NARUKAMI(ナルカミ)@銀座 | 欲望のままに我儘にぃ~

欲望のままに我儘にぃ~

食べ歩き、飲み食いしたモノを中心に、幸せマインドを実現する日々の備忘録。

さて、この日はドラえもん千手観音のようになってたょ笑と言いつつも、

かの有名な食事カンテサンスの「予約待ち」の日。しかぁーし!電話が繋がる

苦労が同じなら、予約待ち「5番目」なんて、回ってくるわけないじゃないっ!!

まぁ、既に5月分は予約してあるので、ソレまでは、他にも気になる食事お店を

回ろうと、訪れましたはココ食事「レストラン ナルカミ」 ワイン地下に下ります。

赤と黒を基調とした店内は、大人な雰囲気♪ミシュランとこの本 にも載ってたので。

食前酒のシャンパンは、辛口のシャンパンBILLECART-SALMON  (¥2,100円)

(ビルカート・サルモン) ↓ドボドボと大量に注いで戴きました。でも後から

お値段を知って、まぁお値段分の量としては妥当かな、と。(笑)。


この日は¥1万 3,650円のコース。(ポーション小さめで皿数が多いです)。


・アミューズ: 先ずはコチラのスペシャリテという「テリーヌ・コション」が。

鹿児島県産黒豚・オニオンコンフィ・フォアグラなどが入っており、添えられてる

のは、「赤穂の塩・京都の黒七味」らしいです。 至ってシンプルで素朴なお味。


Dinnerは3段階のコースのみ。メインのお肉料理意外は選択の余地無し。

ドラミは嫌いなモノが無いに等しいので、あまり気にしてはいませんでしたが、

コチラのシェフも同様、「苦手なもの」を聞かないのはマイナスポイント大みたい。

そして噂通り、変わった形をしてあまり使い心地はよろしくないカトラリー。w

この日はブルゴーニュの上の方の村から攻めてきた順番通り、

巨峰ClosVougeot Grand Cru Domaine Daniel Rion&Filis 2000

(クロ・ヴィージョ ドメーニュ ダニエルリオン&フィリス) (¥2万1,000円)


色は美しいラズベリー色。樽の香りも。酸味もタンニンも控え目。

華やかさという意味ではミュジニよりは控え目だが、優しく線が細い。しばらく

すると落ち着いてきて、ボリューム感が増してきた。程良い上品さが良い。w

パンは2種類。手前は酸味が、奥のブリオッシュ様のパンは胡椒が利いてる。


それにしてもシェフは無骨というか、変に媚びない。

お料理にコダワってるのが解るのは、説明(特に食材)が細かいのだが、喋る

のが早すぎて、把握しきれないのが難点。まぁ、自らが飲み物なども取り仕切

ってるのを見ると、仕方ないというか、強気な態度の押しに負けてる。。。w



・2皿目: 明石産の穴子の燻製を1度水で〆め、ジェリーをまとわせたもの。

周りにはイクラの他、ライムの薫りメインだけど、他の柑橘類も入ってるかな?

