4月に入ったとたん、子宮頸がんワクチン被害者連絡会の事務局に問い合わせが多かった事例。
読売新聞の記事に、5回連続で子宮頸がんワクチン副反応を取り巻く内容が連載されていたようなのですが(我が家は一貫してもう読売新聞を購読しないので、会員さんからの情報)、その記事の中に、厚労省・子宮頸がんワクチン指定病院として予算もついている牛田班では患者160人中120人が改善したと書いてあったというのです。
実際に、患者会の中で牛田班の病院に行って治ったという会員の話をあまり聞いていなかったので、突然沸いた160人中120人が改善というニュースが会員の中で大きな話題となって、事務局にも問い合わせが来たようです。
問い合わせいただいても、事務局は当然その様な話をあずかり知らないので、会員さんに返答も出来ず。
直接厚労省や病院に問い合わせしてもらうようにしました。
そして、問い合わせをした会員さんから報告をもらったのですが
「牛田班全体の19病院での合計人数がその数らしい」
「厚労省はこの数を全く把握していなくて分からない」
「160人中120人改善はワクチンの被害者の改善の数ではそもそもない」
「5~6年前からの改善数」(ちなみに、子宮頸がんワクチン副反応指定病院が設置されたのはH25年10月なので、子宮頸がんワクチンに関係する副反応の改善数を5~6年前の患者から水増し報告は改善数のねつ造ではないだろうか?)
改善は不随意運動や記憶障害、脱力、意識喪失も同様か?の問いに
「分からない。そもそも、ここは痛みだけしか診ない」
子宮頸がんワクチンの副反応は、痛みだけではなく、羞明(光が眩しい)や上記の様なものから複視、むずむず足、頭が割れるような頭痛など多岐にわたり、痛みだけではない。
そこを指定されている医療機関が分からないと答える。
それでいて、記事には160人中120人が改善。
その改善者は副反応患者が全てでもない。
そして,もっとひどい話が、厚労省から今年も予算付けされていながら
「今、愛知医大の牛田先生の痛みセンターに予約するとなると、診察は来年の4月以降」
つまり、子宮頸がんワクチンの新規患者を一人も診ることなく予算だけは貰っている。
最近、牛田班の医療機関に行ったという方の報告をいただいていなかったので、問い合わせをしてみた多くの方が、患者を今年度受け入れてもらえないという事実に衝撃を受けてしまったようだ。
改善するなら、どんなに遠くても通いたいという患者さんもいる。藁をもつかんで改善、完治させたい思うのは、親としても長く苦しむわが子を見て、当然思う事だ。
繰り返すと、国の研究班の代表である愛知医大の牛田代表は、
今年度の国の予算を受け取りながら、新規患者を診る体制ではない!
と患者に平然と説明している事になるのだ。
国の予算は貰っていながら、実質患者を診ないと言っているのは、本当においしいですね。牛田先生。
しかも、改善の数があいまいだったり、集計している患者はワクチン副反応患者ではなかったり、謎が多すぎて、知ってびっくりです!