骨盤は、真ん中の仙骨と左右の寛骨で構成されます。





仙骨 ↑






寛骨 ↑

 


仙腸関節は仙骨と寛骨の間にあります。

 

 

 

仙腸関節は強固な靭帯ですが、数ミリの可動性があります。
この数ミリの可動性がクッションの役割を担います。
背骨のS字クッションと、仙腸関節のクッションが、連携して体を守っています。
どちらがが機能しなくなると、連携が失われ、他方に負荷が集中します。


ここまでは、前回の記事に書きました。


仙腸関節は、普段は動くと言っても、その可動域は ごくわずかで
0.5mm程度だそうですが、妊娠出産で 2mm~も開く。


リラキシンの作用で
(卵巣や子宮、胎盤などから分泌される女性ホルモンで
主に妊娠中に分泌量が増えて、関節や靭帯を緩める)


産後も、関節や靭帯も、まだまだ緩い状態です。
産後6~8週間をかけて、もとの状態にもどって行きます。

産後は、腹筋の強化を考える前に、先ずは妊娠によって
変形してしまった腹筋群の状態を、それ以上悪化させないように
することが大切です。
腹直筋は、妊娠後期の3ヶ月で、15cmも伸びて
左右に開いた状態になっています。


産後6週~8週ころまでは、ぶかぶかな腹直筋のままだということ
リハビ期間だということを肝に銘じておいてください。

(足首で言えば、中等度~重度の捻挫の安静・固定期間です!)


ですので、無理をして動きすぎてはいけません。
周りの人から目に見える状態、例えば骨折などで、松葉杖をついている人に
無理を押し付けないのと同じです。

でも、産後は松葉杖をついたり、はっきり目に見える状態では
解りにくいので、つい周りも無理をしていることに気がつきにくい。
また、自分自身も、やれば何とかできてしまうし
上の子がいたりすれば尚さら、無理をしてしまいがちです。

特に産後、3~4週間は、整えた骨盤にベルトやさらしを巻くことは
固定の役目をはたしてくれます。

ご参考までに、頚椎捻挫では
★軽度 ⇒2~4週間程度
★中度 ⇒4週間~3ヶ月程度
★重度 ⇒3ヶ月~半年・数年(交通事故などによる後遺症があると長期となる)

産後は、交通事故にあった後と同じといわれるはずですね。
かといって、緩みっぱなしがいいということではありません。

前述したように、先ずは妊娠によって変化してしまった
腹筋群や骨盤底筋群の状態を、
それ以上悪化させないようにすることは大切ですよ。


呼吸も大事な要素です。
一緒にレッスンしましょう~♪
 
 
 
 
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