エストロゲンレベルが上がるとどうなるか・・・
前回の続きです。
最初に書いたとおり、エストロゲンは受精した時
赤ちゃんが育つためにふかふかのベットをせっせと作ります。
子宮内膜の層を厚くするのです。
エストロゲンレベルが上がると、どんどん厚くなります。
そうすると、受精しなかった場合、
このベットはいらなくなって剥がれます。
これが月経。
剥がすときに必用なのが
プロスタグランジン(PG2)でしたね。
内膜が厚く厚くなっているわけですから、
これをはがすためには
このPG2(炎症性のプロスタグランジン)も大量に必要です。
これは、分娩促進剤(PGE2)でもあります。
●炎症性のプロスタグランジン(発熱、痛み)大量放出・・月経痛
エストロゲンレベルが高ければ高いほど,その活動は活発になり、血液に入って
● 頭痛、吐き気、嘔吐、下痢などをひきおこします・・・月経困難症
●月経前症状
●エストロゲンに敏感に反応する生殖器(子宮、卵巣)や 乳房の細胞に
異常な成長を促し,やがて・・・腫瘍や癌
こわいですね・・・
さらに、更年期に入るとどうなるか・・・
エストロゲンレベルが高いなら、更年期になれば
ホルモン減少してちょうどよくなるんじゃないか
なんて思った方はいらっしゃいませんか?
ところが、そうはいかないいんですね。
卵巣の機能が低下して、一気にホルモンをつくる機能が
低下するわけですから
今まで高いレベルにあったのが急降下
その変化に体が適応できません。
もともと低ければ、変化も少しですみますが
高ければジェットコースターのように急降下するんです。
更年期障害もひどくなります。
じゃあ、どうすればエストロゲンレベルを上げないですむのでしょう。
つづく
今日 もいい日