すごく甘い一皿に仕上がってます。コレはシャンパン残しとけばよかった。w



・3皿目: 明石産の筍をローストとムースに。ホタテのロースト。

                         パルメジャンチーズのチップ添え。

コチラのシェフの出身地の素材が多いですネ。 筍のムースはかなり生クリーム

リッチで、濃厚。 面白いメニューだと思います。



・4皿目: タラバガニと椎茸 キャベツとズッキーニのムース包み。

上からは吉野葛をかけてあるとのことで、細く刻まれたキャベツやら、シェフが

フランスで絶賛され、名前が付いたという「ブイヨンジャポネソース」と名の通り、

かなりの「和」テイストでございます。美味しいんだけど、正統派フレンチじゃない

ので、賛否両論かと。


・5皿目: 北海道は余市のタコの燻製。セロリやタイムなど香味野菜のジュース。

                                       コンソメのジュレ。

先ほどの穴子に続き、コレもかなりの燻製具合。コンソメの味が濃いですねぇー。

でも全体的なまとまり感にはイマイチ欠けるかも。。。



・6皿目: 蝦夷アワビを6時間シャンパンで蒸したあと、マディラ酒で仕上げたもの。

                                緑色のソースは肝を使用。

この鮑は小さいけれど、かなり柔らかく、そして甘いのっ!ドラミえっビックリ。

個人的には、この一皿が1番心に残りました。美味しい鮑は甘いのかぁー♪

・7皿目: (確かw)マスを細切りのホワイトアスパラガスで。

      スプーマ状になったソースにはオマール海老などが使用。

中はレアレアで、ドラミ好みの火の通り具合。こんなホワイトアスパラを細切りに

しちゃうなんて、食感は初めてで面白いけど、勿体無い気が・・・w


チョッとここで一息休憩。↓コチラはお店の名前入りの「ラギオール製」ナイフ。



・8皿目: 蝦夷豚のロースト(モモ)、挽肉のカネロッニ仕立て。

パスタ様に包まれた豚挽肉ちゃんは、カレー風味の香辛料で味付けされてます。


・鴨胸肉とフォアグラ バルサミコのソース ジロール茸とソルトリーブを添えて。

肉汁を閉じ込めるため、わざと薄くスライスしていない、との説明だけあり、

この肉塊は旨いっ!表面も飴様にパリパリと甘いコーティングがされており、

その表面と肉の間にある、皮の脂感もGood♪美味っ!コレ2番目に好きでした。


・フロマージュ(オプション/1種につき¥+735円)

ドラミは2種類。「テット・ド・モワンヌ」所謂「修道院の頭」といわれるヤツですね。

「ジロール」という専用削り器で、舞茸のように薄ぅーく削るのが特徴★

それにお連れ様も同じ「フルム・ダンヴェール」を。

↓フロマージュのお皿の絵柄が、店内の黒・赤と合わせてあるかのよう。。。

・デザート: アカシアの蜂蜜を使った 苺とらラズベリーのパイ

                              ペッパーアイスを添えて。

食後のCoffe&プティフール。

カスタードのシューは普通でしたが、手前の

白いクッキーはホロホロと口どけも良く、美味しかったです♪


---本日のドル明瞭会計---  追加のダブルエスプレッソコーヒー(¥420円)

                   +サンペグリーノ水×2本 (¥1,890円)

                   +サービス料(10%)   含めまして・・・

 宝石赤 計) ¥6万 0,406円


んん~っ!

ココで¥2万越えするワインをワインボトルチョイスしたから、チョとその分はプラス

ですが、ドラミが予想してたよりは、意外に安上がり(←金銭感覚¥崩壊)w

だったような気がするのは、皿数に誤魔化されてるのでしょうか??

お料理に関する質問にも忙しく動き回りながらも、出来るだけ応えて

くださいましたし、帰りはお見送りもしてもらい、オマケに次の日に知った

のですが、その晩スグに名刺のメール先に「お礼状」が届いたのだとか。


まぁ、色んな本での露出もあるせいか、ミーハーなウンチク語りたがる人

が周りに沢山居ましたし、壁の向こう側には三田在住のオバサン連中が

話に華を咲かせてうるさく、声密やかに話を・・・って雰囲気ではありません

でしたが、、、


「奇をてらってる」というか、チョとこの変形バージョン、「正統派ではない」

フレンチには、ドラミ大概はケチョンけちょんにけなすのですが、

何故かこの日は、シェフの強気な態度にMっ気が刺激され(苦笑)、

そんなに悪い気はしませんでした。…んが、イマイチ再訪の決め手に欠ける

・・・かな? まぁミーハーな方は話のタネに、一度行ってみては?


 満月今夜もおでん沢山コラ本音トーク出来たしぽりんまんご馳走様でしたぁ~音譜


美味しかったからって、ブルゴーニュの村々ごとにワインボトル片っ端から

買い付けて、送りつけるのは止めてくだしゃい。今度は高くつくヴォーヌだっ!w