30歳過ぎてからの歯列矯正。 | まとまりのないブログ

30歳過ぎてからの歯列矯正。

33歳にして始めた歯列矯正。

特にひどい歯並びという訳ではないのに、30過ぎたおっさんが矯正なんて聞いたことない!のは私も同じ。では何故、今さら歯列矯正なのか。



前にも書いたけれども、いわゆる平均寿命というのはその年に死んだ人の年齢を積み上げて、それを死んだ人の人数で割る。つまり、今年なり去年なりの死んだ人の平均年齢ということだ(多分)。

今、生きている我々が天寿を全うする頃を、今の平均年齢を参考に考えれば、あと少なくとも50年近い未来ということだ。50年後ってことは、この倍々ゲームのように科学が発展している世界で再生医療など含めほぼ間違いなく平均寿命は延びて、90か、もしくは100歳オーバー当たり前の時代になっているかも知れない。

話は変わって、世の中には若干の例外はあるかも知れないけれども

「歯並びの悪い老人はいない」

という法則がある。あまり知られてはいないけれども、多分、これは真理だと私は信じている。何故なら、歯並びが悪いと歯石が溜まりやすく虫歯や、場合によっては歯槽膿漏などで抜け落ちるリスクが高まるから。

ホリエモンは、歯ブラシを根性論だと言い表していて、歯ブラシだけでなく定期的な歯石取りをしていかないと歯を長持ち出来ないと言っている。

全く同意だ。つまり、見てくれの良さのための歯列矯正ではなく、歯石が溜まりにくい歯並びを作るのが最大の目的ということ。それにより、歯ブラシの効率を上げ、さらに定期的な歯石取りをすることで歯を失うリスクを高めようと考えているのだ。


私は、途中で心臓が止まったり、脳の血管が詰まったり、余程の大病をしない限り100歳過ぎまで娘たちにウザがられながらも長生きするつもりでいる。

その時まであと70年もある。今、下の前歯の若干重なっている部分などは、このままいけばおそらく75歳くらいで抜ける気がする。それが矯正をすることで、さらに10年、いや、20年長持ちするかもしれない。


そう考えると33歳の歯列矯正は、全く遅いとも思わないし、むしろ皆の歯が抜ける頃になれば、

「お前は、早いうちに手を打ってて凄いな」

って言われるんじゃないかと密かに思っているほどだ。


それと付け加えるなら、大人になってから矯正するほうがこのウザい装置の意味を自分で消化して理解することで、ジワジワ加わる違和感や場合によっては痛みにも耐えられる気がする。歯型などを見ながら、この部分をこう動かして、こういう歯並びにするよう、この装置を付けます。この装置の仕組みというのは・・・と、頭で理解できるのは子供が「やらされる」のと大きく違う。


なんて書いてきたけれども、

「50年後、60年後なら、歯の再生とかも出来るようになってんじゃね?」

と気づいたあなたは鋭い!


ま、それに賭けてみるもよしだ。50年後、歯医者に通えば失った歯がニョキニョキ生えてくる時代だったら、私が敗者ということか。