日本消費者新聞ー大丈夫かワクチン から | みかりんのささやき ~子宮頸がんワクチン被害のブログ~

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私の娘が子宮頸癌予防ワクチン「サーバリックス」接種直後から熱や吐き気、痛み痺れが現れ、片手、両足が疼痛に。そのままCRPSに移行しました。
CRPSは治ったものの、今は副作用などと戦いながら少しずつ治癒に向かって邁進する日々です。

◎大丈夫か定期接種2013/04/05 日本消費経済新聞

@子宮頸がんワクチンで被害拡大
 子宮頸がんワクチン接種後の副反応が問題視される中で、 3月 29 日、 同ワクチンも含めたヒブ(Hib、 インフルエンザ菌b型)、 肺炎球菌の3ワクチンを新たに定期接種の対象とすることを定めた 「予防接種法改正案」 が参議院を通過、 成立した。 子宮頸がんワクチンはがん予防を目的とした初めてのワクチンだが、 接種対象である思春期の女子中高生に重篤な被害が発生していることから、 定期接種化することを危ぶむ声もある。 10代女子が接種対象
 子宮頸がん、 ヒブ、 肺炎球菌の3ワクチンに関しては、 10年に 「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金」 による基金が各都道府県に設置され、 本年3月まで無料接種が行われてきた。 ほとんどの予防接種が乳幼児を対象としている中で、 子宮頸がんワクチンだけは中学1年から高校1年までの女子を対象としている。

 現在認可されているワクチンはサーバリックス (グラクソ・スミスクライン社) とガーダシル (MSD社) の2剤。 サーバリックスは09年12月、 ガーダシルは11年8月から販売されている。 いずれも3回の接種が必要で1回1万 5939円、 1人当たり5万円かかる接種費用は公費でカバーされ個人負担は無料か1割程度で済む。

 サーバリックス、 ガーダシル合わせて、 24年 12月までの延べ接種回数は 829万回 (接種人数約 342万人) で、 厚生労働省によるとそのうち副反応の届け出は 1926例、 うち重篤は 101例 (死亡1人を含む) である。

新型インフルで予防接種見直しへ

 予防接種制度の見直しの大きなきっかけは、 09年の新型インフルエンザの世界的流行だ。 同年4月にメキシコ、 米国で豚インフルエンザの人から人への感染が確認されたとして新型インフルエンザ流行への警戒が一気に高まった。 ヨーロッパや日本でも患者が確認された。 弱毒性ではあったものの全世界へ感染が広がったことから、 世界保健機関 (WHO) は6月11日、 ついにパンデミック宣言を行った。 このとき、 大流行に備えてワクチンをどう確保し、 どう配分するか大きな課題となった。

 予防接種制度の見直しを検討していた厚生労働省の厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会は10年10月に第1次提言を発表。 他の先進諸国に比べて公的ワクチン接種が少ないという 「ワクチンギャップ」 に対応するため、 新たな臨時接種の類型の創設や予防接種法の対象になっていない疾病・ワクチンについての検討が必要であるとした。

 これを受けて政府は、 「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金」 による基金を設置、 3つのワクチンの接種を進めてきた。 交付金額は10年度 1085億円、 11年度、 12年度それぞれ 526億円となる。

効果疑問視 「やめるべき」 の声も
 子宮頸がんは性交渉によるヒトパピローマウィルス (HPV) の感染が原因といわれているが、 100種近くある HPVの中で子宮頸がんを起こすのはほんの数種類のウイルスだ。
 しかも、 サーバリックスが効くのはそのうちの16型、 18型の2種類のウイルスだけで、 カーダシルは16型、 18型に加えて6型、 11型、 尖圭コンジローマに効果があると言われている。
 ワクチンはウイルスの感染を防ぐ働きはあるが、 すでに感染している場合はそれを排除する機能は持っていない。 そのため、 性交渉の体験のない10代への接種が効果的され、 中学1年から高校1年までが対象とされてきた。
 しかし、 ワクチンの効果は6年から9年といわれ、 接種を受けた少女たちが20代になったころにはすでに効果は失われている。 また、 HPVは皮膚や粘膜に常在しているウイルスで、 感染してもほとんどは自然に排出される。
  英国でのデータによるとたとえ持続的に感染しても90%は自然治癒すると言われていることから、 ワクチンの効果を疑問視する声もある。

