4月の地震の影響で、一部延期にさせて頂いておりました
指導者対象 赤ちゃん講座。

おかげ様で、それから1ヶ月の間に4回開催する事ができました。

回を重ねるごとに、様々な職種の方に、ご受講頂いています。


助産師・保健師はもちろん
PT・OT ・保育士 そして、言語聴覚士さん・小児発達心理の先生方など
遠方からも、お越し頂き本当に嬉しいです。



もちろん正常な発育・発達の基礎から学びます。
運動発達・原始反射の発達統合・感覚の発達など。
そして、それは、認知の発達との深く関わります。


発育・発達には、けして飛び級はありません。

発達のちょっとした つまづきに気がつく事ができれば、
その後の"生きにくさ" を経験しなくてすみます。


普通、人は自分の身体の感覚で相手をみるので
自分と違うところは、想像しにくいもの。
講座の2日目では、ご自身の身体と向き合って頂くのですが

今まで、使うのを忘れていたかのような筋肉を 使えるようになると
使えなかった時には、わからなかった感覚が分かります。

「あ~! こういうことかぁ~」って。
(これ、適切に授乳姿勢がとれるようになったお母さんが
よくおっしゃっています)




身体が上手く使えないことが理解してもらえず
”生きにくさ” を感じることになるかもしれません。

倒れそうになった時、手を出して支える反応
充分獲得されていなければ、
押されたり、身体が接触するような動きは怖くて
集団遊びに入ることはできません。
(20年前くらいから、子どもの身体がおかしいといわれ始めましたね)
怖くて遊べないのに、一緒に遊びなさいといわれたら?

頭が下がるポーズや手を着いて加重するのが苦手で、跳び箱を
飛び越せなかったり、雑巾がけできずに、さぼっているように
誤解されたり・・・

そうしたら、不登校になるのも無理はありません。
家族にさえ理解されなければ、引きこもりたくもなります。



お母さんは、抱っこや授乳など
日常生活の中で、
なんでもないことが 
とても大変なことにならずにすみます。

自分の身体を知ることは、赤ちゃんがどう感じているのかを 想像して
観察するために大切なスキルになります。

そのために、指導者対象赤ちゃん講座では
ご自身の身体とも向き合って頂く時間を設けています。



先日の講座での ご感想の一部をご紹介しますと

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全身もみれるSTになるために、この講座を受講。
知識として学ぶこともたくさんあったけど、実際に動いて、体験して、すばらしさを実感。
自分の身体の固まってたとこがどんどん緩んで、しっかり動くようになった!
赤ちゃんだけじゃなく、子どもや大人にも使える!
PT・OTにはかなわないけど、STの私でも出来る身体へのアプローチはあるな、と感じた。
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「股関節が、ポキポキと音がしなくなった」との
ご報告もいただきました。

色々な職種の方々が、各々の立場で

そのような視点で観て、サポートできて
”生きにくさ" を感じることなく、笑顔の母子が増える事を
願ってやみません。


【指導者対象赤ちゃん講座】
次回開催は、6月8日です。
詳しくは HP( http://www.lacteamw.jp/ )