子宮頸がんワクチン接種後の神経障害  自己免疫性の脳炎・脳症 | みかりんのささやき ~子宮頸がんワクチン被害のブログ~

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私の娘が子宮頸癌予防ワクチン「サーバリックス」接種直後から熱や吐き気、痛み痺れが現れ、片手、両足が疼痛に。そのままCRPSに移行しました。
CRPSは治ったものの、今は副作用などと戦いながら少しずつ治癒に向かって邁進する日々です。

前回書いた記事が、多くの方にとって衝撃的だったようです。

サリドマイドの薬害と、今起こっている子宮頸がんワクチンにおける国、製薬会社や、それを取り巻く医師の対応。

 

過去から続く手法

 

 

そして、今日は論文を紹介します。

 

日本医事新報社より以下転記

 

子宮頸がんワクチン接種後の神経障害

【本疾患の主病態は自己免疫性の脳炎・脳症と考えられ、適切な治療が必要】

https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=7027

 

近年、子宮頸がんワクチ(HPVワクチン)接種後に、頭痛、四肢疼痛などが出現し、その後に運動障害、不随意運動、てんかん、感覚障害、思考能力の低下、睡眠障害、倦怠感、立ちくらみ、発汗障害、登校困難などが続発する例が相次いで報告されている。筆者ら50人近くの診療経験では、脳症と自律神経障害が主体の例が多い。本疾患の場合、日内変動はあるものの症状が長期に継続してみられ、日によってまったく症状が消失する例はほかの疾患と考えられる。

本疾患の病態は、免疫学的機序によるびまん性脳障害と考えられ、従来の神経学的な診療法が通用しないため、心因性のものと診断されがちである。患者の神経徴候は、橋本脳症など、他の自己免疫性脳症と類似点が多く、通常のMRI検査や髄液検査では異常を認めないことが多いが、SPECTでは多発性の脳血流低下、表皮内神経線維密度の低下を認め、各種自己抗体(抗ganglioside抗体、抗ganglionicAChR抗体など)が陽性となる症例が多くみられる。患者髄液中の髄液GluR抗体の陽性率も高く、IL-4やIL-3などが優位に上昇しているとの報告もあり、自己免疫機序の裏づけも出てきた。

HPVワクチンと疾患の直接の関連については、動物モデルでワクチン投与群に視床下部障害が多いことが近年報告された。全体的なメカニズムの解明により、治療への道筋が明らかになることが期待される。

【文献】

1)Takahashi Y,et al:J Neuroimmunol. 2016;298: 71-8

【解説】

荒田 仁  鹿児島大学神経内科

 

以上

 

 

私の娘が、免疫吸着療法で意識喪失が格段に減ったのは、免疫吸着療法が自己免疫脳炎・脳症の対応治療だったから・・・なのですね。

自己免疫なので、再び悪化するのもうなづけました。

治療法と原因究明が更に進んで欲しいです。