 子宮頸がんはがん化するまでの時間が長く、 サーバリックスやガーダシルはがんになる前の前駆病変には効果があっても、 子宮頸がんそのものへの効果は実証されていない。 子宮頸がんは前駆病変の段階で見つければ治癒率は高いことや、 感染しても必ずしもがんになるものではないため、 ワクチン問題に取り組む市民団体からは 「定期接種するどころか一刻も早く中止すべきワクチン」 と、 定期接種に反対する意見が寄せられている。

初めての遺伝子組み換え製剤、 審査は超特急

 ワクチンそのものの安全性への疑問もある。 サーバリックスは HPVウイルス16型、 18型の外殻を構成するたんぱく質を、 イラクサギンウワバの昆虫細胞とバキュロウィルス (核多角体病ウイルス) を組み合わせたたんぱく質生産システムを使って大量に作り出し、 そのたんぱく質を新規有効成分としたワクチン。
 日本で初めて昆虫細胞をタンパク質発現細胞として用いた遺伝子組み換え製剤である。 サーバリックスにはワクチン成分の効果を高めるためのアジュバンド (免疫補助剤) として水酸化アルミニウムと新規アジュバンド・モノホスホリルリピドAの2剤が加えられている。

 アジュバンドは原料の効果を数倍に高めるといわれ、 少ない原料で多くの製品を作ることが可能になるとして注目されているが、 副反応の原因の1つとも言われている。
 こうした新しい製法でつくられたワクチンであるにもかかわらず、 審査期間は不自然なほど短い。 サーバリックスは、 国内臨床試験が終了する前の07年9月に製造販売承認申請が出されているが、 それは 「厚労省の指導によるもの」 と09年8月31日の薬事・食品衛生審医薬品第2部会の議事録に書かれている。
 さらに議事録には黒塗りになっている臨床試験の報告書提出の日時について参議院厚生労働委員会で社民党の福島みずほ議員が問いただしたところ、 「10歳~15歳の健康な女性を対象とした HPV‐046試験」 については08年10月に総括報告書が、 「20歳~25歳の健康な女性を対象とした HPV‐032試験」 は08年12月に中間報告、 09年7月17日に総括報告書が出ていることが分かった。 厚労省の指導で国内臨床試験が終わる前に申請書が出され、 総括報告書が出てから部会の承認までおよそ1カ月半だ。 「日本で初めての遺伝子組み換え製剤」 の安全性はきちんと審査されたのだろうか。

海外では死者 100人超

 ワクチンに副反応はつきもの、 といわれるが、 子宮頸がんワクチンの場合はその発生があまりにも多く、 この状況で定期接種することを不安視する声が上がっている。 被害が出ているのは国内ばかりでない。 米国の NGO・SaneVaxによると、 子宮頸がんワクチンで 111人が亡くなっているという。 SaneVaxのホームページには被害者や被害者家族の手記が紹介されているが、 それぞれに現れた症状は千差万別で一貫性がないように思われる。
 体を駆け巡る激痛、 歩行困難、 起立不能、 痙攣、 アナフラキシーショック、 言語障害、 記憶力の低下など―。 子宮頸がんワクチンに早くから警鐘を鳴らしている宮城県の佐藤荘太郎・さとう内科循環器科医院院長は 「こうした症状のほとんどが全身性エリテマトーデス (SLE)。 ワクチンによる神経障害が脳で起きれば急性散在性脳脊髄膜炎 (ADEM)、 末梢神経で起きれば筋肉を動かす運動神経が侵されるギラン・バレー症候群となる」 と語る。 人によっては2つの症状が同時に起きているという。          (上林裕子)



とても詳しく書かれていますので転記させていただきました。