲得」

など好んで使っている。


ABSにいたころは

「根拠のない自信を持とう」と言っていたが、

その言葉も

「千円札は拾うな」の安田さんの著書にも書いてあったりして、

なじみのある言葉になっていると思う。


まあ一般的な言葉だから、誰が使ってもいいけれど、

「開聴」「問題解決“させ”者」などは誰も使っていないだろうな。




さて、そんなキーワードだけれど、

私の研修を受けた人なら、使っていただいて構わない。


で、最近特に人気があるのが


「相手軸」

というキーワード


簡単にいえば、相手の立場に立って考える、ということ。


人間は、知らずに「自分軸」で考えてしまうから

ことあるごとに「相手軸」を思い出しなさい、

ということを伝えている。


でもこの相手軸


誤解をされることも多い


例えば


相手軸 → 相手の話を聞く → 相手がどう捉えるか知る → 相手を思いやる


ならOKだが


相手軸 → 相手の話を聞く → 相手の言う通りにする → 相手を甘やかす


ということではない。


これがお客様なら


お客様がどんなふうに受け取るかを考えながらセールスし、

お客様の立場になって問題解決してあげる


ならOkだが


お客様にお伺いをたてて、お客様の言うことをすべて鵜呑みにし、

結果お客様を我儘にさせる


ことになったら大変だ。




相手軸とは


相手の言いなりになることでも、

甘やかすことでも

自分でなにも考えなくなることでもない。



その辺をちゃんと理解してほしい



また、受ける方も、



「彼は全然相手軸じゃない」

「彼は全然私のことを分かってくれない」


ではないので、念のため!!