@子宮頸がんワクチンで被害拡大
子宮頸がんワクチン接種後の副反応が問題視される中で、 3月 29 日、 同ワクチンも含めたヒブ(Hib、 インフルエンザ菌b型)、 肺炎球菌の3ワクチンを新たに定期接種の対象とすることを定めた
子宮頸がん、 ヒブ、 肺炎球菌の3ワクチンに関しては、 10年に 「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金」 による基金が各都道府県に設置され、 本年3月まで無料接種が行われてきた。 ほとんどの予防接種が乳幼児を対象としている中で、 子宮頸がんワクチンだけは中学1年から高校1年までの女子を対象
現在認可されているワクチンはサーバリックス (グラクソ・スミスクライン社) とガーダシル (MSD社) の2剤。 サーバリックスは09年12月、 ガーダシルは11年8月から販売されている。 いずれも3回の接種が必要で1回1万 5939円、 1人当たり5万円かかる接種費用は公費でカバーされ個人負担は無
サーバリックス、 ガーダシル合わせて、 24年 12月までの延べ接種回数は 829万回 (接種人数約 342万人) で、 厚生労働省によるとそのうち副反応の届け出は 1926例、 うち重篤は 101例 (死亡1人を含む) である。
新型インフルで予防接種見直しへ
予防接種制度の見直しの大きなきっかけは、 09年の新型インフルエンザの世界的流行だ。 同年4月にメキシコ、 米国で豚インフルエンザの人から人への感染が確認されたとして新
予防接種制度の見直しを検討していた厚生労働省の厚生科学審議
これを受けて政府は、 「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金」 による基金を設置、 3つのワクチンの接種を進めてきた。 交付金額は10年度 1085億円、 11年度、 12年度それぞれ 526億円となる。
効果疑問視 「やめるべき」 の声も
子宮頸がんは性交渉によるヒトパピローマウィルス (HPV) の感染が原因といわれているが、 100種近くある HPVの中で子宮頸がんを起こすのはほんの数種類のウイルスだ。
しかも、 サーバリックスが効くのはそのうちの16型、 18型の2種類のウイルスだけで、 カーダシルは16型、 18型に加えて6型、 11型、 尖圭コンジローマに効果があると言われている。
ワクチンはウイルスの感染を防ぐ働きはあるが、 すでに感染している場合はそれを排除する機能は持っていない。 そのため、 性交渉の体験のない10代への接種が効果的され、 中学1年から高校1年までが対象とされてきた。
しかし、 ワクチンの効果は6年から9年といわれ、 接種を受けた少女たちが20代になったころにはすでに効果は失わ
英国でのデータによるとたとえ持続的に感染しても90%は自然治
子宮頸がんはがん化するまでの時間が長く、 サーバリックスやガーダシルはがんになる前の前駆病変には効果が
初めての遺伝子組み換え製剤、 審査は超特急
ワクチンそのものの安全性への疑問もある。 サーバリックスは HPVウイルス16型、 18型の外殻を構成するたんぱく質を、 イラクサギンウワバの昆虫細胞とバキュロウィルス (核多角体病ウイルス) を組み合わせたたんぱく質生産システムを使って大量に作り出し、 そのたんぱく質を新規有効成分としたワクチン。
日本で初めて昆虫細胞をタンパク質発現細胞として用いた遺伝子
アジュバンドは原料の効果を数倍に高めるといわれ、 少ない原料で多くの製品を作ることが可能になるとして注目されて
こうした新しい製法でつくられたワクチンであるにもかかわらず
さらに議事録には黒塗りになっている臨床試験の報告書提出の日
海外では死者 100人超
ワクチンに副反応はつきもの、 といわれるが、 子宮頸がんワクチンの場合はその発生があまりにも多く、 この状況で定期接種することを不安視する声が上がっている。 被害が出ているのは国内ばかりでない。 米国の NGO・SaneVaxによると、 子宮頸がんワクチンで 111人が亡くなっているという。 SaneVaxのホームページには被害者や被害者家族の手記が紹
体を駆け巡る激痛、 歩行困難、 起立不能、 痙攣、 アナフラキシーショック、 言語障害、 記憶力の低下など―。 子宮頸がんワクチンに早くから警鐘を鳴らしている宮城県の佐藤荘
とても詳しく書かれていますので転記させていただきました。